ほむほむ加工工場シリーズ その5
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homuhomu_tabetai
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杏子「くぁーっ、疲れたなぁ…」
さやか「あれくらいで疲れてるようじゃ仕事続けられないぞー」
まどか「ティヒヒ、私は初仕事だったから楽しかったよ!」
杏子「単純作業が楽しいかー?」
さやか「杏子、それ禁句」ビシッ
杏子「なんだ、さやかだって疲れてんじゃん」ブーブー
さやか「……」
まどか「さやかちゃんが遠い目をしている…」
杏子「もうすぐまどかんちに着くな」
まどか「すごく今更だけど、あのほむほむまだうちにいるかなぁ…?」
さやか「めがほむは臆病だから、そう簡単には居場所を変えないよ」
まどか「あ、さやかちゃんが戻って来た」
さやか「ゴホン、だから多分、まだまどかの家に隠れてると思うな。タンスの裏だっけ? 昨日と同じだね」
まどか「ほむほむはタンスの裏が好きなのかな…?」
杏子「単に狭い所が好きなんじゃないか?」
さやか「うーん…どうなんだろ? ほむほむの生態はまだ完全には解明されてないからねぇ」
まどか「じゃあめがほむを観察して見る? それでレポートに纏めてみちゃったりして」
杏子「小学生の時に同じ事やったな。夏休みの宿題」
さやか「あー懐かしい。あの頃も変わらずほむほむ食べてたなー」
まどか「あの時は籠の中だったけど、今回は自由にさせてみよう!」
杏子「まどか一人で大丈夫か?」
まどか「大丈夫大丈夫! ほむほむの一匹くらいどうって事ないって!」
さやか「私に何か手伝わせろー!」
まどか「きゃっ、さやかちゃん…苦ひいよぉ…」
杏子「ほら、着いたぞ」
まどか「ただいまーっと!」ガチャ
タンスの裏「」ビクッ
まどか「いるかなー? チチチ」
タンスの裏「……」
杏子「逃げちまったか?」
さやか「ふむ…食べ物で釣ろう。さっき買ったあんまんをセット」
タンスの裏「……」ピクッ
杏子「さーてどうなるかな」
さやか「私達が近くにいるとめがほむが警戒して出て来ないから少し離れよう」
まど| さ|壁 あん| ジー
タンスの裏「……」
まどか「出てこないよぉ…」ジー
さやか「まぁ待とうって」
杏子「お腹空いたな…」
タンスの裏「……」サササ
めがほむ「……」キョロキョロ
まどか「あっ」
さやか「しーっ」
めがほむ「……ホム?」キョロキョロ
まどか「まだ周りを確認してる…」
杏子「見上げた警戒心だぜ」
めがほむ「……ホム」
タタタッ
まどか「あんまんに走り寄った…」
めがほむ「ハグハグハグハグ…ホムゥ」
杏子「がつがつ食ってんな」
さやか「空腹だったのかな」
めがほむ「ハグハグハグ…ホフッ」ゲプッ
まどか「全部食べちゃった…」
杏子「余程腹が減ってたんだろうぜ」
めがほむ「ホムゥ…」クークー
さやか「あ、寝ちゃった」
まどか「満腹になって眠くなったんだね……これからどうする?」
さやか「どうしよっか…こうやって遠くから見てるのもいちいちめんどくさいし、何とかして仲良くなれないかな」
杏子「布団でも作ってやるか? それに寝かせてさ」
さやか「貢いで仲良くなるつもりかっ」ケラケラ
まどか「起こさないように…」イソイソ
めがほむ「ホムン…」スースー
杏子「タンスの隙間の前に置こうぜ」
まどか「隠れられる場所が近くにあった方が良いよね」ヨッコラセ
さやか「じゃあ私達は帰るかな」
まどか「一緒にご飯食べていかない?」
さやか「えーと…杏子は?」
杏子「邪魔にならないならな」
まどか「決まりだね! 今度は私が作るよ!」
さやか「頼むー。シャワー借りていい?」
ワイワイ
杏子「まどかのほむ鍋も旨いなぁ…」ハフハフ
さやか「あちあち」
まどか「口に合って良かったぁ…」
めがほむ「ホムゥ…ホムゥ…」スースー
杏子「ハフハフ…めがほむ起きねーな」
さやか「すっかり寝入っちゃってるね」モグモグ
まどか「お布団気に入ってくれたかな?」
杏子「だから寝入ってんじゃねーの?」ハフハフ
さやか「自分で言うか」
杏子「うるせー」ハフハフ
さやか「…zzZ」
杏子「…zZZ」
まどか「二人共寝ちゃった」クスクス
めがほむ「…ホムゥ…ホムゥ」スースー
まどか「めがほむも目を覚まさないなぁ…あ、二人の分も作業着洗濯しとこ」
ピッ ゴウンゴウン
めがほむ「……ホム?」パチクリ
まどか「あっ、起きた」
めがほむ「……」キョロキョロ
まどか「ほんとよくキョロキョロするなぁ」
めがほむ「…………ホムゥ!!」
バサッ ピューイ
まどか「あっ、逃げた」
まどか「またタンスの裏に入っちゃった…」ジー
まどか「むぅ、まぁいっか。洗い物洗い物~」テクテク
タンスの裏「……ホムゥ」
まどか「私も寝よーっと」バサ
めがほむ「……」ジー
まどか(少し警戒が解けたのかな?)
めがほむ「ホムッ」ピャー
まどか(私が見てると気付いたら逃げ込んじゃった…)
バサッ
まどか(めがほむはどんな味がするのかなぁ……zzZ)
チュンチュン
まどか「ん…んー…くぁー…」
バサッ
まどか「眠い…」フアァ
まどか「ん」
めがほむ「ホムゥ…ホムゥ…」スヤスヤ
まどか(タンスの裏から出て来てる)
まどか(そして作ってあげた布団で寝てる)
まどか「とりあえず…さやかちゃーん、杏子ちゃーん、おっきろー」ボソボソ
めがほむ「ホム…ムム…」スースー
さやか「どういう心境の変化なんだろ」
杏子「とりあえず飯だ飯。腹がへってちゃ何も出来ねーしな」
まどか「じゃあ私作るから、めがほむの事を見てて」
さやか「あいよー」
まどか「んー、ほむほむのサンドイッチでも作ろうかな」
まどか「えーっと冷蔵庫の中には…」
ほむほむ's「ホムッ…ホムッ…」ブルブル
まどか「6匹出してっと」
ほむほむ1「ホム…ホム…」ブルブル
ほむほむ2「ホムゥ…ホムゥ…」ブルブル
ほむほむ3「……」ブルブル
ほむほむ4「ホムァ…」ブルブル
ほむほむ5「ホ…ホ…」ブルブル
ほむほむ6「ホム…」ブルブル
まどか「これだけ弱ってれば逃げないかな? 興奮状態にしてっと」
ほむほむ1「ホム…ゥ///」
ほむほむ2「ホムホー///」
まどか「パンにレタス、チーズ、トマト、最後にバターを塗ったほむほむを乗せて」ヌリヌリ
ほむほむ5「ホムッ///」クネクネ
まどか「パンで挟んで出来上がりー。
さやかちゃーん、杏子ちゃーん、お待たせしましたっ」ドタドタ
杏子「ありがとな。おし、いただきまーっす」ガツ
ほむほむ6「ホビャアアアアアアアアアア!!!!」ビクンビクン
ほむほむ2「ホムアアアアアアアアアアア!!!!」ビクンビクン
さやか「鳴き声でめがほむ起きちゃわない?」ガツガツ
ほむほむ1「ホッ…ホッ…」ビクン
まどか「見てる感じ大丈夫だと思うけどなぁ」モグモグ
めがほむ「ホムゥホムゥ…」スースー
ほむほむ4「ホビャッ ホビャッ」ブクブク
杏子「ごちそうさま…あ、作業着洗ってくれたんだな、ありがとう」
さやか「ほんとだ…ありがと」
まどか「お礼なんていいってー」ティヒヒ
それから私はめがほむの観察も兼ねて、打ち解けようと試行錯誤を繰り返しました。
まどか「チチチ」
タンスの裏「……」
まどか「出てこないよぉ…」
まどか「あんまんだよー」
タンスの裏「……」ピク
まどか「出て来ない…まだ警戒してるんだ…」
私がその場を離れると、見計らっていたように(実際見計らっていたのでしょうが)食いつくのでした。
めがほむ「ハグハグッ…ハムッ…ホムゥ」ケプ
それから一ヶ月程は同じ事の繰り返しでした。
まどか「今度は肉まんだよー」ホレホレ
タンスの裏「……」
まどか「……」
スタスタ
タンスの裏「……」
めがほむ「……」キョロキョロ
めがほむ「ホムッ…ホムホムッ」パクパク
これが定石でした。しかし、ある時。
まどか「ピザまんだよー」
タンスの裏「……」サササッ
めがほむ「…ホムゥ」オズオズ
まどか「!」
めがほむ「ホムゥ!?」ピャー
まどか「あれっ…」
最初こそ失敗しましたが、私はめがほむとのコミュニケーションを着実に進めていきました。
めがほむ「ホムゥ…」
まどか「はいポッキー」
めがほむ「ホムム?」カリカリ
まどか「どう?」
めがほむ「ホムッ! ホムホムッ!」ピョンピョン
まどか「まだまだあるよー」
めがほむ「ホムーン…」カリカリ
ほむほむの味覚は、どうやら人間とあまり変わらないようです
めがほむとお風呂にも入ってみました。
まどか「いーい湯だ・なっ」
めがほむ「ホムムッ」
まどか「いーい湯だーな」
めがほむ「ホムム」
まどか「ふぅー」めがほむ「ホムー」
カポーン
歌も覚えるようです。
ただ…詳しくは割愛しますが…めがほむは体を洗う度に発情してしまって…
これの解決策は見付かりません。
とまぁめがほむは私に様々な生態を見せてくれました。
さやかちゃんや杏子ちゃんも、私に見せてくれた姿を話してあげると楽しそうに耳を傾けるのでした。
まどか「ほむー」チョイチョイ
めがほむ「ホムホム?」テテテ
まどか「そりゃっ」ヌガシ
めがほむ「ホッホムッ…///」
まどか「うりうり」
クニクニ
めがほむ「ホムムッ///」ピクピク
まどか「へへへ」
めがほむ「ホムアアアアアアア…アア///」ビクビクン
まどか「……」
めがほむ「ホムゥ…///」ウットリ
まどか「じゃあ…いただきます」
めがほむ「ホ」
めがほむとの触れ合いを経て、私は命の尊さを再認識したのでした。
終わり