オーヴェロン Over.on |
登場作品 |
機動戦士ガンダムヴァルプルギス |
型式番号 |
AGX-11 |
全高 |
20.5m(推測) |
重量 |
40.2t(推測) |
所属 |
クラン |
搭乗者 |
マシロ・オークス フィオリーナ・フィリー |
武装 |
60mmバルカン砲 ビーム・ショットライフル ビーム・サーベル シールド シールド内拡散メガ粒子砲 ヒートシザース |
特殊武装 |
"0"Ver.ON(白のグリモア) |
【設定】
パプテマス・シロッコが
ジ・Oに次ぐ戦力として考案していたハンドメイド試作モビルスーツ。
完成前にシロッコが死亡したため日の目を見ることはなかったが、シロッコの設計をもとにアナハイム・エレクトロニクスが開発。シロッコが戦後の象徴としてタイタニアと並行して開発を進めていた機体であり、タイタニアの隣に並ぶその姿から妖精の王「オベロン」の名が与えられた。
ネオ・ジオンからは「白のグリモア」と呼ばれている。
当初は白いジ・Oに似た偽装装甲が施された姿でフィオリーナ・フィリーが
マシロ・オークスのもとへと届け、紆余曲折を経てマシロがパイロットとなる。そして背部にマシロの父が射出したコアポッドが接続されることで偽装が解除され、ガンダムタイプの姿へと変わる。
汎用性はオプションに分散し、本体は基本性能のみを追求するという思想の下開発されており、様々なオプションを装着することが可能。機体はフィオリーナとリンクしているが、通常はリミッターがかけられており、
ガンダムフェイスはフェイスガードで覆われ、ブレードアンテナも閉じられている。マシロ搭乗時に特定の条件が揃う事でそれが外れる。その際にサイコフィールドらしき現象が発生している事から、何らかの形でサイコミュに関するシステムが搭載されていると推測される。
【武装】
ビーム・ショットライフル
シールド
ヒート・シザースと拡散メガ粒子砲を内蔵したシールド。当初は試作二号機に類似したカバーがかけられていた。
隠し腕
膝部に内蔵。
ビーム・サーベル
両腕部に二基、両膝部に四基装備。
【支援機】
メッサーラ・グラシュティン
オーヴェロンの支援機として開発されたMAだが、
メッサーラからの流用部品が存在しない新機体。
ハイパー・メガ・ランチャーとメガ粒子砲、クロー付き隠し腕を装備しているが、単体ではなくオーヴェロンとの連携により真価を発揮する仕組みとなっている。
【合体形態】
【オーヴェロン・メッサーラ・グラシュティン(第二形態)】
メッサーラ・グラシュティンに
メガライダーのようにオーヴェロンが搭乗した形態。
同調によりハイパー・メガ・ランチャーの連射が可能となる。
【オーヴェロン・メッサーラ・グラシュティン(第三形態)】
オーヴェロンの背面にメッサーラ・グラシュティンのブースターが合体した形態。
隠し腕をギガンティックアームのように使える。
メッサーラ・グラシュティン本体は支援に回る。
【オーヴェロン・メッサーラ・グラシュティン(第四形態)】
第三形態からメッサーラ・グラシュティン本体が携行武器となりオーヴェロンと完全に合体した形態。
メッサーラとジ・O(から派生したガンダム)のハイブリッドとも言うべき機体であり、正にシロッコ機の集大成と言えよう。
【パイロット説明】
マシロ・オークス
CV:畠中祐
本作の主人公。
ごく普通の高校生として暮らしていたが、自分のことを「
パプテマス・シロッコ」と呼ぶ謎の集団に包囲されたことや、父・トニオからオーヴェロンを託された直後にネオ・ジオンの襲撃を受けたことで、自身の出生の秘密を探るべく行動する。
その正体はシロッコと父と思われたトニオ・マンハイムによって作られたシロッコのクローン人間。
オーヴェロンが"0"Ver.ON(白のグリモア)としての機能を開放し続けていく内に、奥底に眠っていたシロッコの残留思念が覚醒し肉体を乗っ取られてしまう。
ちなみにCVはソーシャルゲーム「スーパーガンダムロワイヤル」から付いた。
【ゲーム内での活躍】
EXVS.2XB
第3弾追加参戦機体として、2021年7月のアプデで電撃参戦。当然ながら『ヴァルプルギス』からは初となる。
元がガンダムエース発の漫画と言う事もあり久々にガンダムエースから最初の情報が公開され、その後二回に渡ってVSシリーズ公式配信で情報を開示される形式となった。
基本的なところでは2500コストの射撃寄り時限強化機。
通常時は白のグリモア起動時での参戦となり、メッサーラ・グラシュティンに変形で搭乗する。
フェニーチェのようなトリッキーな動きは出来るもののあちらと違いキャンセルルートが少なく、あくまで強化時まで耐えるくらい。
とはいえ追いかけに来た相手を特射の急速変形+ライフルとバルカンの連射からゲロビ、そして射出のコンボでで返り討ちにするくらいは余裕。
メッサーラとの合体形態は時限強化となっており、その間は変形がなくなる代わりに大幅に強化される。特格では幸子(背後霊なし)のように連打で覚醒ゲージの溜まりが良くなるのも同様。
『グリプスの呪縛』は「合体時に周囲の一定範囲内の相手を鈍足付与」というかつてない発動条件となっている。
覚醒技はサイコ・フレア オルフェウスによる範囲指定攻撃「星の産声」。かつてのGクロスオーバー同様攻撃位置が分かるようになっている。
合体時はシロッコの残留思念による肉体乗っ取りシーンが再現がされており、通常時と台詞や覚醒カットインが変わる。
これは編集者の感想なのだが、強化時の台詞は所々本当にシロッコが話しているようにも聞こえる。
初期はオーヴェロン時は鉄壁のディフェンスで時間を稼ぎ、強化時は強力な武装で相手を擦り潰す立ち回りの安定感のため2度下方されたが、総じて強力な機体であることには変わらなかった。
ただ、本機と同様の外観で、より分かりやすく押し付けられる時限機体として後に参戦した
RX-零丸には遅れを取ることとなった。
余談だが前作大暴れしたライトニングガンダムと同じく、どちらも第3弾追加参戦・パイロットはメガネ・変形できる機体であることから「眼鏡にロクな(性能をした)奴はいない」などの声がちらほら上がるようになった。
眼鏡着用で機体も変形もできるファントムのフォントは前作強かったが下方修正はされなかったので含まれるかは人による。
EXVS2OB
前作末期の時点で全国的には落ち着いていたが、OB移行時にさらに弱体化。
両形態共通で赤ロックが短縮されており、特に強化中は動きの固さはそのままに平均レベルの射程で戦わざるを得なくなったのは大きな痛手。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
- 通常時:左腕からサーベルを引き抜き、ビームを発振しながら真一文字に振り抜く。
- 変形時:ハイパー・メガ・ランチャーの外装をパージし、第二形態で画面外に飛び立つ。
- 合体時:第三形態で隠し腕、シールドクローを全展開し体を大の字に広げる。
敗北ポーズ
- 通常時:白のグリモアが停止した状態で、膝から崩れ落ちるように跪く。
- 合体時:全兵装を展開させたまま、胴体からスパークを走らせつつデブリと共に漂う。勝利時と違い右手にライフルがない。原作でメッサーラにスイカバーされた後の再現。
【その他活躍】
ガンダムビルドダイバーズRe:Rise
最終話にて救援に現れた一般ダイバーのガンプラとしてアーマー形態で登場。
【余談】
マシロ役の畠中祐氏は後にソーシャルゲーム『
機動戦士ガンダム U.C.ENGAGE』にて漫画『機動戦士ムーンガンダム』のアゴス・ラガートという「漫画原作の作品」「ソーシャルゲームで初めて声が付いた」「二重人格」という多くの共通点を持つキャラを演じている。
最終更新:2024年05月17日 13:25