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鬼姫人形 - (2024/06/17 (月) 09:15:19) のソース
**キャラの基本情報 &ref(EF2418E2-C9F3-4126-8C25-2C23CC5CEC1E.jpeg,,height=300) -誕生日 4月21日 -身長 155cm -体重 39kg -3サイズ 75/53/78 -趣味 一人暮らし 恐怖、弱さ、悲しみ....鬼姫人形は常にこれらの言葉と関係しており、彼女は声の大きい人や、弱い敵にもとても怯える。でも、彼女に鬼の面を付けさせてはならない。 想像もできないような結末が待っているだろう。 **看板娘・壁紙など -鬼姫少女・くれはMagical☆ &image(DD211A1E-9607-4257-B2C0-34EA87A9FEEC.jpeg,,height300) -聖夜の決別 &image(7340E8FD-B3D0-47A6-A7D0-4D2CD87EB6A0.jpeg,,height250) **絆ストーリー ***ひきこもり 鬼姫人形が初めてみんなと知り合った時、多くの神格たちから熱烈な歓迎を受けた。 彼女を気遣いながら、いろんな質問をして、歓迎会へと招待し、好きなものを彼女に分け与えた。 みんな可愛い鬼姫人形に対してとても親切だった、しかし、このなんの変哲もない反応に鬼姫人形はとても怯えていた。 彼女は怯えたウサギのように、瞬きを繰り返してみんなの質間に答えようとしたが、結局何も言い出すことができなかった。 宴会の招待だろうと、部活の勧誘だろうと、彼女はすべて断り、毎日自分の部屋に篭った。 「どうやら、学園に新しい引きこもりが増えたようね〜」 しばらくして情熱が冷めた頃に、神格達はため息をつきながら解散した。 ***彼岸花の開花 鬼姫人形は常に恐ろしい表情を浮かべた鬼の仮面を肌身離さず持っている。 しかし、神格たちは鬼姫人形がこの仮面を実際に付けている場面を見たことがない。 ある日、シルヴァンは高いところに登り悪戯をしようと、矢先が丸い矢を歩いている鬼姫人形の背中に向けた。 「シルヴァンの妖精の弓をくらいなさいっ!」 小さな妖精はそんなことを考えながら、いたずらっ子のような表情を浮かべながらこっそりと月光を矢先に集め始めた。 その瞬間、なんと鬼姫人形は振り返ってシルヴァンを真っ直ぐ見つめた。 しかし、それは普段の鬼姫人形ではなく、仮面を着けた彼女だった。 その後のことをシルヴァンは覚えていない。なぜなら彼女は十日間の昏睡状態を経て、[[ミュナ]]の診療所で目を覚ましたからだ。 目を覚ましたシルヴァンはほとんど何も覚えていなかったが、自分がとても怖い目に遭遇したことだけは覚えていた。鬼姫人形を思い出すだけで、ガタガタと震えが止まらなかった。 それ以外にシルヴァンがその時のことについて一つだけ覚えていることがある。 .....鬼姫人形が振り返った時に、花が.......たくさんの赤い花が咲き乱れていたのだ。 ***来歴と過去 「沢にある見鎮めの鳥居は厳重な封印を施されている。封印が解けると、大きな災いが訪れる」 沢に住む一族は代々この神社と伝説を守っている。 その一族も現在では10人ほどしか残っていない。 それでも一族の人々は己の使命を守り、その地を離れることはなった。 ある日、残兵が沢に攻め込むまでは。残兵たちは最初こそ一族の人々が開いた歓迎の宴で彼らと談笑していたが、突然刀を抜き、老若男女問わず一族の人間を斬捨てた。その後、一族の隠していた財宝を盗み、火を放ち、全てを壊した。 ただ一人、か弱い少女は死体に埋もれていたため見つからずに生き延びることができた。 しかし、もう隱れる場所などなく、彼女は残兵たちのえたような笑い声を間きなから、神社に足を踏み入れた。 残兵たちはもうすぐ神社にも攻め込むだろう。助かる方法はひとつしかない。少女はガタガタと震えながら、封印されていた鬼の面を手に取り、自分の顔に着けた。 その日、残兵を含めた沢の全ての生命が死に絶え、その跡に妖艶な彼だ花が咲き乱れていた。 仮面を着けてない時はほえた少女、仮面を着けると悪鬼になる。 それが鬼姫人形の由来である。 ***彼女たちの出会い あまり人と交わらない鬼姫人形でも、バビロン学園で唯一の友人を見つけることができた。 それは天魔神社に住む生贄人形である。 恵の仮面を着け、大量の命を奪ったことで、彼女は巨大な「厄」を引き寄せていた。この「厄」が放つ禍々しい気配に、鬼姫人形は怯え、常に震えていた。 鬼の仮面を着けて、その力に支配されている時だけ「厄」の存在を無視することができた。 でも、鬼の仮面を着けると、自分は悪鬼の化身となり変わり果ててしまう。凶暴で殺戮を望んで、大量の命を奪ってしまう。そうすればもっと「厄」を引き寄せてしまうだろう。なので鬼姫人形は誰もいない夜に、仮面を着けて一時の安寧を求めていた。それが彼女が人との関わりを持たない理由だった。無意識に他者を傷つけまいとしているのだ。 そんな彼女を救えるのは生贄人形だけだった。 「厄」を払える力を持つ神格がいると知り、鬼姫人形は不安と期待を胸に天魔神社を訪れた。 その後、生贄人形の加護の下で、鬼姫人形は初めて仮面を着けてない状態で心の安寧を得ることができた。 それ以降、鬼姫人形は頻繁に天魔神社を訪れるようになった。 天魔神社で会う、生贄人形の笑顔と柔らかな口調は鬼姫人形の閉ざされた心の扉を開いた。 二人はいつしか親友になった。 ***最終結末 鬼の仮面を着けなくても平穏に過ごせるようになり、鬼姫人形は生費人形にとても感謝した。しかし、すぐに鬼姫人形は生贄人形の「厄」払いの真相を知ってしまった。 自分を苦しませていた「厄」は生贄人形が直接吸収していたのだ。しかも、吸収した「厄」が限界に達すると彼女は爆発してしまう。その後、彼女は生き返るが、以前の記憶を全て失ってしまうのだ。 彼女を助ける方法は?方法などない。天魔人形財団や怠情と[[寄生人形]]に助けを求めても、答えを得ることができなかった。 「これが生贄人形の運命なの」生贄人形は微笑んでいたが、鬼姫人形は彼女の悲しみを感じ取った。 「でも.......」 「私に厄払いをやめるなんて馬鹿なことは言わないで。私は元から消える運命だったの。でも、この輪廻の中で鬼姫人形を助けることができて私はとても嬉しいの」 親友の願いを退けることはできない。 それなら彼女の生命の最後の時間は一緒に居よう。 運命の日がやって来た。蓄積した「厄」が限界に達し、生費人形は轟音の中で生命を終え、生き返った。 その瞬間、鬼姫人形は無数に咲き誇る彼岸花を見た。それから、少女は生き返り、鬼姫人形を見て驚きの表情を浮かべた。 「不思議.....前にあなたに会ったことがある気がする。あなたは私の友達ですか?」 鬼姫人形は涙を流しながら、信じられない表情で彼女を見ていた。やがて初めて美しい笑顔を浮かべた。 「そう、私はあなたの友達だよ」 無限の輪廻、無数の忘却。 今回、彼岸花が咲いた時、少女の中にはかすかな記憶が残されていた。なぜなのだろうか、鬼姫人形はその答えを知らない。 彼女と一緒にある鬼の仮面がかすかに微笑みを讃えるようになったことを彼女は知らない。