その2
最終更新:
homuhomu_tabetai
-
view
まどか「あ、まどまどだ! 寝ちゃってるね!」
マミ「あら可愛い。 野良まどかしら?」
さやか「うぉお、こいつは犯罪的な可愛さ! もう写メるっきゃない!」ジャキィン!
まどか「起こさないように隠れてそーっと……ってあれ、ほむらちゃん?」
スタスタスタ
ほむら「なんでここにいるのかしらね、あなたは」ドッコイショ
まどまど「マドン……」Zzz……
ほむら「……」クシクシ
まどか「ほむらちゃんがまどまどの頭を撫でてる……」
さやか「むむぅ、あの手つき、かなり手馴れてると見た!」
ほむら「……」コリコリ
ほむら「まどろみの中のまどまど、ってね」サスサス
さやか「――転校生、なに言ってんの?」ボーゼン
ほむら「きゃ!?」ビックゥ!
まどまど「マドッ!?」ビックリ!
マミ「あらら、まどまどちゃんが起きちゃったわね」
まどか「ご、ごめんネほむらちゃん……」
ほむら「――こんな所で何してるのよあなたたち」
さやか「気分を変えて別の昼食の場所を探しに。にしてもさっきのダジャレは無いわー。時間が凍ったかと思ったわよ」カラカラ
マミ「確かに、春らしからぬ寒波が襲ってきたわね」クスクス
まどまど「マド?」ガジガジ
ほむら「ちょっと、髪を齧るなっていつも言ってるでしょう」
まどか「そのまどまど、ほむらちゃんの飼いまどなの?」
ほむら「……ええ、一応ね」
さやか「ふーん、転校生が飼ってるってなんか意外かも」
マミ「キュゥべえみたいに虐めたりしてないわよね?」
ほむら「私があいつにやってるのは虐待じゃないわ、駆除よ」ナデリナデリ
マミ「……」ゴゴゴゴゴ
まどまど「マド!?」ガタガタ
まどか「マミさん、まどまどちゃんが怯えてますから!」
まどか「ねえほむらちゃん、私も撫でてみていい!?」キラキラ
ほむら「この子が嫌がらなければ」
まどか「よーっし、まどまどちゃーん♪」ナデナデ
まどまど「ウェヒヒ♪」
ほむら「上手よまどか」
さやか「おっし、私もっ!」ナデナデナデナデ!
まどまど「マドーン♪」
ほむら「もう少し力を緩めなさい、美樹さやか。相手はあなたの数分の一の大きさしかない事を忘れないで」
マミ「わ、私もいいかしら」ソォーッ
まどまど「マドマド♪」
ほむら「巴マミ、優しくしようとするのはいいけど怖がらないで。動物ってその辺敏感よ」
まどか「凄く、大切にしてあげてるんだね」
ほむら「こんなの当たり前よ」
まどまど「ティヒッ♪」
さやか「しっかし、飼い主に全く似ない懐っこさだね。全然撫でるの嫌がんないじゃん」
ほむら「人見知りのしなさには同意するわ」
さやか「この子、転校生の家から自分でここまで来たの?」
ほむら「でしょうね」
まどか「放し飼いにしてるの?」
ほむら「この子専用の出入口があるから出入りは自由よ」カリカリ
まどまど「マドッ♪」ゴロゴロ
マミ「それって危なくないかしら? 室内限定で飼った方が寿命も長いって聞くけれど」
ほむら「確かにそうね。でもそれでは無責任になってしまうから」
まどか「どうして? 部屋の中でも、ちゃんと世話をしていれば幸せだと思うよ」
ほむら「そうね……」
まどまど「――マド?」
ほむら(でも、私はこの子の居場所であることができないから――)
まどか「ほむら、ちゃん?」
ほむら「まどまど、いい? よく聞きなさい」
まどまど「マド?」
ほむら「三日後、この見滝原市が壊滅するくらいの大災害が起こるわ」
まどまど「マドッ!?」
ほむら「私はそれを止めるために今まで準備してきた。でもこの家が無事でいるとは約束できない」
まどまど「マドッ! マドッ!」ブンブン!
ほむら「駄目よ。私は行けない。あなたはどこか遠くへ逃げて」
まどまど「マドーッ!」ガジガジガジッ!
ほむら「――」ギュゥッ
まどまど「ウェヒッ!?」
ほむら「ごめんね……分かってたの。最初に会った時から、すぐにお別れしなきゃいけないって事は」
まどまど「マドマド……」
ほむら「でも楽しかった。帰った時にあなたが出迎えてくれたのが嬉しかった。傍に生きている何かが居てくれることが、本当に幸せだったの」
まどまど「……マドォ」ポロポロ
ほむら「あなたはとびっきり可愛い。保証するわ。誰が相手でもあなたは愛される。だから誰か他の飼い主を見つけて、その人と幸せに生きなさい」
三日後――
まどまど「……」トボトボ
ズドォォォン!
まどまど「マドッ!?」ビクゥ!
ボゥン――ズズズズ――
まどまど「……」オロオロ
ババァン! バンバンバンッ!
まどまど「――マド!」キッ
ダダダッ!!
ゴゴゴゴゴ……
まどまど「マドマド」キョロキョロ
ホムラチャン、ゴメンネ。 ワタシ、マホウショウジョニナル。
ヤメテ! ソレジャアワタシハ、ワタシハナンノタメニ――!
まどまど「マド!」ヒョコッ
QB「さあ、鹿目まどか。その魂を代償にして、君は何を願う?」
まどか「全ての魔女を、産まれる前に消し去りたい。 過去と未来、すべての宇宙の魔女を、この手で!」
ビカァァァァァ!
まどまど「マドォッ!?」
カッ!!!