朝
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homuhomu_tabetai
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作者:n3LIksrUo
520 名前:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage] 投稿日:2011/12/20(火) 21:27:21.60 ID:n3LIksrUo
朝。目を覚ますと……
布団の中で、仔ほむが冷たくなっていた……
いや、まだ冷たいと言うほど冷えてはいない。
さっきまで、私の下敷きになっていたのだから。
仔ほむは、私の肩甲骨の下で圧死していた。
しかし、我ながら上手に死なせたものだ。
柔らかい羽毛の敷布団のおかげだな。
仔ほむは私の下敷きになっていたにもかかわらず、
目立つ外傷もなく、綺麗な姿で旅立ったようだ。
見たところ、血液等は全く出ていない。
その小さな身体には、大きく凹んだり、形を崩した部分もない。
少し失禁していたようだが、仔ほむのお漏らしなど微々たる物だ。
厚手の寝巻きと毛布が上手く吸収してくれており、
自慢の羽毛布団は、全く汚れてはいない。
仔ほむの遺体をそっと摘まんで、その死に顔を拝んでみた。
涎の跡が残っていたので、ティッシュペーパーで綺麗に拭いてやった。
すまなかったな……
素直に仔ほむに謝罪した。
これは、私の不手際が引き起こした事故なのだから……
二日前に産まれたばかりの、まだ何の罪もない仔ほむだった。
私がペットとして可愛がっている、大事なほむほむとまどまどの、初めての娘だった。
この子には、幸せに生きる権利があった。
私がそれを奪ってしまった。
事故だった。これは本当に事故だった。
しかし、この事故を招いたのは私のミス……
今まで成体のほむ種しか飼育した事のなかった私は、
仔ほむを安全に飼育出来るケージを用意していなかった。
私は、ほむほむ達を普通の鳥籠で飼育していた。
成体の飼育だけなら、それで十分だったから。
しかしあの鳥籠は、仔ほむを閉じ込める檻には不十分だったのだ。
おそらく籠のどこかに、仔ほむがすり抜けられる程の隙間があったのだろう。
成体のほむ種には無理でも、仔ほむになら使えるサイズの出口があったのだろう……
昨夜、仔ほむは鳥籠を抜け出し、私の布団の中に潜り込んだのだろう。
ただ私に甘えに来たのか、朝までの添い寝を望んだのか……
少なくとも、この子は私を好いてくれていたのだろう……
すまない。本当にすまない事をした。
私は君に、心の底から謝罪するよ……
そうだ。この子の家族達にも謝らなければ。
可哀想に。まだ何も知らずに、鳥籠の中でスヤスヤと眠っているんだ……
今日は朝から、ほむほむ達の悲鳴が聞ける。
ほむほむ達の悲鳴が聞ける……
大きな罪の意識と、後ろめたい小さな快楽……
この日の朝は複雑な気分で……
とても可愛らしい朝食を食べる事になった……
── 完 ──
- 愛でるか食うか虐待するかどれかにしろ胸糞悪い