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量産型νガンダム

量産型νガンダム
Mass Product ν Gundam
登場作品 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
型式番号 RX-94
全高 21.2m
重量 25.6t
所属 地球連邦軍


【設定】

アナハイム・エレクトロニクスが開発した地球連邦軍の量産型モビルスーツ。
型式番号RX-94の通り、制式採用は宇宙世紀0094年――前年に製造されたRX-93νガンダムの量産を目指したモデルである。

元来はシャアの反乱(第二次ネオ・ジオン抗争)が長期化した場合を想定して設計されており、新生ネオ・ジオン軍がヤクト・ドーガのようなニュータイプ専用機を量産、戦場へと多数機を投入した事態を想定した、エースパイロット用の高級量産モデルであった*1

試作はされているものの総生産数は不明。
シャアの反乱(宇宙世紀0093年3月12日)後に、月軌道においてインコムの稼働テスト運用が行われている姿が撮影されているため最低でも2~3機は存在している。
生産コストの高騰やシャアの反乱の早期決着が重なって生産・配備の計画は白紙になったとされる。

またその後、宇宙世紀0099年に公開されたアナハイム・エレクトロニクスの広報誌、アナハイム・ジャーナルにおいても、宇宙世紀0094年6月22日に同社社員によって撮影されたスナップ写真に、本機と思われる機体の胸部と頭部が写っている。

機体色はリ・ガズィに近い青系のカラーリングに纏められている他、二対四基あったブレードアンテナは上向きに生える短い一対を排しメインアンテナのみの2基になっていたり、前腕が対称形の左右が同一の物になるなどの外見上の差異はある。
また、性能面ではジェガン以上の高性能機として設計され、スペックはνガンダムの80パーセント台を達成していたとされる*2

バックパックは下側後方に向けた左右二対四発とバックパック上部に左右一対二発のスラスターを備える。
またバックパック左右に背部換装ユニットをマウントする形式を採る為、オリジナルであるνガンダムに比べ同じフィン・ファンネル仕様でも見た目若干外側に装備の位置がズレる。

特筆すべき点として、オリジナル機同様にサイコフレームが搭載されているとされる。
サイコフレームはシャアの反乱後、その制御不能とも言える“特性”を反連邦勢力によって悪用されることを政府が恐れ、『UC計画』を例外として表向きは研究を禁止したとされている。
しかし、当該“例外”に言及した資料のサイコフレーム搭載機開発系統図では、量産型νガンダムのみシナンジュ・スタインとの並行開発が行われていたと謳っている*3


【武装】

ビーム・サーベル

バックパックおよびリアスカートに配された近接白兵武装。
インコム装備時は、バックパック横の選択装備ユニット部「ツインコムユニット」にメイン・サーベルとしてそれぞれ1本ずつ装備。
前方に向けて稼働させることでΖΖガンダムのダブル・カノンの様にビーム・キャノンとしても運用できる。
フィン・ファンネル装備時はバックパックの右横のサーベルラックに1本装備。インコム装備用のサーベルと同型だが、サーベルラックには前方へ可動させる機能が無く、使用時にサーベルが横に倒れる仕様となる。
それに加えリアスカートにはサブ・サーベルとして1本装備。装備ロスト時などを想定している。
この他、左腕・右腕のオプションとしてνガンダムと同様のシールドラックを装着し、そこにもサブ・サーベルを装備できる。

ビーム・スプレーガン

左腕もしくは右腕に換装可能な固定射撃武装。
「ツインコムユニット」と並んで量産型νガンダムの特徴となる武装。
オプション装備としてユニット化されて左右どちらの腕にも換装できる仕様。
作品や立体物によって左右どちらの腕についているかが異なる。

シールド

外観はカラーリングを除いてνガンダムの物と同型であり、裏面にミサイル・ランチャーやジェネレーター直結型ビーム・キャノンが付属していている。
作品や立体物において持っていたり持っていなかったりする。

インコム

選択装備ユニット部「ツインコムユニット」を用いて左右二対計四基を換装可能。
一般兵にも扱えるとして、フィン・ファンネルとの選択式となっている。

フィン・ファンネル

νガンダム用のフィン・ファンネル装着ユニットを換装モジュールにした物を用いて計六基を換装可能。
扱う事の出来るパイロットが少ないサイコミュ兵装であったため、インコムとの選択式となっている。
設定では一応反対側はビームキャノン兼用ビームサーベルのサーベルラックとのセットだが両側をファンネル装着ユニットにする事でDFF仕様にする事も理論上は可能と思われる。

試作ビーム・ライフル

アリュゼウス用に開発された試作ライフル。
形状はペーネロペーのものに近い。

90mmガトリング砲

ビーム・スプレーガンに代わりレーン機の左腕部に装備されたガトリング砲。


【原作の活躍】

劇場版閃光のハサウェイ「キルケーの魔女」に登場したアリュゼウスのコアユニットとして登場。
νガンダムに酷似した見た目でハサウェイのトラウマを再発させた。


【搭乗者】

レーン・エイム

CV:斉藤壮馬
詳細はこちら


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.2IB

新規参戦したアリュゼウスのコアユニットとして参戦。
耐久が260以下になる(コスオバ含む)、もしくはアリュゼウスの格闘特格派生を(ほぼ)出し切るとこちらに移行する。

公式的には『半壊状態』という名前。

簡単に言えばオデュッセウス……ではなくリ・ガズィMSのような機体。
再出撃しない限りは再装着できない上に、本体の射撃・格闘共に主張力がガタ落ちする弱体化形態。
しかしながら振り向きメサキャン・メアメキャン・特格メインと迎撃択に関してはやたらと豊富。いざ襲われた時は意外としぶといが、やはりわざわざこちらに移行/維持する理由はない…と言ったところ。

覚醒技はライフルやバルカン連射から飛び掛かってサーベルで切り裂く。
最終段のサーベルはマップの半分くらい移動する位滅茶苦茶伸びる。

実装時はBD格闘がフワ格になっており、こちらを脱がしてから先に隣を落としてアリュゼウスの再出撃を阻止しようとする相手に強引にでも食らいつき下手な放置は許さない……という弱体化形態にあるまじき主張力があった。
しかしアップデートにてフワ格から普通の格闘に変更。伸びも弱くなりただ放置に弱くなった。
代わりにF覚醒の伸び向上が受けられるようになったがそもそもアリュゼウス+S覚醒の爆撃の魅力を捨ててまで狙うかといえばどうか……



【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

本機時:アリュゼウスの装甲をパージし飛翔。


敗北ポーズ

本機の形態で膝をついて右腕を天に伸ばす。

【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

主に『逆シャア』及び本来の出典『M-MSV』枠として『F完結編』から参戦しており、選択によってインコムかファンネルのどちらかを装備し、二度と変更できない方式だった。
後年ではファンネルとインコムが換装方式になり、性能も見直され使い勝手が良くなった。

『第3次α』ではインコム装備型がリアル系男主人公クォヴレー・ゴードンの初期搭乗機になっている。乗り換えは不可。

それから16年後の『30』にて久々に登場し、『Y』にも引き続き参戦。
『Y』では原作とは違い第二次ネオ・ジオン抗争が早期終結したため、開発計画にゴタゴタがあったらしくアムロから「ペーパープランと思っていた」と言われている。
『Y』から半年も経たずに『閃ハサ』に思わぬ形で登場するとは開発スタッフ含めて誰が予想出来ただろうか…。

ちなみに本機が長らく他のガンダム作品にも出てこなかったため、『量産型νガンダムのパイロットで一番有名なのはクォヴレー・ゴードン』という状態に長らくなっていた。


【余談】

ちなみに当初ユニコーンのシルヴァ・バレトの立ち位置に本機が来る予定だったが、カトキハジメ氏から『固定ファンがいるからやられ役にするのは』と反対されたためユニコーンの出演は叶わなかった。
その後こんな美味しい活躍をするとはだれも思わなかっただろう。



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最終更新:2026年08月21日 10:36
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*1 元々νガンダム自体、ガンダムタイプの配備に消極的であった連邦上層部から予算を獲得する目的で量産前提として設計されていた

*2 シャアの反乱の終結一年後に始まる『UC計画』において開発されたジェスタはνガンダムの90パーセント台のスペックを有するがあくまで基本スペックのみの比較であり、総合的にはこちらが優れているとは言い難い

*3 「非搭載」と記述している資料もあるが、2020年代以降の公式資料では「サイコフレーム搭載」で統一されている