その5
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homuhomu_tabetai
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シュッ シュッ
リボほむ82「ホム…ホム……マドカァー……」ポロポロ
一匹一匹、丁寧に羽や翼を取り除き、ブラシを掛ける――こんなところにも職人の美学が感じられる。
「売り物として最高の状態で彼らを出荷するのは、私たち職人の責務ですからね」ブチッブチッ ポイッポイッ
そう語る職人の手には迷いがない。機械のように精密で無駄のない所作だ。
『出荷作業』の済んだリボほむ達は次々とパチンコの玉箱に詰め込まれていく。
ドサ!ドサ!
翼無しリボほむ96「マドカァ…マドカァー……」ポロポロ
羽無し白まど74「ホムラチャン…マドォォォォォ…」ギュッ
翼無しリボほむ109「ホムウウゥゥゥ……」キッ ユルサナイ…
羽無し白まど85「マドォォォ…マドォォォォォ・・・」ニンゲンコロスゥゥゥ……
翼無し仔リボ27「ホミャアアアアアアァン……ホミャァアアアアアン……」ビエーンビエーン
羽無し仔白まど35「ミャロ…ミャロォ……」グスン…グスン…
並ほむのように無駄に逃げ回ったりしないのは、その賢さ故に己の運命を悟ったからだろうか……
「この箱に丁度、成体ほむ種が50匹入ります(笑)」
――は、はぁ……
リボほむは主にペットショップ・加工工場へ、白まどはペットショップに出荷される。
切り離された翼と弓矢も、本体と別にまとめられ、それぞれ珍味・インテリアとして無駄なく消費される。
――最近流行りのMOTTAINAIというやつですね。
「まぁ、我々の業界じゃン十年前から当たり前のことなんですけどね(笑笑)
でも、どうしても売り物にならない子もいるんです……」
――と言いますと?
「あの子たちを見てください」
――これは……
「髪質が悪かったり……」
リボほむ114「ホムゥ………」テンパ
「修復不可能なレベルで服が痛んでたり…」
白まど99「マドォ……」フリルボロボロ
「畸形を持っていたり…」
仔リボほむ31「ホヒーッホヒーッ!」クチフタツ
仔白まど58「マ…マデョオオオ!!?」ナニモミエナイヨ… キョロキョロ
仔白まど62「ミャロミャロ♪」カイリキー
仔リボほむ55「ホ…ホビャッ!?」バターン アシヒトツ
「極端に臆病な性格だったり…」
仔リボほむ43「ホ…ホミャアアアアァァア……」ビクビク ジョボボー
「極端に人間に反抗的だったり…」
仔白まど29「マデョオオオオオオオッ!!!マデョッ!!マデョデョッ!!!」ニンゲンシネ!! ヒュンヒュン! ジタバタジタバタ
「長旅の途中でリボンを落としたものなんて論外です」
狂いほむ136「マドカァマドカァwwwwwwホムッムムムーwwwwww」ゲラゲラ ウンコブリュリュ~
白まど108「ホムラチャーン……」モトニモドッテ… ポロポロ
「彼らはほんの少しだけ、見た目や性格が違うだけなんです。
食べても害は無いどころか、スーパーでパック売りされている並ほむなんかより余程美味しいと自信を持って言えます。
でも、それだけの違いをお客さんは嫌うんですよね……」
……職人は憤っているというよりも、どこか呆れたようにそう呟いた。
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「こうした売り物にならない子はその場で調理することにしています。
食べられるために産まれてきたのにこれでは余りに報われませんからね」
そういうと職人は鍋を火にかけた。だし汁に醤油ベースの、無骨な男料理。
だがシンプル故にその味わいは、果てしなく、深い。
リボほむと白まどの粗汁――職人だけが味わえる、至高の一品だ。
まず、リボほむ・白まどを一体ずつ取り服を剥ぐ。
リボほむ114「ホヒイイイィ………////」ビクビク
白まど99「マドォォォ……////」ガクガク
仰向けに寝かせた彼らを、首から肛門まで一気に――裂く。
リボほむ114「ホホホホホンビャ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ゙゙゙゙゙゙゙!!!!」
白まど99「マギギギギギギイ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙ッ゙゙゙゙゙゙゙!!!」
――お見事ですね。
「なぁに、見よう見真似ですよ」
そう謙遜しながらも、手の方は実に手際よく肉や内臓を取り出しているあたり、料理人としての腕も確かであるように思われる。
かくして、あっという間に空っぽのほむまどが完成してしまった。
リボほむ114「ホ…ヒィ…マドガ………」オナカカラッポ
白まど99「ギィ…マギ……ホムラヂ……」コヒューコヒュー
こんな状態でも平然と生きているとは……
毎度の事ながら、ほむ種の生命力には感嘆せずにはいられない。
「次は頭を割ります」
そう言って職人はリボほむの頭部を取り出す。
空っぽの身体から首を引き抜くのは容易である。ついでに脊髄も一緒に抜けた。
リボほむ頭114「マ……ド…カ…」
白まど99「ホム…ラチャ…ァン……」ポロ…ポロ…
リボほむ身体114「」マミッタ
後頭部の方を下向きに俎板に寝かせ、上アゴから出刃包丁を思いっきり――突き刺した。
リボほむ114「ホガ…ガガガガ…アアアァ…ギ…ビャアアアアアア……ガガガガガガガガガガ」
そして立て気味に持った包丁を額側へと、倒す。
ターーン!!
リボほむ114「ガア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙゙゙゙゙!!!???」
それきりリボほむは喋らなくなった。
突き刺さった包丁によって脳髄が掻き乱され、生命活動を維持できなくなったからだ。
白まど99「ホムラチャン!? ホムラチャァン!! ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!??????」
こうなれば、後の処理は楽である。
切断面から頭部を開き、下アゴ側も割ってしまえばよい。
まどまどの解体も同様の手順だ。
タンタンターーン!
マ゙ッ゙゙゙!? マ゙ギッ!!??? マギョ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙゙゙゙゙゙!!!????
後はほむまどのアラと昆布で取っただし汁で残りの子たちを煮込めば完成である。