曲紹介
変わらない夏の中で終わるもの
曲名:『晩夏祭』(ばんかさい)
- 『ボカコレ2023夏』TOP100ランキングにて47位を記録した。
歌詞
単衣抜ける風 茜空は夏の街
隣座る影ふたつ 視線合わず落とす
先の金魚掬いの網をするり抜けたのは
淡夢 そっと水面に溶けていった
青 白 炎ゆ空は遥か彼方
今 夏が夏が夏が夏が 遠く遠く遠くなっていく
蝉時雨も賑わう声も君のしじまに隠されて
ふたり 祭り 灯り 翳り 嗚呼 まだ終わらないで
パッ、と開いた火の花がふと映した横顔に夜凪ぐ
息は忘れ物 秋の隣
悠久と見紛えそうな繰り返す夏を遡る
変わらないでと願ったのは僕の一人芝居
「——」
まだ 夏が夏が夏が夏が 誘う夢の中に
陽炎のように揺らいだまま灼き付けられた憧れが
今 夏が夏が夏が夏が 遠く遠く遠くなっていく
来年またねと言えないままに夜の帳は下ろされて
ひとり 祭り 灯り 翳り 嗚呼 まだ終わらないで
最後開いた火の花が とっ、と胸打つ幕引きに夜凪ぐ
二度と来ない同じ夏の日
僕は忘れ物 秋の隣
コメント
- やはり好きだ、ゆうゆさん -- 左馬 (2023-08-22 15:37:43)
- 二度と来ない夏の日、か_____。 -- Absol (2024-11-22 08:39:44)
最終更新:2024年11月22日 08:39