その2

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homuhomu_tabetai

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アハハ、はは……。えーと……
何と言いますか……。つい出来心で……


「ホムホムッ !」プンプン !
「マドドッ !!」プンスカ !!

……うーん、怒ってるね?

「ホムムッ !」ヒドイヨ ! プンプン
「ホミィ !」ゴハンジャ ナイヨ !
「マドォッ !!」オバカ !!


軽い冗談だったんだけどね。
アタシの鼻をペシペシしてたほむほむが、あんまり美味しそうな匂いだったから、
思わず口の中に入れちゃった。もちろん噛んだり飲み込んだりはしてないよ。
ちょっと、味見程度になめてみただけ……

うん。美味しかったよ♪

アハハッ……。ごめん……


「ホッ…ホム…ムムゥッ…」ゼーハー ゼーハー
「ホッ…ホビ…イィ…」コワ…カッタ… ビクビク
「ホミミィ !!」タベチャ ダメ !!


でも、どうやらこの子達には、この方向性の冗談は刺激が強かったみたいだわ。
考えてみれば、ついこの間まで完全な野良だったし……

……食うか食われるか食われるか食われるかの生活をしてたんだろうな……

いつも明るくておバカだから忘れちゃってたけど、
この子達は今まで、結構ハードな人生(ほむ生)を送ってたんだ。

弱くて美味しい生き物の宿命らしいけど、神様って残酷だよね……


「…ホムムッ ?」ダイジョウブ ?
「ホ…ビィ…ッ…」ダイジョウ…ブ…
「マドォ…」ヨカッタ… ホッ…


うん。今後は気をつけよう。
せっかくここまで仲良しになれたんだし、嫌われちゃったら悲しいもんね……


…………とは思うんだよ。わりとマジで…………


「…ホムゥ ?」オネエ…チャン ?
「…マド…ォ ?」…ワラッテ…ル?
「…ホミ ?」チョット コワイ ?


……フフフッ……。でも、怯えてるほむほむ達って、最高に可愛いんだよね。
アタシって、もしかして危ない女の子なのかな?


「…ホムムゥッ ?」オネエサン ?

……あぁ、ダメだわ……やっぱり、我慢出来ないかも……

「…ホミィ ?」…モシモシ ?

……また……アタシの心に住んでる悪い蟲が……

「…ホビィ…ィ…」イヤナ ヨカン…
「マドドッ…」エガオガ コワイ…



あっ、気付かれちゃったかな?
やるわね、ほむほむ。勘が冴えてるわ。

よし、とりあえず謝っておこう……


「……えっと、ごめんね、みんな。ちょっとやり過ぎた。マジごめん」

「…ホ…ムゥ」グスッ…
「ホムゥ…」イイヨ シクシク…
「ミャロォ ?」ワカッテ クレタ ?
「ホミィ///」ユルシテ アゲル

アハハ……。チョロイぞ、ほむほむ。ちょっとは疑おうよ……

「マドドォ ?」ハンセイ シテル ?

「うん、してるしてる。はい、反省のポーズ……ハンセイ……」

「……?」?
「……??」?
「ホミャア ?」ナニソレ ?


さてと、ギャグは古すぎて滑ったと思うけど、
一応は謝ったし、アタシはもう無罪放免だよね。

それじゃ、ほむほむのつぶらな瞳が、まだ涙でウルウルしてる内に……


「ホムムゥ…」オネエサン ?
「…ホミ…」カメラ…
「マド…」…

「うん。ゴメンねチビ達。でもさあ、アンタ達の涙目ってスゴく可愛いから……」

「ホムゥ ?」?
「ホミャア ?」キョトン

「……写真に残したいな~ なんてね……」

「ホムム…」イジワル…
「ホムゥッ…ウゥッ…」ヒドイ シクシク
「マドォ…」ヤッパリ…
「ホミャッ !!」ハンセイ シテナイ !!

「はーい、お漏らしめがほむも、こっち向いて泣いてね♪」

「ホムホムッ !!」オバカッ !!
「ホビィィ…」ウルウル…
「ミャロッ!」プンプン
「ホミッ !!」オシリ ペンペン !!

アハハ。朝からほむほむ達が泣いたり怒ったり……
ホント可愛い。まとめて嫁にしたいレベルだよ。
ゴメンね。いつもイジワルしちゃって……


……アタシを嫌いにならないでね……後で思いっきり、愛でてあげるからさ……





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