会話調で説明~
AとC:知らない B:詳しい
TRPGとは
A「なぁ、【TRPG】って何なの?」
B「お、また変わった物に興味を持ったな」
C「?」
A「なんかニコ動にTRPGリプレイっていう動画が上がってて。ビデオゲームのRPGとは違うみたいだけど…?」
B「TRPGってのはRPGみたいな遊びを、人と人の会話で進めて行くって物なんだ」
C「会話で?」
B「そう、だから《自分の好きなキャラを演じて》、《自由な展開が出来る》のが魅力になる
例えば君たちはド〇クエみたいな世界の冒険者だとしよう、
君たちは敵のアジトの前に来た、まだ見つかっては居ないが20m程先には敵の見張りが1人
こんなとき、2人ならどうする?」
A「そりゃバトルして倒すっきゃないな」
B「普通はそうかも知れない、でもTRPGだったら《遠くに石を投げて注意をそっちへ向ける》とか、
《内通者のフリをして中に入れてもらう》とか、色んな行動が取れるんだ」
C「なるほど、会話で進めるから何でもありになるってこと?」
B「まぁそんなとこだね」
プレイヤーとゲームマスター
C「でもさっきみたいな行動を取ったとして、敵の見張りの対応はどうやって決めるの?」
B「そうだね、この敵の対応みたいな《機械では出来ない判断》をするために、主人公達を演じる【プレイヤー】
とは別に、主人公達以外の全登場人物の役をする【ゲームマスター】って仕事の人も居るんだ
今回の例でいくと敵の見張りがどんな反応を示すかはゲームマスターが決めれるよ」
A「そしたらさ、ゲームマスターは全部悪いほうに展開させて最強の敵出してれば絶対勝てちゃうよな」
B「そう、だからTRPGには勝ち負けなんてないんだ
ゲームマスターは登場人物の会話内容なんかも含めてゲームのシナリオ全部を作っていく事になる、
適度に強い敵を出して、適度に難しいシナリオを展開させていくのが仕事だ」
C「そういう事か、大変な仕事だね」
B「ゲームマスターならではの面白さもあるんだけどね、まぁ慣れた人がやることが多いよ」
判定と戦闘
B「そうそう、さっきの行動が上手くいくかの判断なんだけど、毎回人の意思で決まるのも面白くないじゃん」
A「確かに、決める側のゲームマスターも悩むだろうし」
B「そこでサイコロを使って決める事がよくある」
C「サイコロで5か6が出たら成功、みたいな?」
B「そんな感じ
まぁTRPGではサイコロ2個の合計が〇〇以上だったら成功、ってやり方が多いね」
A「大事な局面だとサイコロ振るだけでも盛り上がりそうだな」
B「こんなのを【判定】っていうんだけど、他にも決まり事はそこそこあったりするんだ
だって《俺のキャラクターは最強だからどんな敵も倒せる》なんて言われてもゲームマスター困るでしょ?」
C「なんだかんだで面白くなくなりそうだよね」
B「そう、だから【戦闘】に関しては市販のRPGみたいな細かいルールがある事も多いよ
他にはテーマが《恐怖体験》なら主人公達が感じてる恐怖を数値化するルールがあったり、
《サバイバル》がテーマだったら水を手に入れるだけでも苦労するようなルールがあったりする
この辺は
システムによって色々だね」
システムとハクスラ
A「システム?」
B「そう、TRPGっていう遊びがひとつあるんじゃなくて、TRPGってのはジャンルの名前なんだ
《RPG》にド〇クエや〇ァイナル〇ァンタジーがあるみたいに、TRPGにも色々ある
このひとつひとつをシステムって呼ぶよ」
A「なるほど」
B「ゲーム機で遊ぶわけじゃないから、形式はルールブックって感じの文章の集まりになるんだ
プロが作ったシステムが本屋にあったりとか、個人製作のシステムがネット上にあったりとかするね」
C「試しに何かやってみたいな、簡単なシステムない?」
B「よし、じゃあこのサイトが掲載してるシステム【ハック&スラッシュTRPG】で話を進めようか」
最終更新:2014年11月15日 17:54