「黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)」
五大龍王の1匹。
かつて
須弥山の
帝釈天と戦い、ヴァジュラの雷に焼かれて一度倒されている。
特徴を象徴する色は黒。
龍王の中ではパワーは弱いほうだが、直接的な攻撃よりも特異な炎の能力を多く持ち、技の多彩さや異質さでは随一とされ、捕らえる力に長けており、黒炎を身に受ければ命を吸いとり燃え尽きるまで絡みつくと言われている。
「赤い瞳」「黒い蛇」の姿を持つ「東洋タイプ」の
ドラゴンで、普段は人間大で
匙の影から現れて意思疎通を行うほか、「龍王変化」状態では黒炎の肉体を持つ大きなドラゴンの姿となる。
邪龍でもあり、あまり良い伝説を遺しておらず、口調も冷徹で怖しい印象を与えるが、現在のところ龍王の中ではまともな性格の持ち主として描かれており、14巻での幼児退行した
ドライグの覚醒や17巻での歴代白龍皇の説得にも協力している。
魂を分割された上、複数の「
ヴリトラ系神器」に封印されていたが、7巻にて匙が所有していた「
黒い龍脈」を核に「
邪龍の黒炎」「
漆黒の領域」「
龍の牢獄」を統合した結果、邪龍特有のしぶとさによって奇跡的に意識が目覚める。
自身の意識が表に出ている間は匙の左目が赤く変化する。
意識の覚醒後は宿主である匙を「我が分身」と呼んでおり、宿主との関係は良好。
16巻で宿主と共に「
D×D」に入り、17巻では匙の決意を見届けて共に
禁手に至る。
「
アザゼル杯」で「燚誠の赤龍帝」チームと対戦することになったときには匙と共にドライグに決闘を申し込み、全力の戦いの末に宿主が力を使い果たしてなお立ち向かおうとする姿に涙を流し、
イッセーに宿主の友人として介錯するよう頼む。
最終更新:2022年05月27日 23:10