とある里山の一コマ
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homuhomu_tabetai
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作者:t6trMprY0
972 名前:以下、あけまして[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 23:04:48.04 ID:t6trMprY0
ほむほむ「ホムー」テクテク
おやおや、雪が少ないとはいえ本来冬眠しているはずのほむほむが珍しくこの寒さのなか歩き回っているようです。
ほむほむ「ホムン?」ナニカアル?
ほむほむが何か見つけたみたいですよ。
ほむほむ「ホムッ!」ドングリ!
ほむほむ「ホムムーホムムンマドカァー♪」マドマドトゴハンデキル♪
この時期にドングリが残っているなんて、このほむほむはとても幸運ですね。
あんなにはしゃいじゃって、意中のまどまどでもいるのでしょうか。
大喜びでドングリに走りよるほむほむ。
その小さな手がドングリに触れようとした瞬間…
ほむほむ「ホビャーーーッッ!?」
なんと足下がいきなり沈み、穴に落ちてしまいました。
ほむほむ「ホム…」ポロポロ
ほむほむ「ホミャァ…」アシイタイ…
どうやら穴に落ちたときに足をくじいてしまったようです。
ほむほむ「ホムゥ…ホムッ!」キョロキョロ…アッタ!
それでも運がいいのかドングリも一緒に穴に落ちていました。
大事にドングリを抱えるほむほむですが、この足では穴を登れそうにありません。
登れたとしても、季節外れのご馳走を諦めないといけません。
ほむほむ「…マドカァー」マドマド…ポロポロ
不安と恐怖で愛しいまどまどの名を呼び続けます。
それでも助けは来ません。
冬眠の時期に活動しているほむほむの方が珍しいのですから、残酷とはいえ当然の事です。
カサカサ
ホムラチャーン
気のせいでしょうか。遠くでまどまどが呼んでる声がします。
ほむほむ「ホムゥッ!マドカァーー!」
それでもほむほむは精一杯の声で鳴きました。
愛しいあの娘が巣に戻らない自分を心配して探しに来てくれている。
そう信じて自分の居場所を一生懸命つたえましだ。
まどまど「ティヒッ!ホムラチャン!」
ほむほむの祈りが通じたのでしょうか。
穴の上からまどまどが覗いてます。
愛しいあの娘ではない見慣れないまどまどでしたが、ほむほむには天使が助けに来てくれたことに変わりません。
ほむほむ「マドカァーー!マドカァーー」マドマドタスケテ!
ほむほむはつぶらな瞳に涙を浮かべながらまどまどに手を伸ばします。
???「おお、元気なほむほむじゃ。今日はついとるのう」
しゃがれた声と一緒に黒い影がほむほむを覆います。
ほむほむ「ホビャ!?」ジタバタ
???「冬眠していないにもかかわらずこの肉付き。やはり冬ほむはまどまどを積極的にねらうものに限るのう」
まどまど「マドー♪」ゴチソウダネ♪
ほむほむを捕まえたのはしわがれた老人の手。
そしてほむほむが見たのは老人に笑いかけるまどまどの姿でした。
ほむほむ「マ、マドカァァ?」ナンデ?タスケニキテクレタンジャ?
まどまど「ティヒヒ、マドマドホムラァ」ゴシュジントゴハンホムホムトリニキタダケダヨ
ほむほむ「ホ…ホムァ」ソ、ソンナ…
老人「さあ、今日はほむ鍋じゃぞ、まどまど」
まどまど「マドッ♪」ゴシュジンダイスキ♪
ほむほむ「ホビャァ」イヤイヤ ジタバタ
老人「これだけ元気が良い冬ほむじゃ。さぞかし美味い鍋ができるじゃろうて」
ほむほむ「ホギャーーーーー!!マドカァァーーー!!」
里山では希少種よりも珍しいという、冬眠せずまどまどを求めて歩き回る野生の冬ほむ。
他の生物が仲間の様に冬眠すると知っているために外敵に対して油断し、単純な罠で捕まえることが出来たりします。
もちろん巣ごと一網打尽もできますが、それはまた別のお楽しみ。
おまけ
冬ほむ鍋の楽しみ方
冬ほむ鍋はなんといっても囲炉裏で食べるのが一番。
鉄鍋を囲炉裏の上にかけ、水を張ったら野菜と冬ほむをおもむろに鍋に放ります。
冬ほむはそのまま縛れば薄味の出汁が、手足を潰せば濃い味の出汁になります。
ほむほむが暴れないためにもこの処理は大切です。
煮加減はお好みで、野菜に箸が通れば食べごろ。
お好みで味噌を溶いて出来上がり。
囲炉裏端でほ餅を焼いておけば具によしご飯代わりに良しと一石二鳥です。
終わり
- きめぇな、まどまど厨は