キャトル

登場作品 機動戦士ZZガンダム
形式番号 不明
主なパイロット モンド・アガケ
主な装備 多連装式火炎放射器

【設定】

初期のスペースコロニー建設に使用されていた大型屋内作業用機械で、サイド1建設のために設立されたスウィートウォーター型コロニー、通称「ムーン・ムーン」に放置されていた。
「キャトル」はムーン・ムーンの光族が御神体として独自につけた呼び名であり、元の名はキャスク(CASK)。
放置状況から、約50年前のコロニー建設工事終了時に放棄されたものと推測されている。動力は不明であるが、太陽電池が起動剤となっている。機体色は茶色だが、登場時は蔦に絡まれて緑一色だった。

全高は推定30~50m。筒状の胴体には大型のモノアイを持ち、突き出た肩の上下に二本ずつ、計四本のアームがある。脚部はなく、機体の移動はホバーで行われる。作業用であるが、そのパワーは戦闘用MSにも引けをとらないものとなっており、実際にガザCを格闘で撃破している。
明快でコミカルな作風を志向した『ZZ』の初期コンセプトを踏襲する形で、ゲゼと共に永野護によってデザインされた機体。ゲゼが怪獣の様なイメージなのに対して、本機は「宇宙人」的な存在感が特徴である。


【原作での活躍】

アニメ13話に登場。放棄されたはずの旧式コロニー「ムーン・ムーン」にて「役に立たない機械文明の象徴」として、テクノロジーを放棄した現地人「光族」の御神体として祭られていた。
指導者サラサ・ムーンの行動を妨害、光族の教えが誤っていることを証明しようとした双子の妹ラサラ・ムーンに協力したモンド・アガケが修理し、起動させてサラサに協力していたネオ・ジオンのガザCを作業用機であるにもかかわらずパワーで圧倒し、撃破している。

【パイロット説明】

モンド・アガケ

CV: 塩屋 浩三
14歳(のちに15歳になる)で、ガンダム・チームの一員。
当初はビーチャの腰巾着的な面もあり、彼と共にアクシズへ投降したりとトラブルを招く場面も多かった。しかし、ムーンムーン・コロニーにおけるラサラ・ムーンとの出会い、そして彼女の死、その他多くの経験を経て、人間的に成長していく。
メカニックとしての腕は高く、ムーン・ムーンにおいて50年以上も放置されていたキャトルを、工具箱一つで稼動状態にするなどの活躍を見せる。
アクシズ投降時には、ビーチャと共にモビルスーツ操縦の訓練を短期間ながらも受けており、アーガマに帰還してからはパイロットとしての役割もこなすようになる。また、その腕を活かしアストナージ・メドッソらと共に搭載機の整備を行う事も多かった。
特筆すべき戦果を挙げた訳ではないが、無事に終戦まで戦い抜いている。 終戦後は、月面フォン・ブラウン市にて木星圏へと旅立つジュドーとルーを、仲間と共に見送る。

【原作名台詞】

  • 「え? キレイ…」
    • 第14話で、ラサラ・ムーンと初めて出会う台詞。この時、モンドはラサラに一目惚れしてしまう。
  • 「僕達はスペースノイドですからね」
    • 第23話で戦う意味を見いだせずにビーチャと共に不真面目気味であった際、地球の為には戦えないのかと問うブライトに対して。
      モンドらスペースノイドにとっての地球が隔絶した存在である事が窺える。
  • 「口で言われたって、力で!」
    • 第39話より。ネェル・アーガマがネオ・ジオンに追い詰められた際、避難民のチェックを念入りに行なわなかったとビーチャやトーレスが責めたのを受けて責任を感じ、百式で出撃した際の台詞。
  • 「ラサラさんの仇ぃー!!」
    • ラサラの死の原因を作ったスタンパ・ハロイに止めを指した時の台詞。
  • 「ふ…やったよ…ラサラ…やったよ…」
    • スタンパを倒した直後の台詞。だが、仇を討った喜びなどなかった…。
  • 「なんか空気が重いけどエアコンの故障かな?」
    • 第45話でエマリー・オンスが戦死し、艦内の空気が重いのをなんとかしようとわざと軽口を叩く。
      どう見ても空気の読めてない発言でありエルは「こんな時に冗談言うなんていい性格してるわ!」と怒る。
      それでもなお「侮れないでしょ?」とふざけるモンド。しかしモンドにはモンドなりの考え方があった。
  • 「じゃあ聞くけどね、悲しめば死んだ人間が生き返ってくるとでもいうのか?ええ?
    済んだことはさっさと忘れちまった方がいいのさ。人間なんて死んじまえばそれっきりだ。
    けど、けど…俺達はこの先、ずっと生きていかなきゃならないんだぞ!」
    • 上記に続きエルに怒られて軽口を叩いた理由とその反論。
      「いつまでも死んだ人間の事を引きずり悲しみ続けて生きていくのか」という指摘をしている。


【ゲーム内での活躍】

NEXT PLUS

トライアルモードのみに登場。
護衛ミッションの護衛対象とされている。

EXVS.シリーズ

ステージ「ムーン・ムーン」の背景に登場。
ピラミッドの後方にて鎮座しており、植物に覆われながらもモノアイを光らせている。

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最終更新:2024年02月13日 16:31
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