登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY |
形式番号 |
MVF-M11C |
全高 |
17.82m |
重量 |
46.88t |
所属 |
オーブ軍 |
主なパイロット |
アンドリュー・バルトフェルド、レドニル・キサカ、馬場一尉(ババ一尉)、イケヤ、ニシザワ、ゴウ他 |
主な装備 |
M2M5D 12.5mm自動近接防御火器×6、72式高エネルギービーム砲、66A式空対空ミサイル「ハヤテ」×4、72式改ビームライフル「イカズチ」、70J式改ビームサーベル、シールド、空対地ミサイル「ドラッヘASM」、Mk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド |
【設定】
M1アストレイの流れをくむオーブ軍の主力量産型MS。
主に本土防衛用としての運用を想定しており、島国であるオーブにとっては大気圏内の飛行能力が求められた。
このため、連合やザフトのMSのようなバックパック換装型ではなく、変形機構を採用している、ちなみにMS形態でも普通に飛べるなどオーブらしい高性能機。
しかし機動性を優先した結果装甲は脆弱でミネルバのCIWSに木端微塵に砕かれるなど弱点もある。まあ量産機にPS装甲付けるわけにはいかないので仕方ないが…
「SEED DESTINY」に登場する量産型MS。
変形機構を始めとしたその外見は
Zガンダムを思わせる。
【原作での活躍】
量産機らしく(?)やられ役こそ多かったが、特攻でミネルバを行動不能に追い込んだりセカンドシリーズのMSである
カオスを3機の連携で撃墜したりなど量産機らしからぬ活躍を見せる場面もあった。
バカ正直に真っ直ぐ飛んで撃ち落されるのが役目だった連合機やザフト機とは大違いである。
オレンジ色のアンドリュー・バルトフェルド機も存在(基本性能は一緒)。バルトフェルドがガイアガンダムに乗り換えた後はカガリのお目付け役、レドニル・キサカが搭乗、オペレーション・フューリーにおいてカガリの
アカツキと共にザフトを迎撃している。
【パイロット紹介】
イケヤ・ニシザワ・ゴウ
タケミカヅチ撃沈後、アークエンジェルに収容された十数機のムラサメのうちの3機のパイロット。
ベルリンでの戦闘で単騎で多数の地球軍部隊と戦うキラ・ヤマトを援護するためにカガリと共に出撃。
三位一体のフォーメーションアタックでカオスを墜落させ、とどめにビームサーベルで真っ二つに斬り裂いて量産機でセカンドステージのMSを撃破するという大金星を上げ視聴者の度肝を抜いた。
ちなみにこの少し前にスティングが「MSの性能で勝負が決まるわけじゃねえ!お前は俺がぁ!」と言っていたがまさにその通りであった。
アニメでは全員生存しているが、小説版ではイケヤが最後のレクイエム攻防戦で機体を撃墜されて戦死する。
馬場一尉(ババ一尉)
オーブ軍に所属するMSパイロット、名前が本編(漢字)と小説や連ザ(カタカナ)で表記が違う。
コズミック・イラでは珍しい生粋の職業軍人で、国を想い守るためにミネルバに特攻して散っていった。
残念すぎるのは当のカガリがビービー泣くだけで結局何も出来なかったしババの言葉を理解しなかったことか…
初登場はザフトに復帰した
アスラン・ザラによる領空侵犯(当時アスランはオーブが地球連合側に付いた事を知らない)への迎撃戦。
流石に機体の性能差+パイロットの腕の差で相手にもならなかった。
2度目の登場は黒海・クレタ島沖海戦にて、ミネルバ隊との戦闘でブリッジにライフルを突きつけて撃とうとした瞬間に
フリーダムに邪魔され、そしてその後の三つ巴の戦闘で
インパルスによって部下の殆どを撃墜されてしまった。
そのため敗北を察した馬場一尉は止めに入ったカガリと
ストライクルージュを投げ飛ばしその後被弾を無視しミネルバに特攻、ミネルバに大打撃を与えた。
ちなみに彼の小隊員は殆ど撃墜されてしまったがルナマリア搭乗の
ガナーザクウォーリアを大破させるなど、活躍していた。
【原作名言集】
- そこをどけ!これは命令なのだ!今の我が国の指導者、ユウナ・ロマ・セイランの!ならばそれが国の意志、なれば我らオーブの軍人はそれに従うのが努め!
- 止めようとするカガリに向かって言った台詞、ちなみに説得に応じて下がろうものならオーブが再び連合に攻撃される事態に陥りかねない。
- その道いかにたがおうとも難くとも、我らそれだけは守らねばならぬ。お分かりかぁー!!
- 残念ながら言った相手はその時は全く理解できなかったようだ…
- お下がりください…国を出た折より我らここが死場所ととうに覚悟は出来ております!
我らの涙と意地!とくとご覧あれ!!- ミネルバに特攻する前にカガリに向かって言った台詞。
ちなみにこの台詞郡はすべて一連の流れ、ここにババ一尉の魅力がすべて詰まっている。
【ゲームでの活躍】
連合VS.Z.A.F.Tシリーズ
IIよりコスト280の可変機として参戦。
M1アストレイの後継機なだけあって見た目も性能も強化版という印象を受ける。
変形中特格で急速方向転換からのローリング特攻が可能で、これ自体に攻撃判定は無いものの回転中はメインとサブが超連射出来る様になる為、激しい消費と引き換えに絶大な瞬間火力を叩き出す事が出来る。
切り札を超えた切り札と呼べるこの攻撃や、癖を活かせば独特の強みが生まれる事から、590と組む姿が多く見られた。
但し変形を使いこなせないと本機を使う意味は殆ど無く(MS形態が弱い訳では無い)、変形を駆使するのは難易度が高い為敷居は比較的高い。
ちなみにライバルはウィンダム。こちらは変形や切り札が無い為突き抜けた長所は無いものの、低コスト中最も扱い易く、450の横格並の格闘火力と560~590並のブースト持続を持つ、凶悪な対コスト性能を誇る機体だった。
途中解禁でバルトフェルド機(通称トラサメ)がコスト420で参戦。
本機をそのまま420として強化した様な機体で、最強の組み合わせである560+420が可能な為、量産型よりも活躍する場面が多かった。
ちなみに一応は万能機だが癖はやはり強かった為、生ストライクや生デュエルの存在もあって乗り手を選ぶ機体だった。
ガンダムVS.ガンダムシリーズ
NEXTより
アカツキのアシストで参戦。2機が変形状態でBRとミサイルを連射しながら突っ込んでいく。格闘迎撃や硬直取りなどで、アカツキの近距離戦を支える。
EXVSシリーズ
MBより
ストライクルージュのアシストとして登場。
シュラク隊同様その身を犠牲に防壁を展開するか、追従して本体のメインに連動して援護射撃をしてくれる。
MBONでは
アカツキ(シラヌイ装備時)のアシストとしても登場し、2機が援護射撃、もしくは時間差で突撃を行う。