その2

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homuhomu_tabetai

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さやさや「サヤヤー?キョーコォ!」ピョン!

俺「おーおー見張りご苦労さん。けどもういいぞ、楽になってくれ」ブンッ―

さやさや「サヤギャッ―」グチャッ

俺の姿を見てニコニコ飛び跳ねる見張りを蹴り飛ばし、二つ目のほむサンをあんさやの巣に放り込んだ

見る見るうちに巣から煙が溢れだし、中に残っていたあんさやたちが燻し出されてくる

あんあん「アンアン!サヤカァッ!?サヤ」ゲホゲホグシャ

俺「これこれ、この感覚ですよ。やっぱり直に踏み潰す方が性に合ってるわ、うん」ダンッ!ダンッ!ダンッ!

さやさや「キョォコォ!?キョォコォ!!サヤ、サヤヤ」ゲホゲホグシャ

あんあん「アンギャ」ハァハァグシャ

巣から飛び出してきたあんさやたちは片っ端から踏み潰した

先ほどのように煙の逃げ道を封じられてしまえばほ食種とて助からないが、こうして逃げ道を用意してやれば対ほむ種用のほむサンでほ食種が死に至ることはそうない
もっとも命に別状が無いだけで、手足の痺れや吐き気といった異常は避けられないが

あんあん「アン…アン…!サ、サヤカァ…?」ゲホゲホ ヒィヒィ

俺「そんで動きが鈍くなったこいつらを――」ヒョイ

あんあん「ア、アン!?」ハッ

俺「――存分に甚振れるってわけだ。スマートだろ?」ギュウゥゥゥ…

あんあん「アギャッ!ザ、ザヤギャアァァアァァ…!!」ミシミシミシミシ…

仔さや「シャヤァ…!キョ、キョコォ…!?」ケホケホ キョロキョロ

俺「お、仔さやか珍しい」ブン!

あんあん「ザヤギャ」ブシャッ!

仔さや「シャヤ…キョ、キョコォ?」チミドロ ボーゼン

地面に全力で叩きつけられたあんあんは一瞬で肉塊となり、ぶちまけられた臓物と血しぶきが巣から這い出てきた仔さやにふりかかった
何が起きているのか理解できずに立ち尽くす仔さやに続いて、仔どもを庇った状態のあんさやが続々と逃れてくる

そんな中に、仲間に肩を貸してもらっているボロボロのあんあんが混ざっていた

仔あん「ア、アン…アン…シャ、シャヤカァ…」ケホケホ ウルウル

さやさや「キョーコ!サヤサヤヤ!」ナデナデ キョロキョロ

負傷あん「ア…アン…?クーカイ…?」クッ…

あんあん「トーシロガ、アンアンアン?」シッカリシロ!

俺「ああ、いたいた」シャガミ

負傷あん「…ッ!サヤカッ…!?」ハッ

あんあん「アン!?サヤカ、アンア―」ハッ

俺「てめぇじゃねーよ」デコピン

あんあん「ンギャッ!!」バチィン!

負傷あん「アンッ…!!」ヨロッ…

デコピン(というか大きさ的に顔面ピン)をかましてやったら、負傷あんを支えていたあんあんは巣の中に吹っ飛んでいった
よろめく負傷あんを助けようと駆け寄りかけたあんさやたちは、しかし仔どもたちの悲鳴によって意識をそちらに逸らされる

仔あんs「シャ、シャヤカァァァッ!?」ガクガク

仔さやs「キョコォォォッ!?」ブルブル

血みどろ仔さや「シャヤ…シャヤァ…!キョコォ…?シャヤァァァ…!!」ガチガチ フラフラ

あんあん「サヤカァッ!?」バタバタ

さやさや「イヌトオナジナノォッ!?」バタバタ

仲間の返り血を浴びて呆然自失の仔さやに、それを見て脅え慄く仔あんさやたち
すぐに大人のあんさやが駆け寄り脅える仔どもたちを抱きかかえようとするので、再び殺虫剤を取り出し集まってきた所に上から噴射してやった

あんあんs「アンギャアァァアァッ!!」さやさやs「ギョウゴォォォォオォッ!!」ゴロゴロ

仔さやs「シャヤァァァァァッ!!!」仔あんs「アンンンッッッ!!」ジタバタ

俺「はいはい苦しいねーどんどん楽にしてあげようねー」ダン!ダン!ダン!ダン!

「アンギャ」「シャヤ」「アンン」「サヤヤ」「キョー」「シャヤカァ」「クーカ」「イヌドオ」
グシャ    グシャ  グシャ        グシャ

負傷あん「アンッ…!アンッ…!!」ガクガク ゲホゲホ

負傷したあんあんは怪我の為か恐怖の為か、みっともなく尻をついて後ずさっている

俺を見上げるその目には、何故こんなことをするのか理解できないと言った困惑がありありと浮かんでいた

俺「さて…これ以上出てこないところを見ると、巣にはもう誰もいないかあるいは逃げ遅れて力尽きたんだろう」スタ…スタ…

負傷あん「サ、サヤカッ…!クーカイィ…?」アトズサリ

俺「じゃああとはお前だけかな。んーと、どう死にたい?」ユビポキポキ

負傷あん「アンッ…!?アンアンアン!?サヤカァ!?」ギロッ!…ボロボロ

俺「え、なに?まさか『なんでこんなことを!』とか思ってるのか?
  いや、そんなこと言われたって、別に特別な理由なんてないけど…」ヒョイ

負傷あん「アン!!サヤカァ!サヤカァッ!!」モゾモゾ ボロボロ

俺「強いて言えばそうだな…さっきのリボほむや白まどと一緒の理由かな
  ほむ種とかほ食種とか、正直俺からしたらどうでもいいって言うか、どんぐりの背比べって言うか」スタスタ

負傷あん「アンンンッ…!!」モゾモゾ!

掴み上げたあんあんを適度に締め付けながら、俺はあんさやの巣だった場所を後にする

血みどろ仔さや「シャヤァ…シャヤヤw…キョコォ?キョコォw…シャヤヤシャヤヤw…」ケホケホ ケタケタ

返り血まみれの仔さやはと言うと、遂に気が触れてしまったらしく、手にした仔どもサイズの剣(一応殺傷力は普通にある)を引きずりながら笑い始めていた

一瞬考えたが、この仔さやは放っておくことにする
あのぐらいの歳の仔さやじゃほむサンのダメージと精神的ショックに耐えきれずそのうち死ぬのは明白だったからだ

俺「まぁ世間的にはあんま誉められたことじゃないらしいけどな
 『ほ食種は野良ほむ種を減らしてくれる益虫』とか、『ほむ種と比べて高尚な野生の戦士』とか言われてるし」ニギニギ

負傷あん「アンッ…アンンッ…サヤカァ…!!」モゾモゾ ボロボロ

俺「けど俺にはどうにもほ食種を可愛がる気になれないんだよなぁ…
  だって大きさも鳴き声のパターンもほむまどと大体一緒じゃん?」スタ…

負傷あん「ア、アンン!?ト、トーシロガァ!!アン、アンアンアン!!」アングリ ブチギレ

俺「あれ、ひょっとしてほむ種と同類扱いされて怒った?
  だってお前らぶっちゃけ強さに差があるだけの同類だろ?少なくとも俺にはそう見えるぞ」シャガミ

屈辱のあまり手の中でギャーギャーと喚くあんあん
怒りに我を忘れているのか、俺が小川のほとりまで来てしゃがみこんでもまだ自分の立場に気付いていないようだ

負傷あん「アンアブボォッ!?」バシャ!

俺「いい加減お前もうるさい
  身の程も弁えずギャーギャー騒ぎ立てるところもほむほむそっくりだな」ジャブジャブ

頭を水の中に突っ込んでやると、これまで以上に必死に身をよじり手から逃れようともがきだした
傷ついた身体でこれだけ暴れられる力が残っていたとは、ほむ種の狩人として面目躍如と言ったところか

俺「放して欲しいか?いいよー」パッ

負傷あん「ブボアバッンッ!!?」スー…

いとも簡単に小川を流れてゆくあんあん
なんとか体勢を立て直し岸まで泳ごうとしているようだが、傷つき呼吸も荒い今の状態では辛うじて顔を出すのが精いっぱいだった

負傷あん「アンッ!アンッ…!サ、サヤカァッ…!!アンアン…!」バシャバシャ

俺「おいおい取り乱すなよ、お前らは低劣なほむ種とは違うんだろ?
  落ち着いて周りを見渡せば、掴める物ぐらいごまんとあるぞ」テクテク

負傷あん「ア、アンッ…!?」ハッ ガシィ!

流されるあんあんに並んで歩いていた俺の言葉を受けて、我を取り戻したあんあんは咄嗟に浮かんでいた小枝を掴んだ

流されている状況には変わりないものの、浮を得たことでひとまず溺れる心配がなくなり、ようやく安堵するあんあん

負傷あん「ア、アン…クーカイ…!」ハァ…ハァ…

俺「はいお疲れさん」ヒュン―

負傷あん「クーカ」グチャッ

枝に腕と顎を乗せて息を吐いていたあんあんの頭は、俺の投げた石が見事命中し一発で吹き飛んだ

首無し死体は腕を小枝に引っかけた体勢で、そのまま物言わず小川を流れていき、やがて見えなくなった


俺「はぁーあ、ほむほむ甚振るだけのつもりがついついこっちに本腰入れちまったわ」ノビィー!

帰り道、ふと両手をもがれたあのリボほむのことを思い出した

俺「そういやあいつどうしたかな……ま、どうでもいいけど」テクテク





リボほむ「マドカァ…マドカァ…ココジャナイィ…」シクシク ポロポロ

ヤヤーシャヤヤーシャヤヤシャヤーw

リボほむ「ホ、マドカッ…!?」ピクン キョロキョロ

仔さや「キョコォォォ…シャヤヤw…キョコォw」ケタケタ

リボほむ「ホムッ…!?コ、ココジャナイッ…!!」ガクガクブルブル

仔さや「…シャヤアァ?w」ニタリ シタナメズリ

リボほむ「マ、マドカ――」仔さや「キョコォオォォォーーー!!」バッ!

ホビャアアァァアァァーーーーーッッッ!!!

(終わり)



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