ア・ドライグ・ゴッホ

概要

赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)

二天龍のうちの1匹で、「赤龍帝」の二つ名を持つドラゴン
現在は神滅具赤龍帝の籠手」に魂を封印されており、神器の宿主のことも赤龍帝と呼ばれている(現在の宿主はイッセー)。
特徴を象徴する色は赤。

能力

倍加」「譲渡」「透過」の能力を持ち、あらゆるものを焼き尽くす「燚焱の炎火(いつえきのえんか)」という絶技を有している。
口から吐き出す大質量の火炎には、今の相棒の影響で「ウェルシュドラゴン・フレア」と名付けている。
ただのオーラ砲撃1発でも上級悪魔クラスが束で吹き飛ぶほどの威力があり、強敵相手の戦闘では一部に「透過」を付与したオーラ連弾で隙を突きながらダメージを与えていく。
なお、正面から堂々とやり合ってくる相手の場合や、後始末が大変になる市街戦の際には必殺技の「燚焱の炎火」は使わないことに決めている。

活躍

登場当初は厳格なイメージがあったが、次第にイッセーの影響で「乳龍帝」「おっぱいドラゴン」と呼ばれるようになり、さらにロキ戦ではイッセーと共に乳神の声を聞いてしまったことで正気を疑われる、歴代赤龍帝に「おっぱいドラゴン」の件についてからかわれる、宿主のパワーアップがすべて乳関連で起こるなどの苦難が続き、そのプライドの高さ故に心労から精神的に不安定になり、定期的にドラゴン専門のカウンセリングと投薬治療を受けることとなる。

魔獣騒動」の際にイッセーの肉体を作り直したことで消耗して眠りについた後、グレンデルとの初戦で目覚めた際には心労が極地に至って一時的に幼児退行を起こし、記憶を失っていたにもかかわらずおっぱいへの恐怖を見せる。
しかし、16巻ではアルビオンと意気投合した結果苦しみを分かち合い、遂におっぱいに対する恐怖を克服する。

偽物の赤龍帝の鎧が登場した際は「乳や尻での悩みを理解できない二天龍は存在してはならない」と少し変な怒り方をする。
とはいえ、イッセー自身のこともさることながら、変態化したファーブニルのことなどもあって、何かと心労は絶えない。

精神に多大なダメージを与えられたものの、現在の宿主であるイッセーのことは自分を1つの存在として扱ってくれることから基本的に気に入っており、イッセーがサマエルの血を浴びてしまい肉体が滅んでしまったときには、イッセーのことを「最高の赤龍帝だった男」と称える発言をし、17巻でユーグリットに自分に鞍替えしないかと誘われた際は、ここぞとばかりにイッセーへの不満を赤裸々に語るが、「それでもお前よりも、歴代の誰よりもずっといい」と評すなど、その信頼関係は揺らぐことはない。
16巻で宿主と共に「D×D」にメンバー入りしている。

往年の誇り高さは今でも健在で、18巻でイッセーがリゼヴィムに「透過」の力で一矢報いた際に、自分たちはその気になればただの暴力で世界を滅ぼすことができ、それをしないのは今の生き方を楽しんでるからだと述べたうえで、「如きが、魔王如きが、俺たちの楽しみの邪魔をしてくれるなよ」と、かつて二天龍が三大陣営の戦争のさなかに放った言葉を投げかける。

生前にティアマットから借りたアイテムを封印された際に散逸させてしまっており、そのことに負い目を感じているため彼女には頭が上がらず、封印されてからも宿主に頼んでずっと逃げ回っていた。
しかし現代で遂に見つかってしまい、イッセーにその補償を押しつけることになってしまったため申し訳なく思っている。

アザゼル杯」予選終盤でイッセーが簡易版アムリタを飲んだことで、一時的に封印された力を開放し制限時間付きで実体を持って復活できるようになる。
全身から放たれるオーラは寒気がするほど濃密かつ凶悪なもので、「龍神化」のイッセーと同等以上である。

アザゼル杯」のルールではイッセーと同一個体で、彼の能力の1つとして扱われ、生身での試合参加が認められている。
「王たちの戯れ」チームとの一戦が復活後の初戦となり、目から「倍加」や「透過」を込めたドラゴンのオーラを放ち、羽ばたき1つでアポロンの神のオーラを逸らし、テュポーンの極大の稲妻さえもほぼノーダメージで受けきるほどの力を見せ、神話レベルの激戦を繰り広げ「王」をリタイアに追い込み「燚誠の赤龍帝」チームを勝利に導く。

地獄の盟主連合」との戦いでは、ニュクスタルタロス、偽アルビオンを倒しており、「アザゼル杯」本戦ではクロウ・クルワッハと戦う。

赤龍帝は、エンテイ(炎帝)に由来している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年11月06日 14:49