【設定】
マフティー掃討用の切り札としてキルケー部隊指揮官のケネス・スレッグが配備を進めていた
ペーネロペーが配備されるまでの間、
レーン・エイム用にフライト・フォームでの高速飛行時の練習機として急造された機体。
量産型νガンダムをコア・ユニットにして、外装は
ペーネロペー開発時にテスト用として製造された試作機のパーツが流用されている。
ミノフスキー・フライトが未完成だったため、代替案として装備している背部メインスラスターは、後の時代に
ベルガ・ギロスに使われるシェルフ・ノズルの試作型になっている。
そのためかシルエットはペーネロペーに似通っており、HWSの様にMSが着込む様な形で装備されているが、増加装甲というよりはMS用のパワードスーツとも言うべき構成となっている。
機体名の由来は恐らくギリシャ神話に登場するスパルタのイーカリオスとリュガイオスの娘ポリュスカテーの息子から。
本機の完成形であるペーネロペーの由来となった英雄オデュッセウスの妻ペネロペとは兄弟であり、すなわちオデュッセウスとは義兄弟にあたる。
ただし最も著名な叙事詩である「オデュッセイア」にはアリュゼウスへの言及はなく、彼に言及しているのは失われた叙事詩「アルクメオーニス」であるため、一般的な日本人にとっては極めてマイナーな人物である。
なお、本機は小説版には登場しない劇場版オリジナルの機体である。
【武装】
試作ビーム・ライフル
ペーネロペー用のビーム・ライフルのプロトタイプに当たる専用のビーム・ライフル。
銃口の上になんらかの機構が搭載されていると見られるが詳細は不明
ビーム・キャノン
頭部横に配置されたビーム兵器。
コア・ユニットのビーム・キャノン兼用ビーム・サーベルを流用している。
胸部90mmマシンガン
胸部追加装甲に装備された速射砲。
ファンネル・ミサイル
サイコミュを用いたホーミングミサイル。
ペーネロペーや
Ξガンダムと同形状のものであることから同型と思われる。
本来練習用である本機に強引に武装しているためか、搭載された34発は装甲外部にコンテナを介して懸架する形となっている。
【原作の活躍】
ペーネロペーが
Ξガンダムとの初戦で損傷したため、修理中の代替機としてレーンが搭乗し、アデレードへの侵攻するマフティーの一団をオーストラリアにて迎え撃つ。
【搭乗者】
レーン・エイム
CV:橋本晃一(ゲーム・初代)/水島大宙(ゲーム・2代目)/斉藤壮馬(アニメ)
地球連邦軍中尉。詳細は
こちら。
前作で
勝手に捕虜を返還する命令違反に加えペーネロペーを破損(&海水漬け)にしたことで、ケネス・スレッグ大佐にこってり修正される。
マフティーを撹乱するための情報戦やケネスが側に置くギギ・アンダルシアなど、周囲のまどろっこしいアレコレを嫌っており、あくまで
Ξガンダムへのリベンジに燃える。
小説版との違いはマフティーの所有する支掩艦「ヴァリアント」を撃沈していない代わりにアリュゼウスでΞガンダムと激突する。
【原作名台詞】
- 「もうガンダム擬きにはやられはしない、大人共にも!」
- 「人質……占い……トラップ……! 大人たちは!」
- れっきとした上官であるケネスにさえも内心では苛立ちを顕にするほど、若者らしい潔さが伺える。
- 「マフティーが観光地にいる訳ないだろォ!!!」
- ギギの予言により部隊でエアーズロックに向かうことになった際に。
至極ごもっともである。
- なお、原作小説版だと「観光地」ではなくはっきりと「エアーズロック付近」と発言している。何故変更されたかは不明だが、結果的にどこか迫力に欠ける発言になってしまっておりネタにされる事になった。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2IB
キルケーの魔女公開から僅か2ヶ月後、新規参戦機体としてコスト2500で登場。作品枠は小説版とは別枠となる。
パイロットのレーンはアニメ版仕様のため、CVが斉藤壮馬になっている。
ペネ譲りのメイン連動ミサイル&ムーブ付きのファンネルミサイルに加え、メアメキャンまで持たせた贅沢仕様。
更にはGメカ特格のようなフライトフォームも併せ持つ。弾数無限のビーム&ミサイルに加え、あちらにはない回避技もしっかり備えており総合的に3000並みの存在感が特徴。
ただし、耐久が4割以下になるorアリュゼウス時に格闘特格派生を出し切ると、追加ユニットをパージした
量産型νガンダムとなる。
詳細はそちらのページに任せるとして、ペネロペと異なり十分な耐久値で再出撃しない限り再装着がないため、全体的に見ると
リ・ガズィに近いシステムになっている。
結果としてあまりにも高い爆撃性能で中堅以下の機体や対処できないプレイヤー相手に一方的な展開を作り環境を荒らしていたが3ヶ月後下方。
通常時は微弱体化だが脱いだ後のBD格闘がフワ格から普通の格闘になりかなり弱体化となった。脱がせるまでが一苦労だが。
肝心の外の人は十分強く、中の人は中の人で出張力は弱いが自衛力はあるのでガン無視した相手に一泡吹かせるくらいはできるので対面はこいつに頭を悩ませられることになった。
と3回下方され(ちなみにN横サブは毎度下方され)たがそれでも環境に居座っていたため4度目の下方で耐久値が復活機未満の600&中の人の機動力大幅ダウンと大きなメスが入った。
これで2000コスレベルの機動力となり、放置されやすくなってしまった。
振り向きメサキャン、メアメキャン、特格メインキャンセルと落下テクは流石に没収されていないのは救いか。
昔の時限強化系機体の修正でありがちだった『強力な通常時を下げて貧弱な半壊状態を上げる』……などという甘いことは許されず、相変わらずコスト以上のアリュゼウスとなったら終わりの量産型νという極端なコンセプトとなった。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
通常時:浮遊してライフルを前面に構える
フライト・フォーム時:ミサイル発射後に微速してから画面外に飛び立つ
半壊状態時:アリュゼウスの装甲をパージして上空に飛翔する
敗北ポーズ
敗北時:半壊状態で膝から崩れ落ち、右腕を天に掲げる
【その他の活躍】
Gジェネレーション
『ET』でゲーム初参戦。支援属性のMS。
支援属性としては初の『脱出機構』』持ちでMPが一定以上で撃墜されると半壊状態名称で中の人こと量産型νが出てくる。
映画公開から一週間での超スピード参戦だが、その分モデルや戦闘アニメを作る人は大いに苦労したらしい。
ちなみに「サイコミュ」タグを持たないので「サイコミュ」タグを持つMS、MAのステータスをアップするサポートキャラ、ベルトーチカの恩恵を受けられない。
ベルトーチカ・チルドレンから繋がらない世界のMSである本機がベルトーチカとの繋がりがないのは面白い巡り合わせである。
【余談】
ペーネロペー以上に複雑なデザインと巨大さからキット化は困難とされていたが、映画公開から程なくしてまさかのHGUC化が発表され、同時に中の機体の量産型νガンダムも実質的な初キット化となった。
大きさに加えてパーツが細かいため定価1万を超える高額キットながら外装の再現度は高く、
νガンダムによく似た半壊形態はもとより、再現用フレームパーツとアリュゼウス用ビームライフルがランナーの都合で二つ付いてくるためダブルフィンファンネル風や二丁ライフルにする事も可能と単体でもかなり遊べる。
なお、中の量産型νガンダムは元々複雑な配色のためかやや色分けが甘い部分があったり、足裏の肉抜きがかなり多く手甲パーツは2個のみで交換の度に付け替える必要がありとコストカットのための苦肉の策が見られる。
とはいえ、元の機体とは武装が異なっている事と、他作品仕様とはいえキット化されたという事実から、正式な
MSVとしての量産型νガンダムの発売が期待されている。
バンダイ側としても気合いを入れた商品化という事か、これだけのボリュームと値段にも関わらず初版から間を置かず連続で再販され、新作及びマイナー機体の再販ガンプラが予約・入手困難な状況が多い現在でもアリュゼウスは店頭やネットで見かける機会が多く購入しやすくなっている。
最終更新:2026年10月04日 09:05