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ほむほむを美味しく食べるまとめwiki
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その2

最終更新:

homuhomu_tabetai

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――――季節は流れ4月

あの巣の群れも無事に冬を越し、春を迎えた。

ほむほむ1「ホムホム!マドカ!」 ハルダヨ!マドマド!
まどまど1「マドッ!マドマド!」 ウンッ!アッタカイネ!

春の訪れを感じ群れは活気だっている。何しろ4ヵ月ぶりの外界である。いくら巣の中が快適といっても長期間こもっていると外が恋しくなるものだ。

ほむほむ2「ホムホムホムー!」 イリグチヲアケルゾー!
ほむほむs「「ホムー!!」」 オーッ!!

冬の間外敵から巣を守ってきた入口を明ける時が来た。入口は大きな岩で出来ており、ほむほむ十数匹でなければ動かせない。

ほむほむs「「ホームッ!!」」 セーノッ!!


ズッ… ズズッ… ズズズズッ…


力を込めてほむほむ達が岩を外に押し込んでいく。岩が動くたびに日の光が強くなってゆく。
さぁ、あと少しで久しぶりの外の世界が―――――

ほむほむs「「ホムッ?」」 エッ?

ほむほむ達が最初に見たものは眩しい太陽でもなく、色美やかな花でもなく、こちらを見つめている2つの球であった。それが巨大な眼球だと認識すると、

ほむほむs「「ホッ、ホビャアアアアアアアアアアァァァァーーーーーー!!!!!」」 ニッ、ニンゲンダァァァァァーーーーーーー!!!!!

ほむほむ達はパニックに陥った。なんでニンゲンが?この場所は知られていないはずなのに!?混乱しつつも一斉に巣の奥へと駆け込んでいった。

まどまど2「マ、マドマド!?」 ド、ドウシタノ!?
仔まど2「ミャドン?」 オカーサン?
仔ほむ2「ホミャホミャ?」 オソトニデナイノ?

尋常ではないほむほむ達の様子に巣の中にいた仲間達は驚いた。上機嫌で外へ出ていったと思えば、血相を変えて戻って来るのだ。面食らうのも当然だろう。

ほむほむ2「ホッ、ホッ、ホムホムホム!」 ニ、ニ、ニンゲンガイリグチニ!
まどまど2「マ、マドン!?」 エッ、ソンナ!?

めがほむ17「ホ、ホ、ホムゥ…」 コ、コ、コワイヨォ…
まどまど20「マ、マドン!マドマドマドマド マドマド!」 ダ、ダイジョウブダヨ!スノナカニハハイッテコレナイヨ!
ほむほむ39「ホ、ホムホム!ホムホムホムン!」 ソ、ソウダネ!オクニカクレテイヨウ!

確かにいくらこの巣が大きいといっても人間が入れるような大きさではない。巣の奥ならば安全だと考え隠れることにした。しかし……。


ザクッ! ザクッ! ザクッ!


ほむほむs「「ホムホムホム…」」 ガクガクブルブル…
まどまどs「「ホ、ホムラチャーン…」」 コワイヨ、ホムホム…
めがほむs「「ホムゥ、ホムゥ…」」 コワクナイ、コワクナイ…
仔ほむs「「ホ、ホミュ…」」 オ、オカーサン…
仔まどs「「ミャ、ミャド…?」」 ナンノオト…?
仔めがほむs「「ホミャァ…」」 オシッコジョワ~

今まで聞いたことのない様な音が響く。それと同時に振動が巣を襲った。かつてない恐怖に仲間達は身を寄せ合い震え上がった。


ザンッ!!


今までで一番大きな振動が巣を襲う。思わず群れは目を瞑った。そして再び目を開け上を見るがそこにあったものは慣れ親しんだ天井ではなく、こちらを見つめている数人のニンゲンであった。

ほむほむs「「ホンビャアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」 ギャアアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
まどまどs「「マ、マドオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」 ヒ、ヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
めがほむs「「ホ、ホ、ホムムムムムムムムムムムウウウウウゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」 オウチガアアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
仔ほむs「「ホ、ホンミュウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」 カ、カイジュウダアァァァァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
仔まどs「「ミャドオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」 タ、タチュケテェェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
仔めがほむs「「ホミャアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」 セイダイニオシッコジョワ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

群れは一斉に悲鳴を上げた。ニンゲンの恐ろしさは聞いていたがここまでとは思っていなかった。どんな強風も、豪雨でも、積雪でも耐え抜いた巣があっという間に破壊されてしまったのだ。想像以上に恐ろしい生き物だった。



男1「おー、いるなぁ。」
男2「思った以上だな、こりゃ。」
男3「よし、さっさと始めちまうか。」

男達「「ウース。」」


そういうと男達は巣の中にいたほむまど達を捕まえ始めた。

まどまど27「マドッ!?マドマドッ!!」 イヤッ!? ハナシテ!! バタバタ
ほむほむ27「マドカァァーーーーー!!!」 マドマドーーーーー!!! ポロポロ
仔ほむ57「ホミュ!ホミュ!ホミューッ!!」 ヤダ!ヤダ!ハナシテヨーッ!! ポロポロ バタバタ
仔まど57「ミャドォーーーッ!!」 イモウチョーーー!! ポロポロ

男達は慣れた手つきで捕まえ始めた。中には武器を持って攻撃をしてくるほむほむもいたが、それも男達は簡単に受け流し捕まえてしまった。
この男達は天然のほむ種を捕獲して売るほむ種専門の業者であった。以前にこの山を訪れたのはこの山に住むほむ種の生態を調査する為であったのだ。以前の調査の際、落ちている木の実の数や地面に残っていたほむほむ達の足跡からこの辺りに巣があるとふんでいたらしい。
捕獲されたほむまど達は仔ほむは仔ほむ専用、まどまどはまどまど専用…というように分類され専用のケースに次々と放り込まれていった。


めがほむ36「カナメサァーン…」 マドマドー… シクシク ポロポロ

仔まど42「ミャドーッ!ミャドーーーッ!」 タチュケテーッ!オカアサァーンーーー!! ポロポロ バタバタ
まどまど42「マドマドマドオォォーーーーー!!」ワタシノコドモカエシテェーーーーー!! ポロポロ

まどまど17「ホムラチャーーーーーン!!」 ホムホムニミギテノバシ ポロポロ
ほむほむ17「マドカァァーーーーー!!」 マドマドニミギテノバシ ポロポロ

妊ほむ2「ホムー ホムホムーーー!!」 オネガイヤメテーーー!! ポロポロ
まどまど2「マドマドマドマドオォォォッ!!」 オナカニアカンボウガイルノオォォッ!! ポロポロ

仔ほむ13「ホミャー…」 オカアサァン… ポロポロ
ほむほむ13「ホムホムー…」 コホムチャーン… ポロポロ

めがほむ78「マドカァ…」 マドマドォ… ポロポロ
まどまど78「コンナノッテナイヨォ…」 ホムホムゥ… ポロポロ

ケースは透明な為に外の惨状が嫌でも見える。大切な仲間が、家族が次々に捕まっているというのに何も出来ない。
また、他のケースに入れられた家族の姿を見つけるとどうしようもなく涙が零れてきた。番も子供達も同じ様に涙で顔をグシャグシャにしていた。すぐ傍にいるのに手が届かない……。距離が近い様でとてつもなく遠い……。

ほむほむ5「ホムー…」 ドウシテ… シクシク ポロポロ

なんで?どうしてこんなことになってしまったの?ついさっきまでは幸せの絶頂だったじゃないか。久しぶりの外に期待を高鳴らせ、これからの未来に胸を躍らせていたというのに……。そして産まれたばかりの赤ん坊たちに外の世界を―――

ほむほむ5「ホムッ!?」 ハッ!?

そうだ、赤ん坊たちは!?確か部屋で寝かしつけておいたはずだが…!
ケースの中から血眼になって外の様子を見ているとニンゲンの1人がちょうど赤ん坊を持っているところであった。

ほむほむ5「ホムウゥゥーーーーーー!!!!ホムホムホムウゥゥゥーーーーーーーッ!!!!!!!!!」 カエシテェェーーーーーー!!!!ワタシノアカチャンーーーーーーーッ!!!!!!!!! バンバンッ

ほむほむは狂ったように叫びケースを叩いた。しかしニンゲンには届かない。

ほむほむ5「ホムウゥゥーーーーーー!!!!ホムウゥゥゥーーーーーーーッ!!!!」 カエシテェェーーーーーー!!!!カエシテェェーーーーーー!!!! バンバンバンバンバンバンバンッ!!!!

赤ほむs「「ホミャァ…?ホミャァ… ホミャアッ!ホミャアッ!」」 ウーン…?オカータン… オカータン!オカータン!
赤まどs「「ミャドォ… ミャドォ…」」 クゥ… クゥ…

赤まどはまだ眠ったままだが、赤ほむは目を覚まし泣き始めた。きっと母親の自分をさがしているんだ!
だから返して!今すぐ子供達を腕に抱かせて!




ほむほむ5「ホムアァァァァーーーーーーーッ!!!!」 カエシテエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!










「ホビャアッ!」 「マドォッ!」 「ココジャナーーーーーイ!!」 「ホミャアァァァァァ……!」 「ミャドオォォォォォ……!」 「コンナノゼッタイオカシイヨーーーーーーーーーーー!!」

…惨劇はまだまだ続く。





――――別視点。

仔ほむ16「ホミュウ… ホミュウ…」 ハァ… ハァ…
仔まど11「ミャドォ、ミャドミャド…」 ガンバッテ、ホムラチャン…
ほむほむ88「ホムホム、ホムホムゥ…?」 ダイジョウブ、コドモタチ?

襲撃を受けた巣から運良く逃げだせたほむまど達もいた。捕まっていく仲間を見捨てるのは心が痛むがこのままでは全滅だ。それなら逃げられる者だけで逃げた方がまだマシだろう。背中に仲間の悲鳴を受けながらほむまど達は走り出した。

どれくらい走っただろうか?日が落ちかけ、夕日がほむほむ達を照らす。流石にもう限界だ。ここらで一休みすることにした。


仔ほむ11「ホミュウ…」 ツカレタヨォ…
仔ほむ14「ホミュ… ホミュ…」 ヒック… ヒック…
仔まど16「ミャドォ…」 オカァサン… ポロポロ
ほむほむ88「ホムゥ…」 ナカマァ…

休憩をとり、落ち着き始めると猛烈な悲しみが襲ってきた。今でも仲間達の悲痛な叫びが鮮明に蘇る。逃げてこられた数は10匹にも満たない。これからどうするべきか……。

……いけない。こんな時に大人の自分達がしっかりしなければならない。とりあえず今後の方針を決めなくては…。
ニンゲン達もそろそろいなくなっているかもしれない。朝になったらもう一度巣に戻ろう。ひょっとしたら別に逃げた仲間達と合流できるかもしれない。
とりあえず子供達をなだめようと手を伸ばしたほむほむの―――

ヒュンッ

ザンッ

脳天を何かが貫いた。

仔ほむs「「ホ、ホミャアアァァァーーーーーーーーーーー!!!」」 ウワアアアアァァァーーーーーーーーーーー!!!
仔まどs「「ミャドオオオォォォーーーーーーーーーーー!!!」」 キャアアアアァァァーーーーーーーーーーー!!!
ほむほむs「「ホ、ホビャアアァァァーーーーーーーーーーー!!!」」 ナカマアアアアァァァーーーーーーーーーーー!!!

本日二度目の大絶叫であった。仲間のほむほむを殺したのはあんあんであった。あんあんの自慢の武器である槍がほむほむの頭を貫いている…。

ほむほむ88「ホッ ホッ ホッ…」 ビクンッ ビクンッ ビクンッ

脳天を貫かれながらもほむほむはまだ生きていた。全身をビクビクと痙攣させている。生命力の高さは流石というべきであるがこれなら殺してくれた方がよほどマシというものである。

あんあん「アーンッ!」 ヨッ!
ほむほむ88「ホッ」 ズブッ!

そんなほむほむの気持ちを知ってか知らずか、あんあんはほむほむの頭から槍を引き抜いた。

仔ほむs「「ホミャアアァァァ…」」 コワイヨォ…
仔まどs「「ミャ、ミャ、ミャドオオオォォォ…」」 ガクガク ブルブル
ほむほむ96「ホムホムホムホム!」 コドモタチヲマモレ!
ほむほむ80「ホム!」 ヨシ!

大人達が前に出て子供を隠す。こんな時の為に訓練をしてきたんだ。そう簡単にやられるものか!
あんあんと正面から対峙し、武器を構え――― 武器を―――

ほむほむs「「ホ、ホムッ?」」 ア、アレッ?

無い。何も持っていない。自分達は丸腰だ。考えてみれば襲撃を受けた際にそのまま逃げてきたのだ。武器など所持している訳がない。


あんあん「…アーン」 …ニンマリ

ほむほむs「「ホ、ホ、ホッ…!」」 ガタガタ ブルブル




「「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……!!!!!!!!!」」



森に三度目の絶叫が響き渡った。



―― ザシュウッ 「ホビャアッ!」 グシャアァ 「ホミャアッ…!」 グチャアッ 「ミャドオオオオォォーーー…」 グサァッ 「ホンビャアアァァァッ」 ベチャッ 「ビャッ」 ……



ほむまど達の捕獲は小一時間程で済んだ。
あれだけ繁栄を誇っていた巣は今では見る影もなく、荒れ果てた廃墟のようだ。

ほむほむs「「ホムゥ…」」 ナミダモスデニカレハテテ…
まどまどs「「マドオォ…」」 セイモコンモツキハテタ…

先祖代々から受け継がれてきた巣は破壊され、家族たちとも引き離されてしまった。
現在ほむまど達はトラックに積み込まれどこかに搬送されていた。
他のケースの仲間の様子を伺ってみるが、暗くて見えない。しかしすすり泣きの様なものが絶えず聞こえてくる。

…どうしてこうなってしまったのか。同じ疑問を何度浮かべただろう?
自分達は山奥でひっそりと暮らしていただけなのに…。
これからも穏やかに暮らしていけるはずだったのに…。

あの幸せな日々はもう戻ってこないのか…?そう考えると枯れ果てたと思った涙が再び零れ出した。

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