その3

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homuhomu_tabetai

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「ホムゥ…」イジワル…
「…ミャロ」サド
「ホミャ…」ヘンタイ
「マドォ…」イケズ…


ほむほむ達が、アタシに罵声を浴びせてる。
つーか、誰だよ? 仔まどにサドなんて言葉を教えたの?
まあ、別にいいけどさ。どうせすぐに大人になるから……


…………………………
………………


……さてと、いい写真も撮れたし、そろそろ愛でてあげますかねぇ……


「ホムムッ !」イジワル イジワル
「…ホビィィッ…」ウルウル…
「ホミャッ…」オロカモニョ…

「あーっ、酷いなぁ……。プレゼントいらないの?」

「ホムッ ?」エ ?
「ホミュゥ ?」プレゼント ?

「一人で食べると、太りそうなんだよねぇ……」

「ホムムッ !?」タベモノ !?
「ミャロッ !」オネエタン !
「ホミ !」ダイチュキ♪

「アハハ、現金だなぁ……。はいはい。ちょっと待っててね♪」

「ホムムッ///」ハーイ
「マドォ///」ヤッタ
「ホミィ♪」ワーイ
「ミャロ~」タノシミィ~

「期待していいからね。アンタ達が見た事もないようなご馳走だよ」

「ホムゥゥ♪」ゴチソウ
「マドォォ…」ワクワク
「ホミャァ」ドキドキ


……ご馳走っていっても、処分品で半額以下になってたクリスマスケーキなんだけどね……

でも、このほむほむ達にとっては、見た事も無いようなご馳走だよ。
ワンコインで買えて、さらにお釣りでジュースまで買える値段のケーキだけどさ。


「ほら、見て驚け……」

「ホムッ !!」スゴイ !!
「ミャロッ…」オイシソウ…
「ホミュミュッ♪」ケーキケーキ
「マドドッ !!」スバラシイ !!


もし、クリスマスケーキが感情みたいなものを持ってたなら、
きっと喜んでるんじゃないかな? ……売れ残って良かった……とか言いながら。

人間の子供達なら、ケーキ一つでここまで感動してくれないもんね。
最近のお子様達なら特にさ……

だから、この子達に食べられるケーキは、たぶん幸せなんじゃないかな?
たぶんだけど、そんな気がするんだ。

……変かな? ちょっとメルヘンなアタシって……



もちろん、ほむほむの分際でケーキなんか食べられるコイツらも、幸せ全開だよね……
……あっ……ちょっと言い過ぎたかも? ゴメンね。

でもいい? しっかりとアタシに感謝しなさいよ。
アンタ達には、アタシを楽しませる義務があんのよ。
忘れちゃダメだかんね。


「ホム…ホムゥッ…」キラキラ
「マドッ…」ソワソワ
「ミャロ~」ワクワク
「ホッ…ホミャ ?」タベテ  イイノ ?


可愛い。頭の中は、目の前のケーキの事でいっぱいなんだろうね。
あんまり可愛いから、またちょっとイジワルでもしたくなっちゃったけど……

……うーん……まあいいや。今はやめといてあげよう……


「大丈夫だよ。朝のイジワルはもうオシマイ。今は優しいお姉さんモードだよ♪」

「ホミュゥ~」ヤッタ~
「ホムムッ」アリガトウ♪
「ミャロ~」ワーイ
「マドマドォ ~」イタダキマス

「はい、上手に食べなよ。床を汚したらお仕置きだからね……って……」


アハハ……。ケーキに夢中で、何も聞いてないね。
全く。この可愛い食いしん坊ども……


「ホムーッ///」オイシイ
「ミャロ~」アムアム
「ホミ♪」オイチィ
「…マドォ///」コンナノ ハジメテ♪


ふふっ。ご飯を食べてる小動物って、例外なく可愛いよね。
……あっ、だから……お菓子ばっかり食べてるアイツも……
……いや、違う。気の迷いだね。あれは可愛くない///

うん。絶対に可愛くない///


「ホムッ ?」オネエサン ?
「ホミィ ?」オカオ アカイ ?

「んっ? いや、あはっ……。ナンデモナイヨ/// どう、美味しい?」

「ホムムッ///」オイシイヨ
「マドドッ」スゴク オイシイ
「ミャロミャロッ」オイシイ オイシイ
「ホミッ♪」オイチー

「そっか、そりゃよかったね……」

「ホムッ///」ウン♪

聞くまでもなかったよね。アンタ達の顔見てれば、すぐに分かる事だしさ。

「マドマドッ///」モグモグ
「ミャロン♪」パクパク…


アンタ達は純粋で素直で単純で、本当に可愛いよ。
羨ましくなるくらいにさ。

ふふっ、でもさぁ……。ちょっと、はしゃぎすぎたね。
床。汚しちゃってるよ……

アタシちゃんと言っといたよね?
……床を汚しちゃダメだって……

アンタ達は、ケーキに夢中で聞いてなかったみたいだけどさ。
可哀想だけど仕方ないね。躾って大事だもん。これは後でしっかりと……


…………お仕置きだよね…………


「ホムムッ」モグモグ…
「ホミィ///」オイチィ♪
「ミャロォ~」ヤワラカイ~
「マドドッ///」シアワセ♪


……たのしみ♪……


…………………………
………………


……さてと、お仕置きお仕置き。いい響き♪ なにがいいかな? あっ、そうだ……

「……よし、これに決まりだよ♪」

……キュッキュッ………キュキュッ………

「ホッ !? ホビャ…ァァアッ…ァァアアッ !!!」 !!!
「ホッ!? ホムラチャーン !!!」!!!
「ホミャァァアア~ !!!」オカアサァーン !!!


…………………………
………………


「…ホムラ…チャン ?」キョトン…
「マッ…マドカァ……」シクシク…
「ホ…ミュラ…チャン///」ウププ…
「ホッ…ホミ…ミッ」クスクス…

「…ホッ…ホビャ…ァァア…アァ…ァァ…ッ……」シクシク ポロポロ……






ほむほむのお腹に、ちょっと恥ずかしい落書きをしただけだよ♪


── 完 ──



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