さじげんしろう
概要
身長:168cm
体重:61kg
誕生日:6月17日
種族:
転生悪魔(人間)
ランク:「兵士」
駒王学園高等部2年生→3年生。
駒王学園生徒会書記。
19巻で新生徒会副会長になる。
愛称はサジ。
元は人間で、ソーナを主として
悪魔に転生した。
強力な
龍王の
神器を宿していたため、悪魔に転生する際には「兵士」の駒を4個分消費している。
相棒は神器に宿る「黒邪の龍王」
ヴリトラ。
元々は父が教師、母が博物館職員という一般家庭の生まれだが、5年前、13歳の時に両親を交通事故で、1年前に祖父を病気で亡くし、現在は弟妹と3人暮らし。
かつては一家離散の危機にあったが、ソーナに見込まれたことでシトリー家の援助を受けられるようになり、シトリーの管理下にあるマンションで周りの助けを借りながら暮らしていけるようになる。
主であるソーナに好意を抱き、ソーナとできちゃった結婚することを夢見ているが、彼女の方で一線を引いているためなかなか関係が進展しない。
また同僚の桃や留流子からは好意を寄せられているが、本人はソーナ一筋なので2人からの想いにはまったく気付いていない。
イッセーとは悪魔に転生した時期が同じ同期であり、嗜好や思考が似通っている。
イッセーと知り合った当初は、彼が駒1つ分程度の
転生悪魔であると勘違いしていたことと変態3人組ということで見下しており、
神滅具を宿して駒8つ分の価値を持っていることを知ると嫉妬心を抱くが、後に自身の夢を打ち明けたことがきっかけで親しくなっている。
また、イッセー同様魔力があまり多くない体質で、魔力がないにもかかわらず努力を重ね鍛え上げた強さを持つサイラオーグのことを非常に尊敬している。
一方、ヴァーリのことは嫌いというわけではないが、苦手意識を持っている。
性格
非常に人間くさい精神性の持ち主で、
邪龍も驚嘆するほど執念深く、家族や仲間のために戦う時には何度倒されようとも立ち上がって相手に食らいつく。
相手が格上だった
ロキ戦、
ゲオルク戦、ビィディゼ戦などでは能力を解除されながらも執念で足止めし、逃走を阻止して何度も味方の勝利に貢献する。
高校2年生の夏休みで冥界に行った時に、中級・下級・
転生悪魔に対する純血悪魔の差別意識を目の当たりにする。
もともと転生前は安定した公務員になりたいと考えていたが、この一件で主人の夢をバカにされたことに憤慨しており、ソーナを助けて
レーティングゲーム学校の先生になることを目指すようになる。
進路の変更には親を知らない幼い弟に自分の姿を通して両親のことを少しは分かってほしいという思いや、自分が教職に就けば両親が何を考えていたのかも分かるのではないかという思いも持ったことも関係している。
3学期以降は生徒会副会長として生徒会に残留しているが、ソーナの時とは勝手が違うゼノヴィアの言動に苦労しイッセーに助けを求めることもしばしば。
能力
対象と自分を接続し、対象の力を吸収できる神器「
黒い龍脈」の宿主。
後に「
神の子を見張る者」の手で他の「
ヴリトラ系神器」を体内に埋め込まれたことで、神器に宿る
ヴリトラの意識が復活し、それに伴って新たな能力「龍王変化(
ヴリトラ・プロモーション)」を獲得。
同格の
ドラゴン以外のアクセスを受け付けない危険な暴走状態に陥りがちなものの、予測困難な
ヴリトラの各種能力を駆使して敵を撹乱するシトリーチームのジョーカー「黒い龍」として、各方面より注目される人物。
「龍王化」による力押しもできるが、基本的な戦闘スタイルは
ヴリトラ系神器由来の4つの能力を駆使するテクニックタイプである。
神器の力は本人の執念深さを反映した強力なもので、ラインや黒炎の攻撃は解除されたとしても何度でも執拗に纏わり付き続け、敵を継続的に弱体化せしめる。
イッセーに追いつけないことへの苦悩から長らく「禁手化」を果たせずにいたが、17巻にて自らの夢を見出したことで
禁手「
罪科の獄炎龍王」を発現させる。
「禁手化」後は「龍王クラス」の力を安定して発揮できるようになり、オフェンス担当としての直接戦闘能力もさることながら、ラインを利用した敵の弱体化や味方同士の魔力の中継などのサポート能力にも磨きがかかっている。
なお、これらの特殊な強化の結果、駒価値が上がっており、「
アザゼル杯」の基準で「兵士」5個分という扱いになっている。
龍王の力は扱いが難しいため、制御できる赤龍帝のイッセーが所属する
グレモリー眷属に一時的に同行することも多い。
活躍
7巻のロキ戦ではグリゴリに神器を移植されて暴走状態となり、そのまま戦場に放り込まれながらも敵の捕縛に貢献、9巻の京都での戦いでは結界で全力を封じられながらも玉龍と共に暴走する八坂を抑えきり、「
魔獣騒動」では避難民の誘導の途中で英雄派に襲われ追い詰められたが復活してギャスパーを援護し
ゲオルク撃破を助けた。
17巻でのアウロス防衛では
ヴリトラ不在の不調により
グレンデルに重傷を負わされるが、回復を受け帰還したヴリトラと禁手に至りヴァルブルガを迎撃、19巻の教会の戦士たちのクーデターでも
グレモリー眷属とストラーダに対応する。
「
邪龍戦役」時には冥界各地で起こる反乱鎮圧のため、バアル領の大王城へ増援として向かいサイラオーグとともにビィディゼを打倒、戦後は功績から
中級悪魔昇格を打診される。
22巻で3年生に進級し、3年C組のクラスになる。ソーナがシトリー家当主を継承した後は、基本的に側でシトリー家を守りつつ、家が落ち着き次第いつでも「
D×D」に出向できるよう計らう形になる。「
地獄事変」後は
上級悪魔に昇格、「
悪魔の駒」を授与される。
5巻での2年の夏休みの
グレモリー眷属とのゲームでは仁村と組んでイッセー・小猫ペアと戦い、イッセーとのタイマンに敗れこそしたものの「ラインで少しずつ血液を奪い確実にリタイアさせる」という作戦を自身のリタイア後も継続し己の仕事を完遂する。
なお、最新巻までで
レーティングゲームで唯一イッセーをリタイアさせた男であり、その際の夢のために命を賭した雄姿はオーディンからも認められるほど。イッセーは
レーティングゲームで匙に負けたと思っているが、匙自身はイッセーに勝てたとは全く思っていない。「
アザゼル杯」で再戦の機会を得たことで禁手化して再びイッセーとの一騎打ちに臨み、「真紅の赫龍帝」のイッセーと限界を超えた壮絶な殴り合いを繰り広げ、一度目のダウンを奪われた際には妹からの声援を受けて立ち上がり、彼に終盤のために温存していた「部分龍神化」まで使わせる。しかし、力およばず二度目のダウンを奪われ、執念から立ち上がりこそしたがわずかな黒炎すら出せないほどに消耗し、最後は自分の我儘につきあってくれた彼に礼を言いながらリタイアする。
「
D×D」人気総選挙での順位は、男キャラ部門8位。
イッセーとの2度目の同期対決(EX.4巻)がベストバウト部門5位に選出される。
最終更新:2023年01月10日 18:35