電車に乗りたい

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作者:Lc5aq0xc0

315 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/22(月) 15:32:19.22 ID:Lc5aq0xc0



「ホミュウ、ホミュミュゥ♪」ハヤク ハヤクゥ♪

「ミャドォ~」ワクワク

パチッ カチッ

私は仔ほむや仔まどに急かされながら、

プラレールのレールを繋げている。

……………………

先程、ほむほむ達がテレビに映ったプラレールの映像に夢中になっているのを見て。

「あれなら、押し入れにしまってあるわよ…」

と言ってしまった。

壊れてたらどうしよう…

十年近く触ってないんだよね…

「ホミャァ♪」「ミャドォ~」「クーキャイ♪」「チャヤァ~」「ミャミッ♪」

友達まで連れてきやがった…

……………………

ちゃんと動くかな?

動かなかったら、絶対に泣き出すだろうな…

テストしとくか。

カチッ シャーッ

どうやら、大丈夫みたいだ。

新品の電池を入れて、スイッチを押したら、

私が名前を忘れて久しい四角い電車のモーターは、

子供の頃の記憶そのままの、懐かしい音を聞かせてくれた。

「ホミュゥ~」「アンッ♪」「ティロッ」「ミャドォ~」「チャヤ♪」
……………………

私は畳の上にレールを敷き詰めた。

適度にカーブを作りながら、レールを繋いで、

一周で約10メートルの線路が出来上がった。



「ミャド~」「アンアン♪」「チャヤァ!」「ホミャア♪」「ミャミィ~」

電車をレールの上に乗せると、仔ほむ達は我先にと電車の上によじ登った。

これがしたかったんだよね。私も子供の頃に考えたよ。

プラレールがもっと大きければ、乗って遊べるのになって…

くそう、ほむほむが羨ましいぜ。

……………………

「ホムホムー」「マドォ~」「アン…」「サヤッ」「マミィ~」

親ほむ達も電車に乗りたそうだな。

子供が遊び疲れて寝たらコッソリ乗せてあげるからね…

……………………

カチッ シャーッ

電車のスイッチを入れてやった。

「ホミャアーッ!」「アン♪」「チャヤーッ!」「ミャドォォ!」「ミャミィィー!!」

電車が走り出して、子供達は大喜びだ。

「ホミュホミュゥ~」「チャヤチャア♪」「マデョ♪」「クーキャイ?」「ミャ!?、ミャミイィィィーッ!!!!」

「マミマミィッ!!!」コドモガーッ!!!

あらら…

「ティッ…ティロッ?…」「ミャミィ…」

カーブで仔まみが落ちちゃったか…

……………………

「ミャミィッ♪」「マミィ~」

まあ、この程度で怪我はしないよね。

「ミャッ、ミャミィ~」オネガイ オネガイ

はいはい、また乗せろって言ってるのね…

ひょいっ

「ミャミッ♪」アリガトウ♪

「クーキャイ♪」オカエリ♪

……………………

まあ、楽しんでくれて良かったよ。
……………………


うーん、なんか回転寿司に行きたくなっちゃったよ。

なんでだろ?


おわり



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