『ほむほむ保護条例発動! 食卓から消えたほむほむ』
最終更新:
homuhomu_tabetai
-
view
作者:2oBG1qzXo
88 名前:3レスネタ[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 11:21:56.16 ID:2oBG1qzXo
煮てよし、焼いてよし、生でよし、と様々な家庭で食されていたほむほむ。
知久「今日の夕飯はほむバーグだよ」
まどか「やったぁ! 私の大好物!」
そのおいしさ故に人気が高いのだが、遂に需要が供給を上回り始めた。ほむほむの凄まじい繁殖力ですら人間の食欲は凌駕してしまったのだ。
結果、野生のほむほむはすっかり数を減らしてしまい、おやつ感覚でほむほむを食べることはできなくなってしまった。
ゆま「キョーコ、お腹へったよー」グゥゥゥ
杏子「最近ほむほむ見ねーな。アタシらの貴重なタンパク質が……。仕方ねー、さやさやで我慢すっか」パシッ
ほむほむの価格はじわじわ高騰していき、特に天然のほむほむは高級食材扱いになった。
マミ「ほむステーキ食べたい……でもこの価格じゃ無理ね」ショボン
それでも人はほむほむを求め、海を山を捜し回る。酷いケースでははほむほむ牧場から盗まれることもあった。
さやか「とったどー!」
ほむほむ「ホムゥッ!?」イヤイヤ
かりん
問題はほむほむだけでなく、生態系全域にまで及んでいた。
自然界においてほむほむを食べて生きている生物は多い。それが数を減らしてしまい、別の食べ物に頼らざるを得なくなったのだ。
まどまど「マドォー……」グーキュルル
仲が良かったはずのさやさやとあんあんが共食いしたり、まみまみがまどまどに襲われたりと、生態系が大きくかき乱されている。
さやさや「サヤサヤサヤサヤッ!!」ガリガリガリ
あんあん「アンアンアンアンアンッ!!」ガリガリガリ
まどまど「マドマドッ!」チュドドドドドッ!!
まみまみ「マミィィィッ!?」ダダダッ
そして、あの「見滝原山の悲劇」が起こってしまった。見滝原の3つの丘陵地に巨大樹木くりーむひるとが発生したのだ。
見滝原は日本有数のほむほむの産地だったが、高まる需要に応えるべくほむほむを乱獲しすぎ、結果としてきゅぅべえが増えすぎたのが原因とみられている。
きゅぅべえず「「「「「エーンートーローピー」」」」」」キュップエ
くりーむひると「「「……」」」ズズズーン
そしてくりーむひるとが倒れた後、ほむほむは見滝原から完全に姿を消した。新しくほむコロニーを作るべくまどまどと逃げたほむほむまで、人間は狩りつくしてしまったのだ。
さやか「ほむほむはあたしのメシになるのだ~~!!」ガツガツモリモリ
ほむほむ「ホムゥゥゥッ――」
まどまど「ホムラチャーン!!」ポロポロ
ほむほむがいなければきゅぅべえは増え続ける。くりーむひるとが倒れた後の養分は、またくりーむひるとが生えるための養分となり、見滝原の山は今やくりーむひるとの群生地となってしまった。
見滝原の畜産、農業、水源は全て枯渇し、市は壊滅的な被害を受けたことは日本国民の記憶に新しい。
事態を重く見た政府は、ついに『ほむほむ保護条例』を提出。野生のほむほむを食べる事は法律で禁じられ、牧場産のほむほむも輸出量が規制された。
その牧場のほむほむも、一時の最安値の250倍の値段が付いている。この数字で需要と供給のバランスがいかに崩壊しているかが分かるだろう。
まどか「ほむほむ一匹……に、2000円っ!?」
知久「これじゃあとてもじゃないけど買えないね……。まどか、悪いけどほむ飯はまた今度ということで」
タツヤ「ぎゃーん!!」ジタバタッ!
皆に愛されたほむ飯も、ほむバーグも、ほむ飴も、家庭で食べられることは無くなってしまった。
ほむほむ工場は経営が立ち行かなくなり、ほむほむを飼育の餌としていた産業も業績が悪化しつつある。
日本経済が受けた打撃は最低でも1兆円と言われている。専門家の見識では、この数字は更に悪化するとのこと。
QB「訳が分からないよ! どうして人間はほむほむを食べようとしないんだい!!」バンッ!
絢子「だから食べたくても手が出せねーんだよ! いい加減分かれこの脳味噌綿ぼこり野郎!!」ダンッ!
ほむほむがいなくなった自然を回復させるため、現在政府主導でほむほむ繁殖のプロジェクトが進められている。
貴重となってしまったほむほむを人工繁殖させ、5年後に見滝原山に放し、くりーむひると発生を無かった事にする計画だ。成功すれば見滝原はほむほむの産地として返り咲くことだろう。
一刻も早いほむコロニー復活が渇望されている。でなければ愚かな人間は、その欲で自分自身を食らい尽くしてしまいかねない。
めがほむ「ホムホム……」ブルブル
りぼほむ「……ホムゥ」ファサッ
『ほむほむ繁殖プロジェクト、頓挫! 原因は『ほむーんぴーす』によるほむほむ虐待。そして戦争へ―――』
見滝原再生が掛かっていた、ほむほむ繁殖プロジェクトが破錠した。原因は『ほむーんぴーす』職員によるほむほむ虐めである。
この『ほむーんぴーす』職員、あろうことかほむほむの繁殖場に忍びこみ、ほむほむの前でまどまどを虐めたのである。
結果、繁殖用のほむほむが全て毒を持ってしまったのだ。
ほむーんぴーす「MADOMADO is so delicios!!」チュルルゥゥゥ
ほむほむ「ホムッ!? ホムホムホムッ!!」ガシャガシャガシャッ!!
まどまど「マドォォォッ!!」ジタバタジタバタッ!!
ぼりゅっ
まどまど「ホ、ホム、ラチャー……」ブシュゥゥッ
ほむほむ「マドカァァァーー!!」
ほむーんぴーす「HAHAHAHAHA!!」
まどまどをほむほむの前で虐待すると、ほむほむが体に毒を作ることは有名である。毒を持つほむほむに触ると皮膚がかぶれ、食そうものなら最悪死に至る。
ほむほむの毒は強い上に、内臓から肉といった体全てに発生してしまう。更に毒を持ったほむほむは長く生きられない。強すぎる毒で自分自身を殺してしまうのだ。
国が保有していたほむほむは繁殖に利用できなくなり、再度一定数のほむほむを集めるまで計画は凍結される見込み。
見滝原が再生し、ほむほむが以前のように家庭で食すことができるようになるには更に時間がかかることになるだろう。
この理不尽な行いに国民からは不満の声が爆発している。
ほむほむを駄目にした『ほむーんぴーす』職員は即刻拘束されて判決を待つ身であるが、その職員を帰国させるよう『ほむーんぴーす』から要請があった。
そもそも『ほむーんぴーす』とは、ほむほむの保護を名目として掲げているA国の団体である。それがなぜ日本にやってきて、日本の貴重なほむほむを死なせてしまうのか。
ほむほむの保護といっても、要はこの団体はほむほむを使って日本を攻撃したいだけなのである。そしてA国は「非公認の団体だから」と、その責任を全く取ることはない。
職員の帰国の要請に日本へやってきた『ほむーんぴーす』幹部の発言は以下のようになる。
ほむーんぴーす「日本鬼子が賢くて愛らしいほむほむを惨たらしゅう食ってるのが悪いんだ! おらだぢ悪ぐねぇ!」※翻訳機能に一部異常が出ております
この発言を受けて〇〇党の美国織莉子議員は、
織莉子「よろしい、ならば戦争です」ビッ
この一言を全国生放送中のテレビで、親指を下にむけて『ほむーんぴーす』に向けて発言。会場は騒然となった。
国会内で美国議員は糾弾の的となり、議員を強制的に辞職させられそうになったのだが、そこへ防衛省幹部、呉キリカ氏が陸空軍を伴って乱入。まさかの軍事クーデターが発生した。
キリカ「やぁ織莉子! ご機嫌はいかがかな!?」ザンザンザンザンバラバラ
織莉子「最高よキリカ。これで無能な味方は排除されたわ」グッ!
キリカ「みなよ織莉子! 人がほむほむみたいだ! あっははははははは!!」
ほむほむが原因で起こったクーデター、後の世で『ほむデター』と呼ばれるこの騒動は、日本再生の産声とも言われている。
軍部と政権の両方を掌握した織莉子議員は、すぐに美国首相として就任、活動を開始した。
国内の美国首相への支持だが、〇〇新聞が就任後すぐにとったアンケートの結果、『支持する』と答えた人はなんと全体の8割を超えた。
詳しい声を聞いてみると、
女子S「冗談じゃないわよ! あいつらの所為でほむほむが食べれなくなっちゃったんでしょ!? 許せるわけ無い、絶対に!」
女子A「政治のことなんて興味ねーけど、あたしらが何食おうとあたしらの勝手だろ。それを文句付けた上で食えないようにするなんざムカつく。あいつらをブン殴るなら支持するね」
女子M「ほむほむを食べることが間違いなんて言われたら、そんなのは違うって何度でも言い続けます。きっといつまでも言い張れます」
婦女M「ほむほむが食べられないならみんな死ぬしか無いじゃないっ!!」
このように国民の『ほむーんぴーす』への不満は大きく、かの組織へ毅然とした態度を取った美国議員は国民の心を見事に掴んでいた。
国民の意識が一つにまとまったところで、美国議員はついにA国に向けて宣戦を布告した。以下がその演説である。
織莉子「彼らはほむほむを理不尽に我々から奪いました。ほむほむは我々日本国に住む動物であり、彼女らは荒廃した日本の国土を再生するという希望を託されていました」
織莉子「それを殺した、ということは我らの国土を侵略したも同然です。この侵略行為に対し、我々は『ほむーんぴーす』とそれを保護するA国に対し、断固として戦うことをここに宣言します!」ドン!
軍事力による政権交代に諸外国は眉を潜め、A国への宣戦布告には国際連合が撤回するよう動きかけた。
それを受けて美国首相は、国際連合への基金を即刻全面停止。国際連合から脱退する動きを見せた。
国連の活動基金は日本からの献金が3割を占めていると言われている。こうなると弱るのは国連の方である。
再度国連から呼び出されて本部へ赴いた美国首相は、各国のトップに日本のほむ料理をふるまった。食した人々はほむほむの味に舌鼓を打ち、ほむほむの断末魔に陶酔したという。
織莉子「皆様、我が日本の目的はほむほむの再生。軍事力はあくまで手段に過ぎないのです。どうか御理解いただけませんか?」
国連幹部「「「「「Yeah!!!!!」」」」」
ほむほむ「ホムァーー!!!」バリバリグシャグシャメキメキゴクン
こうして国際連合は生まれ変わり、日本の戦争を全面支持することになった。のちの『ほむ連』である。
横槍が入ることはなくなった日本は、A国の海路、空路を完全に封鎖した。A国も日本と同様の島国なので、海路と空路が塞がれると外国との交易が出来なくなる。
第一次産業を自国で補いきれず、また海外交易が完全に絶たれ、経済へのダメージは深刻なものとなった。
勿論A国もそれを黙ってみているはずがなかったのだが、それより早く国連全体がA国との交易を打ち切ってしまい、また海軍は全て日本に沈められてしまった。
飛行機も空母と戦闘機により、海軍と同様の運命を辿る。A国が軍事的に日本に対抗する術は一月でなくなってしまったのである。
この時点でA国は日本への停戦を提案。条件は『ほむーんぴーす』の問題を起こした職員の身柄を日本に明け渡すこと。
これを聞いて美国首相は、
織莉子「話にならないわ、消えなさい」
この一言で使者を追い出した。
結局A国封鎖は一年以上続き、そこでようやくA国が再度停戦を申してできた。今度は日本側の要求を全面的に飲む事を約束してである。
以下に美国首相がA国に要求したことを記す。
織莉子「まず『ほむーんぴーす』は解体の上、関係者全員の身柄を引き渡しなさい。次に、ほむほむを奪ったことにより生じた損害への賠償金をA国に支払ってもらいます」
織莉子「そして最後に! 日本の食生活に金輪際口を出さない事を! 誓ってもらいます!」
キリカ「さっすが織莉子かっこいー! 抱いて!」
こうして戦争は幕を閉じた。
『ほむーんぴーす』は解体され職員は日本で50年の禁固刑に処され、A国は日本に一括で日本円で2兆円、年毎に5億円の賠償金を10年間支払うことになる。
世界各国はこの戦争から、『日本の食生活には口出ししてはいけない』ということを肝に命じたという。
A国から支給される賠償金と強いリーダーシップを取れる首相の力で、日本経済は復興しつつあり、ほむほむ繁殖プロジェクトも再度始まろうとしている。
ほむほむが我々の食卓に再度並ぶ日も、近い。
知久「今日は久しぶりほむほむ料理を作ったよ」
まどか「やったー! ほむ飯だー!」
ほむほむ「ホ……ム……」ピクッピクッ
絢子「おいおい大丈夫か? こんなに買ったら『明日からは目玉焼きだけ』なんてオチが待ってねーよな?」
知久「うん、『ほむほむ繁殖成功フェア』っていうのがあってね。普段よりずっと安く買う事ができたんだ」
まどか「じゃあまた前みたいにほむほむが食べられる!?」
知久「あぁ、きっとね。とにかく今日はお腹いっぱいほむほむを食べていいよ」
まどか「うわぁい! じゃあいただきま~す!アァァング
ばぐり
終!
- 日本人は野蛮だな・・・
- 恐ろしい世界だ・・・
- すごい規模だ・・・