ストライクルージュ

登場作品 機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
形式番号 MBF-02
全高 17.72m
重量 89.3t(オオトリ装備)
所属 オーブ軍
主なパイロット カガリ・ユラ・アスハ キラ・ヤマト
主な装備 75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン×2
対装甲コンバットナイフ アーマーシュナイダー×2
57mm高エネルギービームライフル
対ビームシールド
エールストライカーの装備 ビームサーベル×2
I.W.S.Pの装備 115mmレールガン×2
105m単装砲×2
試製9.1m対艦刀×2
コンバインシールド(30mm径6銃身ガトリング機関砲)
ビームブーメラン)
オオトリの装備 レールガン
ビームランチャー
大型対艦刀
ミサイルランチャー
3連小型ミサイル×4
追加装備 ストライクブースター(大気圏離脱専用ブースターユニット)
その他装備 フェイズシフト(PS)装甲


【設定】

ストライクの所謂デッドコピー機。ルージュは仏語で赤を意味する。
元はオーブのモルゲンレーテ社が中破したストライクの修復時に追加で製造した予備パーツだったが、アカツキがお蔵入りとなった事からフラッグシップ機兼カガリ専用機を用意する必要が生じたために別機体として組み上げられた。
見た目や機能はストライクとほぼ同じだが、目(ツインカメラ)の色が緑色となり、全体的に赤系の機体色になっている。

ストライクとの違いとして稼働時間延長のために改良型バッテリーのパワーエクステンダーが搭載され、ついでにPS装甲への供給電力も増加して防御力が向上し、PS装甲起動時に機体が全体的に赤味を帯びるようになった。供給電力調整によってストライクと同じ配色にすることも可能。
小説版によるとルージュ仕様はPS装甲に電力を多く割いた防御重視型(パイロット技量で一歩劣るカガリ向けの調整)、ストライク仕様は火力・機動力重視型(攻撃は基本避けるキラ向けの調整)とされている。PS装甲への電力供給を減らすと機動力向上にどう繋がるのかは謎。
このPS装甲のシステムは副次的なものだったがオーブ技術者と共に各勢力に流出し、後のインパルスストライクノワール等のヴァリアブルフェイズシフト(VPS)装甲の原型となっている。

カガリが操縦するためにOSは当然ナチュラル用だが、更にMS操縦に関して素人同然のカガリでも最大限に性能を発揮できるように、そして操作が複雑になりがちな高性能ストライカーの運用も見据えてパイロット支援用の高性能AIが搭載されている。このAIはロウが所有する8が基になっているとされる。

もちろんストライカーシステムにも対応しており、当初はカガリの「強そう」という意見と、周囲の「(どうせ扱えないだろうけど後方にいる分には)旗印として士気向上になる」という意見からI.W.S.P.の装備を想定していたが、運用テストで扱いきれない事を確認したカガリがストライカーの変更を要求した事で積極的に戦線に参加するつもりだった事が判明し、エールストライカーの用意と更なる調整に時間がかかった事でSEED劇中での装備は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でのエールストライカーのみとなった。

DESTINYでは1~3期OPでI.W.S.P.を装備していた様に、戦後の式典時等にはオーブの旗印として強そうな姿を見せるためI.W.S.P.が装備されていた模様。
TV放映時には引き続きエールのみだったが、HDリマスター版は専用ストライカーのオオトリを装備した状態で登場した。


【武装解説】

75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン

対装甲コンバットナイフ アーマーシュナイダー

57mm高エネルギービームライフル

ストライクと同様のもの。

対ビームシールド

M1アストレイのものが流用され、更にルージュの機体色に合わせて白が微妙にピンクがかっている。

AQM/E-X01 エールストライカー

I.W.S.P.の代替として戦闘用に用意されたストライクと同様のもの。DESTINYでは飛行可能な様に改良されていた。

P202QX I.W.S.P.

オオトリが間に合わない事が明らかだったために当初ルージュへの装備が想定されていたストライカー。名前はIntegrated Weapons Striker Pack(統合兵装ストライカーパック)の略称。
元々は地球連合軍が換装無しで多様な戦闘に対応しなければいけない場合を想定した万能型ストライカーとしてPMP社に依頼して開発していた。
スペック上は高性能ではあったが、コスト、整備性、特に稼働時間の短さと装備重量バランスの悪さや複雑な火器管制から生じる操縦性の悪化等の問題から計画が座礁したため、計画ごとモルゲンレーテ社に譲渡された。
コストや整備性は無視として稼働時間はパワーエクステンダー、操縦性はAIやパイロットで補うにしても重量バランスの悪さはどうにもならなかったため、後継としてオーブではオオトリが、地球連合軍ではノワールストライカーが開発された。

EW454F オオトリ

DESTINYのHDリマスター放映時に設定されたストライカー。初登場は2期OPから。
モルゲンレーテ社によってルージュの部品製造と同時期に専用の万能型ストライカーとして開発が開始され、I.W.S.P.を基に設計を見直す事で整備性や操縦性の問題を解決し、更に海上戦を想定した高度な飛行を可能としている。
オオトリの後ろ側に更にストライカーを接続する事も可能らしい。重量バランスは悪化しないのだろうか…
後のアカツキのオオワシやビルドストライクのビルドブースターの原型となっている。

レールガン

オオトリの左舷に装備されており、何とPS装甲を破砕可能とされている。

ビームランチャー

オオトリの右舷に装備された高出力ビーム砲。

大型対艦刀

オオトリの上面右舷に装備された近接兵装。当初は対艦用だったが対MS用と改められた。実際大きさとしてもソードストライカーのシュベルトゲベールとグフイグナイテッドのテンペストの中間ぐらいで、片手でも両手でも扱える絶妙なサイズとなっている。

ミサイルランチャー

オオトリの上面左に装備されるポッド。機関砲、電子戦装備と換装が可能とされるが、劇中で使用される描写は無かった。

小型ミサイル

オオトリの翼下4箇所に3発ずつ装備されるミサイル。


【原作での活躍】

SEEDでは終盤、パーツ状態でイズモ級宇宙戦艦クサナギに積載され、宇宙へ上がった後にクサナギ内で組立が完了し、テストと調整を経てカガリの乗機となる。
出撃は最終決戦からとなり、他機体からサポートを受けながらもストライクダガーや核ミサイルを撃墜するなどある程度の活躍を見せ、無事戦い抜いた。

DESTTINYでは引き続きカガリの乗機として登場したが、戦闘に参加することはほぼなかった。
39話でキラ・ヤマトが本機とブースターユニットで宇宙へ上がりエターナルの援護に向かう際、電力・OS調整でPS装甲をストライクと同じ色に変更された(ツインアイとシールドは元のまま)。
この機体色変更の背景にはファンサービス、上述のスペック調整、ルージュが戦闘に積極的に参加した事実の隠匿等が挙げられる。
既の所で介入に成功し、ザクウォーリアやグフイグナイテッド部隊を相手に奮闘するものの、数と機体性能の差から次第に押される。バルトフェルドのメッセージからエターナルに向かい、損傷しながらも何とかエターナルに収容された事で役目を終えた。その後機体はどうなったかは不明。

HDリマスターではルージュの出撃シーンがすべてオオトリ装備に書き直されたが、カガリ搭乗時には特に追加シーンはなかった。
39話でキラが搭乗してからは丸々戦闘シーンが変更され、損傷してエターナルに収容されるという結果は同じだが、気合いの入った作画と共にオオトリの性能を最大限に発揮して奮戦した。


【パイロット紹介】

カガリ・ユラ・アスハ

初登場は第一話でオーブ首長国連邦所有の資源衛星「ヘリオポリス」にあるキラやその友人らがいるゼミに来ていた謎の人物、服装が地味な上に帽子を被って変装していたので帽子が取れるまではキラは男と勘違いしていた。
その時にキラと共に連合の新型機動兵器(5機のXナンバー)を「見てお父様の裏切り者!」と叫んでいた。
その後脱出するためにキラと共にシェルターに行ったが一人しか入れないためにキラは彼女をシェルターに入れた、この選択がキラをストライクに搭乗するきっかけを作ることとなる。
直後の戦闘でヘリオポリスが崩壊、その際にシェルターは射出されて一旦ドロップアウト(この間一度帰国し、世界をこの目で見る!と今度はお目付け役のレドニル・キサカを巻き込んでまた国を飛び出した)。
再登場時は「砂漠の虎」ことアンドリュー・バルトフェルドのバルトフェルド隊と抗争をしていたレジスタンス「明けの砂漠」に加担していたが、大気圏突入の際に突入角をずらされてしまったアークエンジェルとまさかの再開、キラが連合の艦でストライクのパイロットしているのを見て思わず叩いてしまった。
アークエンジェルの協力もあってバルトフェルド隊を撃破した後は無理やりアークエンジェルに(もちろんキサカも巻き込んで)乗艦、スカイグラスパーの2番機をやはりほぼ無理やり自機としてアークエンジェルの戦力として各地を転戦した。
オーブ近海での戦闘で自分がオーブの代表首長であるアスハ家の一人娘であることを暴露(実はこの行動は大変危険なもので、下手したらザフトとオーブの政治問題に発展する事態になってしまう)し、アークエンジェルをオーブに入港させるきっかけを作った(もちろん入港を許可した理由はカガリがいるからじゃない)。
その際にアークエンジェルを降りて、アークエンジェルが出港する時にはオーブに残った
キラとアスランの激戦の後に調査隊に同行、コックピット内部までボロボロの状態のストライクと自爆した際に脱出したはいいが爆風に吹っ飛ばされて気絶していたアスランを発見。
救護車で目を覚ましたアスランにキラを殺した憎しみをぶつけたが、彼とキラの関係、また仲間を殺されて憎しみで戦ったということを聞き父親が言った憎しみの連鎖が何を生むかを実感しもう誰も死んでほしくないからと母の形見のペンダントを渡した。
少し期間が空いてアラスカでの戦闘後、地球連合軍を抜けて脱走艦となったアークエンジェルが再入港した際に死んだと思っていたキラと再開し、この時は涙を流して彼の生存を素直に喜んでいた。
直後にブルーコスモスに実質乗っ取られた大西洋連邦がマスドライバー目当てにオーブに侵攻、その時は指揮官として発令所で指揮、自分も出撃しようとしたりそれを諌められると泣きそうになるなど心の弱さが出てしまった。
その時に援軍として参戦したアスランとも再開、若干ギスギスしていたキラとアスランの間を結果的にだが取り持ち彼らの和解へのきっかけとなった。
フリーダム・ジャスティス・ストライク・バスター・アークエンジェルが所属となり、所有兵器の質も十分に高いオーブだが、連合の物量に敵うはずもなく徐々にジリ貧になっていく。
敗北を察したウズミはクサナギとアークエンジェルに未来を託してマスドライバーでの宇宙脱出を要請、カガリをキサカに託し、脱出後マスドライバーを自爆させ他の首長達と散っていった。この時に「お前は一人じゃない、『きょうだい』もいる…」と言い裏にキラ&カガリと書かれた2人の赤ん坊の写真を渡した。
最終決戦時にはストライクルージュが完成し、三隻同盟の戦力としてエールストライカーを装備して出撃(I.W.S.P.も持って来ていたがカガリの技量ではAIの補助有りでも使いこなせなかった。)、アストレイ3人娘が戦死した際にS.E.E.D.を発動(現状ナチュラルで唯一SEED覚醒者)、核ミサイルや多数のMSを撃破した.

その後はジャスティスを自爆させジェネシスを道連れに死のうとしたアスランを説得し、彼の命を救うなど影ながら活躍した。

「SEED DESTINY」ではオーブ代表首長として政治家に専念するも、流石に20歳にも届かない少女に権謀術数渦巻く国家運営は難しく、実権はセイラン家に握られてしまっており、お飾り状態だった。
また、彼女自身も父が打ち出し、多数の人達が命を賭して護り、受け継いだオーブの理念と、自身の力量不足(年齢が年齢なので当たり前の話だが)という現実の狭間で苦悩しているため、後述のシンの罵倒に対してSEED時代なら即座に(状況次第では拳込みで)できたであろう反論もできなかったり、一歩間違えなくても、オーブの立場が非常にまずい事態になる戦場への介入といった行動に繋がってしまっている。

その後セイラン家の御曹司と政略結婚させられそうになるが、結婚式最中にキラに誘拐される。その後オーブへ帰還し、その際極秘裏に開発されていた最新鋭機アカツキを得て、オーブ攻防戦を終えて代表の仕事に専念する。その後アカツキはネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)の乗機となり本シリーズでも登場する。

オーブ生まれのシンとはSEED本編でのオーブ攻防戦において家族が殺されているという経緯もあり、その時の為政者の娘という事で怒りを向けられる事がよくあった。
尚、SEEDの世界では数少ない「頭より体が先に動くタイプ」である。SEED時代はちゃんと考えつつ身体を先に動かせていたのだが、DESTINYに入ってからはなぜか頭が回らず場当りで行動してしまう事が多くなり、多くの視聴者から「アホの子」扱いされてしまった。更に中盤では公式にアホの子扱いされてしまい、クロスオーバー作品でも他作品のキャラにアホ扱いされる。
……彼女が何をした。
だが、近年の作品ではDESTENYが原作終了後の参戦ということも多く、味方側の頼れる代表としての姿を見ることが出来るようになったり、シンとの仲も両者の成長もあり良好になったりとしている。
そのせいかNPCとしての登場が多くなってしまったが。

ちなみに主役級の位置にいながら、なんとDESTINY最終回で台詞が全くなかったり、ディアッカとともにクロスオーバー作品で声がなかったり出演しないことは有名。ネット上では「カガリ役の声優である進藤尚美が、脚本の両澤千晶を怒らせたから」と噂されているが真相は不明。

勝気な性格でややがさつ(それでも育ちのよさを指摘されることも多いが)、若干男口調だが殺されかけた時の悲鳴は女の子らしかった(アスランが殺すのを思いとどまったのも女の子だったから)。
またアスランの目の前で汚れたからと雨の中上着を脱ごうとする(しかも上は下着も着けてない)など、男社会のレジスタンス組織にいたせいか羞恥心面ではやや鈍感。
実はキラの双子の姉(明確な根拠はないが本人が強硬に「私が姉だ」と主張した)。
そして「SEED」最終決戦前にはアスランに告白され、見事お付き合いすることになった。(「DESTINY」で自然消滅的に別れているが)
結婚したらキラが義理の弟になったのだろうか……。


【原作名台詞】

  • 殺されたから殺して…殺したから殺されて…それで最後は平和になるのかよ!
  • お前…逃げるな!生きるほうが、戦いだ!


【ゲーム内での活躍】

連合VS.Z.A.F.Tシリーズ

コスト450で参戦した、エールストライクを若干格闘寄りにした機体。
エールの2Pカラーと言われても違和感が無い程使わなくても分かる特徴が一切無く、地味さでは他の追随を許さない。
だが実は格闘1コンボ辺りの時間が全体的に短く、当て易い事もあって格闘の時間帯火力は万能機としては破格である(本機の「格闘寄り」とはそういう意味)。
また格闘寄りであるにも係わらず万能機としての性能や扱い易さは一切損なわれておらず、無印、II共に中コスト万能強機体群に名を連ねた高性能機である。
唯一の欠点は格闘の判定がやたらと弱い事で、格闘のかち合いだけは避けなければならなかった(特格だけは判定が凄まじかったが、一切踏み込まない為直には当てられない。しかし動かない+強判定という特徴はスピード覚醒の迎撃手段としては優秀だった)。

ちなみにエールは相対的に弱体化したにも係わらず、本機はIIでもARFGの中に残る事が出来た(弱体化しなかった)。
特に格闘の回り込みが良くなった事もあり、格闘が更に当て易くなった。
主役交代を余儀無くされたエールと違い、地味で主役交代とは(パイロットも含め)無縁だったからであろうか。

ガンダムVS.ガンダムシリーズ

フリーダムガンダムのアシストとして参戦。召喚後BRを3連射してくれる。1発ごとに銃口補正がかかり、自衛や硬直取りに扱いやすい優秀なアシスト。

EXVS.MB

HDリマスター版のオオトリ装備で万を持して参戦。
FBとMB両方に登場した。
パイロットはカガリだが、彼女自身はベルリンで民間人を守るために出撃した時以外は戦闘を行っていないため、攻撃モーションの多く…というか殆どはHD版でキラが搭乗した時のものが使用されている。
ミサイル(特射)、対艦刀を投げる(後格闘)、一斉射撃(覚醒中CS)、オオトリを分離して突撃させる(覚醒技)等々。
特格でムラサメを呼び出し、援護射撃に防御と自機を頼もしく掩護してくれる。
解禁後、FBではそれなりの立ち位置にいたが、MBではインフレについていけず、厳しい立場だったが、アップデートにより強化され(特にミサイルは別物のようになった)、十分戦えるようになった。


また、カガリの台詞にはSEED本編のものもいくつか使われている…というか何故か全て連ザ、2からの流用。
近年ではカガリも声が付いている作品が多いのに…



【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB EXVS.MB)

勝利ポーズ

  • 通常時:対艦刀を抜いて構える。
エターナルの前で抜刀したシーンの再現。ただしアングルは違うが。
  • 覚醒時:ビームカノンとレールガンを展開する
ストライクブースターを切り離し、ガイアにビームライフルを投げ渡した後に一斉射撃を行う時の再現。

敗北ポーズ

  • 両足と左腕、オオトリを失って漂う。
キラが搭乗し激戦を繰り広げた後、エターナルに着艦した時の破損状態の再現。

ツールボックス

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