その1

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homuhomu_tabetai

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まどまど「マド……」スーピー

ほむら「なんで私の家の前にこんなのがいるのよ」

まどまど「マド~」ゴロゴロゴロ

ほむら「邪魔よ。ドアが開けられないわ」ムンズ

まどまど「マドン?」トロ~リ

ほむら「無防備すぎる……あなた、本当に野良でしょうね?」ジト

まどまど「――マドッ♪」パタパタ

ほむら「……」トスン

ガチャリ

まどまど「ティヒッ♪」トコトコッ

ほむら「ちょっと、勝手に入らないで」



まどまど「マドッ♪」ガジガジ

ほむら「……まどまど、髪を齧らないで」カタカタ

まどまど「ウェヒヒ♪」スリスリ

ほむら「机に乗らないで。手に擦り寄らないで」カタカタ

まどまど「マドン♪ マドーン」ヨジヨジ

ほむら「腕に登らないで。今作業中なの……あっ」ズルッ

ガシャン! ブチン! ブゥン……

まどまど「マドッ!?」ビックリ

ほむら「――」

まどまど「マ……マド……」オロオロ

ほむら「作業中に邪魔されたら危ないってどうしてそれに気づかないの!? あなたに何かあったらどうなるの!?」

まどまど「ウェヒッ!?」

ほむら「今後この部屋には立ち入り禁止。今日の夕飯は無しよ」

まどまど「マドォッ!?」マドーーーン!!

ほむら(ごめんね、こんな部屋に入れちゃいけなかったよね。明日はご飯いっぱいにするからね――)



まどまど「マドマド」スリスリ

ほむら「歩いてる時に足に纏い付かないで。蹴っちゃうわよ」

まどまど「マドッ♪」ゴロン

ほむら「私が歩く方向に寝転がるのはやめなさい」

まどまど「マド~」ゴロゴロ

ほむら「そんな簡単にお腹を見せるんじゃないの。踏んづけたらどうするつもりなのよ」ナデナデ

まどまど「ティヒヒ♪」ゴロゴロ

ほむら「分かってるの? 私があなたを踏んだら大怪我じゃすまないのよ? それなのにどうしてそんなに無防備なの」モムモム

まどまど「マドマド♪」ガジガジ

ほむら「手を齧らないで。聞いてる? あなたの事を心配して言ってるのよ? 本当に分かってるの、まどまど」ナデリナデリ

まどまど「ウェイヒヒ♪」

ほむら「……はぁ」



ほむら「いい加減慣れなさい。これはあなたの為なのよ」ガッシリ

まどまど「マドォ……」ウルウル

ほむら「はいシャワー開始」ザーッ

まどまど「マドー!」ブルブルッ

ほむら「シャンプー、泡立ちにくいわね、変えたほうがいいのかしらこれ」ゴシュゴシュ

まどまど「マド……」メツブリ

ほむら「もう一度シャワーして、……はい出て」

まどまど「ウェヒーーッ!」ブルルュ!

ほむら「はい次」ゴシゴシブオーッ

まどまど「マドン! マドン!」グググ……

ほむら「我慢しなさい。こうした方が早く乾くの」グググ……

まどまど「マドマドーッ」

ほむら「こんなところかしら。もういいわよ」パッ

まどまど「マドッ!」ダッシュッ!

ほむら(お風呂が好きなまどまどだったら、一緒に入ったり出来るのになあ)



まどまど「ニヒヒ……」パタパタ

ほむら(寝ながら尻尾ぱたぱたしてる……)ハシッ

まどまど「マド~……?」フリフリ

ほむら(尻尾を掴まれようが起きないのね)パッ

まどまど「マドン――」ピコピコ

ほむら(……)ウズウズ

ほむら「……」ハムッ

まどまど「マドッ!?」ビクッ!

ほむら「……」アムアム

まどまど「マドッ!? マドッ!」ゾクゾク!

ほむら「……」ネローン

まどまど「マドーーーッ!?!?」ビクンッ!ビクンッ!


まどまど「マドマド……」ビクビクコソコソ

ほむら「御免なさい、もう耳を甘噛みしたりしないから……」



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