アカツキ

アカツキ
AKATSUKI
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号 ORB-01
全高 18.74m
重量 69.6t
所属 オーブ軍
武装 M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
72D5式ビームライフル ヒャクライ
73J2式 試製双刀型ビームサーベル
試製71式防盾
搭乗者 カガリ・ユラ・アスハ
ムウ・ラ・フラガ

オオワシアカツキ
OOWASHI AKATSUKI
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号 ORB-01
全高 18.74m
重量 87.82t
所属 オーブ軍
武装 M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
72D5式ビームライフル ヒャクライ
73J2式 試製双刀型ビームサーベル
73F式改高エネルギービーム砲
試製71式防盾
搭乗者 カガリ・ユラ・アスハ
ムウ・ラ・フラガ

シラヌイアカツキ
SHIRANUI AKATSUKI
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号 ORB-01
全高 18.74m
重量 90.00t
所属 オーブ軍
武装 M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
72D5式ビームライフル ヒャクライ
73J2式 試製双刀型ビームサーベル
M531R誘導機動ビーム砲塔システム
試製71式防盾
搭乗者 ムウ・ラ・フラガ


【設定】

オーブの国家理念を体現するために防御を重視したフラッグシップ機兼カガリ・ユラ・アスハ専用機としてウズミ・ナラ・アスハの指示の下、極秘で開発されたMS。
OSではガンダムタイプに分類される*1

本機最大の特徴として全身が金色の「ヤタノカガミ」と呼ばれる対ビーム装甲が施されている。
また、偶然にも金色はオーブ軍においてフラッグシップ機または特別機を示す意味も兼ねている。
左側頭部に“ORB-01 Alba”と刻まれているが、“Alba”はイタリア語で「暁」という意味。

アカツキはストライクガンダムを参考にして開発が進められ、本体だけならアークエンジェルがアラスカからオーブに逃れた時点で完成していた。
ストライクを参考にしたため所々の意匠が酷似している他にもストライカーと類似した換装システムを有しており、2種類のパックを追加装備すれば大気圏内の飛行や、適正のあるパイロットであれば宇宙でのドラグーン・システムの使用が可能となる。
背中のコネクター周りはストライクと全く同形状なため、ストライカーパックも装備できるのかもしれない。

主力量産機として配備するトンデモ構想もあったが、「1機の装甲分のコスト」だけでM1アストレイ20機以上を生産できたため、色々と現実的ではないとして量産計画は頓挫して主力機はM1となった。
そして専用武装とOSが用意できていなかった事とMSへのビーム普及率が低かった事からカガリ専用機の座はストライクルージュに譲られ、1機の試作で開発は凍結されてアカツキ島に保管される事となった。
しかしその後も生前のウズミの意向を基に秘匿されたままカガリがルージュに代わる「力を欲する日」まで基礎設計以外は更新・改修・調整が行われていた。
存在はオーブの国家元首・閣僚にすら伏せられており、知っていたのはレドニル・キサカ、エリカ・シモンズと開発に関わったモルゲンレーテのスタッフのみ。
当然オーブ軍のデータベースには載っておらず、当初は「所属不明の味方機」という何とも言い難い識別をされた。


【武装】

M2M5D 12.5mm自動近接防御火器

ムラサメと同じ牽制・防御用の頭部バルカン。
ヤタノカガミの弱点を補う上でも大きな役割を持つ。

72D5式 ビームライフル ヒャクライ

ストライクのものとよく似たビームライフル。
フォアグリップの代わりにスペースがあり、そこに試製双刀型ビームサーベルを装備して銃剣の様に使用できる。
使用しないときは右腰部にマウントされる。

73J2式 試製双刀型ビームサーベル

柄の形が日本刀、ビームの形が西洋剣の様になっており、連結した状態が標準という一風変わったビームサーベル。
分離して2本としても運用可能。
使用しないときは左腰部にマウントされる。

試製71式 防盾

唯一アカツキ本体と共に完成した武装。
中央にある黒色の部分は装甲が異なるため、実弾やミサイルを防ぐ事が可能。
デザインの都合で黒い部分は結構小さいため結構テクニカルと思いきや、カガリはこれでミサイルを防いでいる。

ヤタノカガミ

アカツキをアカツキたらしめる装備で、装甲ともコーティングとも言われる。
性質上フェイズシフト装甲とは両立出来ない。
ビームから機体を保護すると同時に敵機を追尾したセンサー情報を基に自動的に送り返す事によってビームの反射を実現している。
少なくともC.E.75年現在の射撃ビーム兵器は文字通り全て跳ね返し、ビームシールドに干渉しても特にダメージも無く、陽電子砲すらも無効化し、戦略兵器であるレクイエムをも反射している。
弱点は実弾兵器には通常の装甲と大差はない事だが、宇宙で運用できる事からデブリの衝突なら何ともない程度の防御力はある模様。
なお力場でビームを固定するサーベル系の攻撃にも効果があるかは不明である。(サーベル系になる武器の被弾がコーティングされていない関節部だけの為)

【武装:オオワシ】

ジェットエンジン4基とロケットブースター2基と高出力ビーム砲を備えた高機動パック。
アカツキを亜音速で飛行させられる上に普通に宇宙戦も可能と見られる。
オオトリを基に開発され、本体から分離させてジャスティス系列のファトゥムの様に遠隔誘導、もしくはAIによる自律行動が可能な支援戦闘機として運用できるが、実際には使用されなかった。

73F式改 高エネルギービーム砲

オオワシに2門搭載されたビーム砲。
砲身が展開してグリップで保持して砲撃する事も可能。


【武装:シラヌイ】

ドラグーンシステムのターミナルを搭載した宇宙戦闘用パック。
M531R誘導機動ビーム砲塔システムを7基装備している。
アカツキ本体の開発凍結後に開発され、誘導機動ビーム砲塔システムの操作はプロヴィデンスガンダムのドラグーンと同様に特に優れた空間認識力を持つ人間にしか出来ない。
モルゲンレーテのスタッフはルージュを用意した際にカガリの腕前を察しているはずなので、始めから誰かに貸与された時の事を考えられていたパックだと思われる。
ドラグーン系のシステムは運用のための量子通信に膨大なエネルギーを消費する為、搭載は核動力機に限られていたが、アカツキの動力源については特に明言されていない。
しかしカオスガンダムガンダムアストレイブルーフレームDも同様の問題に直面したはずだが実用化されているため、何らかの解決手段は存在するのかもしれない。
そもそもドラグーン開発技術をどこから手に入れたのかも不明だが、ザフトからの人材流出によるものか、ザフト技術ならセカンドステージシリーズMSの技術すら保有しているクライン派武装組織「ファクトリー」の協力があったと見るのが最も有力な線。
可能性としてはロンド・ミナ・サハクの下でXアストレイのドラグーン・システムを製作した経験のあるロウ・ギュール由来もありえなくも無いが、純粋な兵器開発の為に軍に協力するとは考えにくいか。

M531R 誘導機動ビーム砲塔システム

シラヌイに7基搭載されたオーブ製のドラグーン。
こちらも本体同様にヤタノカガミで覆われており、撃ち落とすのは困難といわれている。
そのうち6基を組み合わせる事でビームによる八面体のバリアを形成可能で、外側からのミサイルやビームを防ぐ事が可能。


【原作の活躍】

ザフト軍によるオーブ侵攻の時に、元オーブ首長ウズミ・ナラ・アスハの遺言を受けていたレドニル・キサカらによって、録音音声と共にウズミの娘であり現オーブ首長であるカガリ・ユラ・アスハに託され、地下ハンガーよりオオワシ装備で出撃し、ムラサメ12機を引き連れてキサカ共々オーブ軍に加勢する。
ユウナ・ロマ・セイランから権限を奪還しながらバビやグフイグナイテッドのビームを跳ね返すなど多数撃墜してオーブ軍を立て直すものの、デスティニーガンダムを駆るシン・アスカにはビームの反射を見切られ、反射の出来ないアロンダイトでシールドを両断され、ビームブーメランによって危うく撃墜されかけるが、直前に大気圏を突破してきたキラ・ヤマトのストライクフリーダムガンダムのレールガンによってビームブーメランが撃墜されて難を逃れた。
それから国防本部に向かい、付近に現れた地中潜航MSジオグーンを撃破しつつカガリが機体から降りた事でその戦闘での役目を終えた。

その後アークエンジェル所属機としてオーブ軍第二宇宙艦隊に編入する際に修理され、カガリからネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)に預けられる。
最終決戦ではシラヌイ装備で出撃し、誘導機動ビーム砲塔システムによる敵機の多数撃墜に加えてミネルバの陽電子砲を平然と防御したり、艦を覆うほどのバリアを複数回展開するなどMSとしては規格外の防御性能を発揮した。
最後は巨大ビーム砲レクイエムに展開されていたビームシールドを突破して侵入し、共に侵入したインフィニットジャスティスガンダムのファトゥム-01の突撃に合わせた誘導機動ビーム砲塔システムの一斉射撃で破壊する事に成功している。

C.E.75年におけるファウンデーションとの決戦の際にカガリから『密命』として再びムウに託され、ミレニアム組に先んじて宇宙に上がる。
レクイエム発射直前にミラージュコロイドでステルスした状態でレクイエム発射口前に出現し、デスティニー用のゼウスシルエットで第一ステーションを破壊。
その後、ゼウスシルエットをパージし、なんと地球をも焼いて見せたあの"レクイエム"さえも反射させるというトンデモない大活躍を見せた。
その際反射した"流れ弾"でレクイエムのコントロール艦を破壊したものの、さすがのヤタノカガミも一部装甲ごと剥がれ落ち、ゼウスシルエットでエネルギーの大半を使用したことで戦闘不能となり戦線離脱。
とはいえ戦闘宙域に残っており、ブラックナイトを撃破したシンに合流しゼウスシルエットを渡してミレニアムに帰還。出番は終了した。
『アストレイ20機分の製作コスト』で防御不可能と言われた攻撃から国土を守れたのだから、リアルアカツキ立像が建立されてもおかしくない


【搭乗者】

カガリ・ユラ・アスハ

オーブ国家元首。
地球連合入りを危惧したキラ達によりアークエンジェルに保護され、オーブが他国と争う事態を止めようとした。

デュランダル議長がロゴス討伐を宣言したこともありオーブに帰還するも、なんとオーブはロゴス首領のロード・ジブリールを匿っていたことが発覚。
ザフトの侵攻により再び国土が焼かれるも、無能のユウナ・ロマ・セイランが指揮を執ったところで一切打開できず、業を煮やしてスカイグラスパーで参戦しようとする。
そこにキサカとエリカ・シモンズの手引きでアカツキを受領。亡き父の遺言を胸に出撃し防衛指揮を速やかに掌握するも参戦したシンのデスティニーには敵わず、あわやのところでキラのストライクフリーダムガンダムに救われる。
その後は国防本部で防衛に専念しつつジブリールを確保すべく捜索させるも、兵士をろう絡されてしまいシャトルでの脱出を許してしまった。

その後は正式に国家元首として復帰し、落ち着いた態度で侵攻してきたザフトを非難。
ミーア・キャンベルの介入を逆手にとって本物のラクス・クラインを登場させた。

自身の本来の役目を認識したようで、最終決戦に向けて宇宙に上がる仲間達を見送ったところで原作での出番は終了した。

【原作名台詞】

  • 「私はウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハ。国防本部、聞こえるか?」
    「突然の事で審議を問われるかも知れないが指揮官と話したい。どうか…」
  • 「…私を本物と、オーブ連合首長国代表首長カガリ・ユラ・アスハと認めるか?」
  • 「ならばその権限において命ずる。将兵達よ、直ちにユウナ・ロマを国家反逆罪で逮捕、拘束せよ!」
    • 『所属不明の味方機』として国防本部にコンタクトを取り、防衛指揮権を移行させるためにユウナの拘束を命じた。
      自身の存在を認めさせればそれでよかったためか、ユウナへの問いかけが妙に落ち着いているのが末恐ろしい。
    • 将兵は何ら指示を出さない上にあろうことか敗戦の責任まで取らせると公言した*2クソドラ息子ユウナに対して不満どころか怒りMAXの状態であり、カガリからの命令に嬉々として応じて複数人がかりでユウナに殴りかかった。

  • 「ユウナからジブリールの居場所を聞き出せ!ウナトは行政府だな?回線を開け!オーブ全軍、これより私の指揮下とする、いいな!」
  • 「国土を守るんだ!どうかみんな、私に力を!」
    • 一連の逮捕劇から速やかに切り替え、防衛の指示をテキパキと繰り出す。
      ダーダネルス沖でのカガリの行動はお世辞にも全うではなかったとはいえ気持ちは伝わっており、将兵達は目頭を熱くして防衛にあたった。
      • SEED時代でもカガリの指揮能力は非常に高く、兵士達の士気も上がったことで、当初は楽勝ムードだったザフト側も首を傾げるレベルで建て直しに成功したようだ。

  • 「あいつのこと、頼むな。」
    • 成り行きでついてきて、そのままオーブ軍に加わることになったメイリンにアスランの面倒を頼む。
      この時点においてメイリンはアスランにそれなりの興味を抱いていたはずだが、カガリがどれほど把握していたのかは不明。
      • その後はアスランの残念さを認識してもらった上で仕事上での相性の良さからパートナーに任命し、アスラン-カガリの仲が引き続き良好である点を踏まえると、結果的に3者両得な関係性を築けたと言えるか。

ネオ・ロアノーク/ムウ・ラ・フラガ

CV. 子安 武人

元地球連合軍特殊部隊『ファントムペイン』の大佐にして、アークエンジェルのモビルスーツパイロット。
前大戦アークエンジェルを庇って戦死したと思われていたが、奇跡的に生存していた所を地球連合軍に回収されていた。
五体満足ではあるものの、その能力を欲した地球連合軍に過去の記憶は消されてネオ・ロアノーク大佐としての記憶を植えつけられ、ファントムペインのロアノーク隊の指揮官として動いていた。

ベルリンにおける戦闘でウィンダムフリーダムガンダムに撃墜されアークエンジェルに収容されてからはアークエンジェルと行動を共にする事になる。
なぜか少佐と呼ばれ、知らないはずのブリッジへの内線番号を知っているなど自身も戸惑いを感じていた。
ザフトのオーブ侵攻の際に釈放されるが、「ミネルバが嫌い」という建前でアークエンジェルに戻り、その後はオーブ軍一佐としてアカツキのパイロットをカガリ・ユラ・アスハに任せられた。

最終決戦でアークエンジェルを守るためにミネルバのタンホイザーの前に飛び出し、2年前の時と似たような状況になったためなのか記憶を完全に取り戻し、今度は普通に機体と一緒に生存した。

その後の日常を描いたドラマCDだとなんとシン・アスカと良好な関係を築いているようで、アスラン・ザラと仲直りするための場をセッティングしていた。
シンから「ムウさんと呑めると思って来たのに」と言われるほど打ち解けたらしいが、どうやって仲良くなったのかは不明。特にネオとして(ステラのためでもあったとし記憶を操作されていたとはいえ)しでかした事に対してどう筋を通したのだろうか。
ただ人格的な面だけで見ると、かつて人質の無断返還(銃殺刑相当)をしたキラの簡易軍事法廷での弁護人を勤めたり、スカイグラスパーで無断出撃したカガリを無闇に咎めずに戦力として扱ったり、常に悩みがちだったキラや緊張するトールを気にかけ2人がMIAの際は単独ででも捜索しようとしたり、アラスカ基地ではキナ臭さを感じ取ると転属命令に背き戦闘機を奪取して最終的には脱走したりと、兄貴分で堅苦しさを好まない気質を節々で見せているため、直上的で反骨心も強いシンとの相性は悪くなさそうに思える。

CE75ではオーブ軍からコンパスに出向。階級は大佐でアークエンジェルのMS隊長としてムラサメ改を駆るも、エルドア地区戦ではブラックナイツに敵わず敗退。
しかし撃墜されたように見せかけつつも変形できる程度に抑える見事なダメージコントロールを披露。
ブラックナイツが離脱してからアークエンジェルに戻りマリューを救出。その後はオーブに戻り、ファウンデーションの『レクイエム』発射に際してカガリからの密命を受け、ミラージュコロイド機能付きのポッドと共にアカツキ(ゼウスシルエット装備)で単身出撃。オーブに向けた2射目の直前に姿を現し、ゼウスで第一中継ステーションを破壊しつつあろうことか地球を焼く『レクイエム』を反射してしまった。
その後はゼウスをシンに渡して出番は終了となったが、ひと足先にミレニアムに帰還してマリューと熱いキスを交わした。


【原作名台詞】

  • 「なんたって俺は不可能を可能にする男だからな!」
    • 釈放された直後、ザフトとオーブの戦闘中にアークエンジェルの前に颯爽と現れた時の台詞。
      ちなみにこの直後に被弾、アークエンジェルに着艦しようとした時にアラスカでの出来事がフラッシュバックした。
      この出来事でアークエンジェルに残ることを完全に決めたようだ。

  • 「アークエンジェルはやらせん!!」
    「マリュー…俺は…」
    • ミネルバのタンホイザーからアークエンジェルを庇った時の台詞で、やはり2年前にムウがとった行動でこの直後に記憶を取り戻す。
      もちろん今回は爆散していない。

  • 「大丈夫だ!もう俺は何処へも行かない!」
    「終わらせて帰ろう、マリュー!」
    • エンデュミオンの鷹復活の瞬間。ヤタノカガミは陽電子砲さえも無力化してみせた。

  • 「しっかし、あんな坊っちゃん嬢ちゃんがあのブラックナイツとはねぇ」
    「だろうな。だが…どうもマトモな軍隊には見えん、ってことだ」
    • ファウンデーションでの歓迎パーティにて。ベテラン軍人としての経験、もしくは本人の勘の良さからか、ブラックナイツの面々の異様さに警戒心を抱く。

  • 「垂直軸線、誤差修正!射出電圧臨界!行けェ!」
  • 「やれやれ…不可能を可能にするのも辛いねぇ……」
    • 『SEED FREEDOM』にて。今回で3度目の大大大活躍となったが、さすがのムウ(とマリュー)も今回ばかりはヒヤっとした模様。
      なお、その後ミレニアム艦内では黄色い歓声が上がっていた。

  • シン「おっさん!」
    ムウ「おっさんじゃない!」
    • シンのデスティニーにゼウスシルエットを渡す際に。おっさん芸、ここに復活。

【その他名台詞】

  • 「あいつに使えて、俺に使えないはずがねえ!」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦』におけるドラグーン使用時の台詞。クルーゼの台詞が元だろう。
      何の因果か、MBONの覚醒技最終段はプロヴィデンスのとそっくりである。(打ち上げてから全方位ドラグーンで斉射)

  • シャイニングフィンガーとはこういう事か!
    • 『Gジェネレーション』シリーズでゴッドフィンガー使用時の台詞。中の人が同じギム・ギンガナムの台詞のアレンジ。
      ちなみに劇場版にてムウの発言ではないが∀のヒゲを描かれたハロが子安氏の声でギンガナムの台詞のアレンジを発言した。

  • ディアッカ!『お兄さん』が援護してやるぞ!
    • 『スーパーロボット大戦』シリーズでディアッカに援護攻撃した時の台詞。『Z』で収録されたようだがディアッカがNPCなので没ボイス。

  • レイ「ムウ・ラ・フラガ…。お前も消えなくてはならない。お前の父親のクローン…世界を闇に包もうとしたラウ・ル・クルーゼの犯した罪と共に!」
    ムウ「ついでに言っちまえば、俺にはファントムペイン時代に犯した罪もある。だが、それは生きて償う! だからお前も戻って来い! 仲間達のところに…!」
    レイ「たわ言を! 俺はギルのために戦わねばならない!」
    ムウ「よせ! そうやって、ひとりで闇を抱えたままじゃクルーゼと同じになっちまうぞ!」
    • ゲーム『スーパーロボット大戦L』から、メサイア決戦でレイと交戦させた際の台詞。

  • ステラ…アウル…スティング…。俺はお前たちのことを決して忘れない この世界の明日は俺たちが作り続けていく …いつの日か、もしお前たちが生まれ変わった時の明日へと繋がるように…
    • 『スパロボX-Ω』のユニットシナリオより。メサイア戦後シンと再会し、ネオであった過去を明かし処遇を委ねるも「ステラは明日を求めていると思う、だからあなたにも生きて欲しい」と返される。その後マリューと慰霊碑に花を添えてのモノローグ。


【VS.シリーズの活躍】

連合VSZ.A.F.T.II

オオワシとシラヌイ(解禁機体)の2機に分かれて参戦。コストは両機共560。

オオワシ

若干格闘寄りの万能機で、射撃寄りのフリーダムとオオワシ以上に格闘寄りのジャスティスの中間の存在。
…と思いきや実は格闘性能はフリーダムに劣る。
サブもCSも微妙で強みがないように思われるが、落下速度が速く着地の読み合いに強いという利点はあり、上級者ほど(プロヴィデンスは別として)こちらを選ぶ傾向は強かったらしい。
全国大会でも3位という結果を残している。

ビーム属性の攻撃を反射する「ヤタノカガミ」はグリホ砲撃を逆手に取ったり、相手を読めれば着地取り返しが出来る面白い武装だが、扱いの難しさやリスクの大きさ、そして基本性能が十分高い事から「無くても別に」というものであった。

シラヌイ

ドラグーン機だが、他のドラ機と違い味方限定でドラグーンバリアを張れる事が最大の特長。
フワステも全機中トップクラスに鋭く、待機ドラの存在も合わせタイマンではかなり優秀。
また、N格と横格が出し切り強制ダウンと珍しいものになっており、非BRキャンセル前提の為か、威力が他の機体の格闘+BRキャン並と結構高い。
だがBD持続が560中最低なことに加え、ドラとバリアの運用タイミングを見極めるのが難しく、連携命過ぎる所があるのでかなり敷居が高いという、やや玄人専用な機体である。

ガンダムVS.ガンダムNEXT

CSのチャージ速度が速いオーソドックスな性能の「オオワシ」とオールレンジ攻撃やバリアをメインとする「シラヌイ」を換装で使い分け戦う。アシストはムラサメ
コスト2000(中コスト)に落ちたのとシラヌイとオオワシが換装システムで一つになったせいか格闘関連が連ザIIより大幅に弱体化。特にシラヌイでは格闘が一切できなくなった。
しかし後格に追加された格闘カウンターとNEXTダッシュによるヤタノカガミの隙軽減など自衛力には磨きがかかっている。特にヤタノカガミは強力なビームを繰り出すボス相手に絶大な効果を発揮する。
各機の位置関係や自機・僚機の耐久値などの状況に応じて戦術・装備、立ち回りを変える必要がある万能型支援機で、連ザII時代以上に敷居の高い機体となっている。
その中でも僚機に展開することのできるシラヌイ時のドラグーンバリアはこの機体最大の特徴と言っても過言ではないだろう。
Zガンダム~CCAまでに登場したキャラにはこの機体のモデルとなった百式とよく見間違われる(カミーユ、アムロ、ハマーンなど)。
原作でなかったデスティニーに乗ったシンと共闘、交戦した時の台詞があるが、撃墜して決着を付けたときの台詞がひどいと評判。勝利リザルト台詞次第だと「悪いが、ステラのところに行ってもらうぞ!」「うーんこういう戦いの後のシャワーはサイッコーに気持ちいいんだよな」とひどさが増す。

家庭版ではヤタノカガミをフルに活用して戦うミッションが登場。

EXVS.

トライアルミッションの敵機体として登場するが、登場しているのはシラヌイ装備のみでオオワシ装備は出てこない。
格闘が存在せず、ライフルとビットでしか攻撃してこない。ドラグーンバリアは格闘も防ぐようになった。
地味に性能が高く、放置すると面倒な上複数で現れるので速攻で処理を心掛けたい。ただし、ドラグーンは回収を行わないと随時射出できないという欠陥がある。
ムウ搭乗版はボイスがある。連ザやNEXT、Gジェネの流用と思われる。

EXVS.FB~EXVS.MB

CPU戦、フルブーストミッションに登場。
機体性能は変わらないが、今作からCPU専用機のコストが500に統一された

EXVS.MBON

公式サイトにてロケテ情報と共にキービジュアルに登場し、6月のアップデートで参戦。コストは2500にアップ。
MBにおけるレジェンドと同じく、CPU機体からの昇格復活参戦となる。

NEXT同様の換装機であり、オオワシでは新たにビームサーベルの二刀流や銃剣での連撃、シラヌイでは新たに単発ダウンのCSやドラグーンの一斉照射、アシストとしてムラサメが追加されている。ドラグーンバリアはもちろんあるが、CPU版と違って射撃しか防げない。
覚醒技はオオワシでの乱舞からのシラヌイでのドラグーンの一斉射撃であり、最後の攻撃がプロヴィデンスガンダムに似ている。
総じて光る兵装(ヤタノカガミ的な意味ではなく)はあるのだが、オオワシだと手数が足りず、シラヌイだと迎撃能力や火力が低く、インフレの進んだ本作では安定して勝ち進むにはかなりの熟練が必要な玄人向け機体となっている。しっかりと相方と息を合わせて戦いたい。
弱体化されたとはいえ、間違っても「ステラのところに行ってもらうぞ!」とデスティニー相手に近接戦を挑もうものなら、逆に自分がステラのところに送られてしまいかねないので要注意。
ムウの台詞としてはストライクと違ってDESTENY時代なのでちゃんとステラやシンに対する台詞はもちろん、クルーゼに対しても特殊台詞が用意されている。
シン相手の勝利リザルト台詞「向こうでステラによろしくな」がNEXT以上の鬼だと評判。実戦で聞くのは難しいか。
逆に敗北した際の台詞もあり、そっちはネオ時代の行動の結果とすっぱり受け入れている。

EXVS.2

下特格でヤタノカガミで光りながら銃剣で薙ぎ払う武装が共通で追加された。
オオワシは格闘火力が向上、キャンセルルートが追加され強化されたが、シラヌイは何かと頼りになっていたアシストが消滅。代わりに落下テクに使えるドラグーン全設置とバーサス(DESTENYは参戦していないが)でバーゲンセールのように追加された銃剣投擲が追加。
アップデートにて強化され、銃剣投擲と射撃CSが強化されたとはいえ相変わらずピーキーな性能をしている。

EXVS.2 XB

ヤタノカガミの発生が向上。さらに格闘CSがメインキャンセル可能なインフィニットジャスティス呼び出しに変更。

オオワシのサブは頭部バルカン砲に変わって、ビルドストライクのようにオオワシを単独で射出しビーム連射するように。こちらもメインキャンセルが可能。格闘CSも絡めると二段降りテクとなる。
下格のピョン格は一律で調整が入ったものの高跳びは問題無く出来るので下格×n→サブ(格闘CS)→メインが強力な自衛択。

シラヌイは格闘ドラグーンが足を止めずに出せるようになり、常時使用可能な降りテクを得た。これにより落下しながら高弾速のCSと下格の銃剣投擲を延々と繰り返せるようになった。
降りテクを多数獲得したことにより総合的に自衛力が大幅に増し堅い機体となり、後衛2500としては上位クラスになった。

仮に事故っても前衛気味に戦う事が出来る強力な機体になり、稼働後しばらく経つと環境上位の面々が下方されたことも相まって更に評価を上げていった。
MBONでの実装時から長かったがようやく日の目を見る事が出来た。
その結果ポテンシャルを発揮しすぎたため、2021/10/21のアプデにより下方修正が入り、耐久値とドラグーンの性能が低下した。
ドラグーンは歩きで避けられるようになってしまったが、降りテク用という側面が大きかったので、さしたる影響は無いという声もちらほら。
幸い他はノータッチなのでしばらくは安泰…だったが、2022/12/26アップデートでドラグーンに2回目の調整が行われた。内容は弾数半減かつ撃ち切りリロード化・弾数消費タイミングを射出時に変更・弾切れ中及びバックパックにドラグーンがない場合は空撃ちアクションをしない、といったモノ。
特に常時リロでほぼ無限に使えたドラグーン射出の下方は致命的で、シラヌイの自衛・回避力を大幅に下げる調整となった。より換装を駆使した立ち回りが要求される。
現在は攻守・操作に難ありの2500後衛機…といった立ち位置。
キャンセルルートの豊富さや、換装しながら戦う機体なので指の動きが忙しいが、つらい立ち位置だった過去作に比べれば、不可能を可能にする性能は健在。

いくら強くなったとはいえ自分から殴りに行くのは不得手なので、シンとかクルーゼ相手の特殊台詞聞きたさに(前作からリザルト時の特殊台詞は対応する相手を一回は撃墜しないと聞けなくなった)無理をしないようにしたい。これはアカツキに限った話ではないが。

EXVS.2 OB

オオワシのサブにバルカンが戻ってきたことで、バックパック射出が後格闘に移行。降りテクとしては健在なもののピョン格は派生限定となり実質的に没収された。

シラヌイは概ね前作の使用感から大きな変化はなし。

ちなみに、リフレッシュ調整でクルーゼのプロヴィデンスの覚醒技にジェネシス照射が追加されたのだが、本作ではビーム扱いとなっており劇場版のレクイエムのようにヤタノカガミで反射可能になっている。
原作では設定上できないという不可能を可能にして見せることに。


【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)

勝利ポーズ

オオワシ時

通常時:ビームサーベルをビームライフル連結させ、展開したまま構える。
格闘時:ビームサーベルを展開させ構える。

シラヌイ時

シールドを構える

敗北ポーズ

装備ユニットに関係なく、膝を突きうな垂れる


【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.MBON)

勝利ポーズ

オオワシ時

連結したビームサーベルを突き出すポーズ。よく見るとアーマーがめり込んでいる。
(1/100プラモデルのパッケージの再現)

シラヌイ時

ドラグーン4機を周りに一斉展開→ライフルとドラグーンを正面に構えつつキメポーズ。

敗北ポーズ

オオワシ装備で左腕がない状態で片膝を付く。
原作でカガリが搭乗してデスティニーと交戦した後、オーブ国防本部前に着陸したシーンの再現。


【アプデで追加された勝利ポーズ】(XB)

覚醒中勝利

オオワシ装備でビームを二方向に反射し、ビームライフルと高エネルギービーム砲を構える。2022/08/02アプデで追加。


【その他の活躍】

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

サバイバルミッションのEXボスとして黄金のモビルアーマー「アカツゲー」が登場。
アカツキの上半身とゲルズゲーの下半身、レジェンドガンダムのドラグーン・システムが組み合わさっており、C.E.73年におけるオーブ、連合、ザフトの機体のキメラとなっている。

SDガンダム GGENERATION

PS装甲が無い分、実弾に対する耐性はない代わりにヤタノカガミでビーム射撃には強い耐性を持つ。
基本的にはストライクルージュから開発でき、フリーダムやジャスティスといったNJC搭載機に派生する。
『CROSSRAYS』ではある子供の名前つながりで三日月・オーガスやアトラ・ミクスタ、クーデリア・藍那・バーンスタインを乗せると好印象を持たれる。

スーパーロボット大戦

『K』および『L』だと地上だとオオワシ、宇宙だとシラヌイに自動換装される。
シラヌイだと自機を中心に数マスまとめて攻撃できるMAP兵器が使用できるなどかなりの性能を持つ。
そして最大の特徴は「SEED系のパイロットなら誰でも乗れる」という点で専用機持ちのキラ・シン・アスラン・レイ以外のパイロットは本機とインパルスの座を巡って争うことになる。
ヤタノカガミのビーム耐性が非常に強力で作品によっては格闘だろうがビームで一切ダメージを受けず、相手次第では大ボスすら封殺する事も可能だった。

『Z』だとムウ専用だがそこまでパッとしない。
もし使用するならアカツキの防御を活かせるようにムウにスキル育成や強化パーツで機体の地形適性を補助しておこう。
それ以降のZシリーズでは製作のスケジュールやらの都合で出番がほぼないNPC。
アカツキには引き続き乗っているが戦闘グラフィックを用意しなくてもいいようにするためアークエンジェル共々名前のみの登場。

ムウは記憶を取り戻した後にシンと再会し約束を破った事を激怒されたり、ステラが生存していたらシンにステラを託したりネオ時代に少しだけ因縁のあったレイと交戦したりと印象的なシーンもある。
『X-Ω』ではDESTENY本編は原作とだいぶ違う形(他のSEED系ユニットシナリオと矛盾がないとするとルナが当初ジュール隊に配属、デスティニーがアーモリーワン時点で完成している、マユが生きている、ステラがデストロイに乗った後奪取したガイアに乗る、ウズミがカガリも知らないが生きており陰ながらオーブを支えている、ティターンズなど他作品の世界観も混じっている)で進んでおり、原作終了後のユニットシナリオでは本編後合同演習でオーブにやってきたシンにネオであったことを明かす。

ガンプラ

HG、1/100、RGなどが登場。
どれもメッキでヤタノカガミが再現されている。
RGは2024年12月のキットだが一部フレームにRG初期に出たストライクのものが流用されており、腰回りが若干不安。
シラヌイ装備とゼウスシルエット接続パーツはプレバン限定。


【余談】

劇場版でレクイエムを反射したことで『税金の正しい使い道』『俺達(オーブ国民)の税金が世界を救った』などと言われているが本機の建造費はウズミが私財を投げ打ったのか血税を私的に流用したのかは不明。
どちらにせよ存在が明らかになってからはオーブで正式にメンテナンスされているはずなので間違っていないのかも。

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最終更新:2025年02月19日 10:29
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*1 プラモデルなどでは商標の関係でアカツキガンダムと表記される。

*2 当然ながら戦闘中、しかも防衛戦で負けたら国が滅びかねない状況である