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商工事務次官(しょうこうじむじかん)は、日本における公務員の官職の1つである。「次官分掌職」にあたる。

概要

商工事務次官は、商工省事務方トップの次官分掌職である。商工省は、1890年の設立以降、長らく離合集散を繰り返した関係で、筆頭局の存在が曖昧になっており、他省庁にみられる「次官への出世ルート」が固定化されていない。

長年の傾向では、製造局長通商局長または貿易局長を務めた人物が就任するケースが多い。歴代事務次官のほとんどは、他省庁と変わらず高文行政科であるり、国家公務員試験採用の出身者も比較的多い。また、「次官級分掌職」の審議官が3名(工業分野担当審議会経済分野担当審議官産業分野担当審議官)存在するため、次期次官候補として扱われる。3名の審議官が設置された、1946年1月以降、それぞれ交代で着任することが多かった。戦後、商工事務次官の任期は最長5年と決められた。

歴代次官

氏名 就任 前職 備考
1 原田宗次郎 1890.1
2 1893.4
3 1896.7
4 1900.4
5 1901.4
6 1903.1
7 1905.10
8 1906.4
9 1907.1
10 1907.7
11 1908.10
12 1909.4
13 1910.1
14 1910.10
15 1911.7
16 1915.4
17 1918.10
18 1919.10
19 1920.4
20 1924.4
21 1925.4
22 1925.10
23 1926.4
24 1926.10
25 1927.10
26 1928.1
27 1930.4
28 1930.10
29 1932.10
30 1933.4
31 1934.7
32 1936.7
33 1937.1
34 1939.1
35 1939.4
36 1940.1
37 1942.10
38 1943.4
39 1944.4
40 1945.9
41 1945.12
42 1947.4
43 1949.4
44 1950.1
45 1950.7
46 1955.7
47 1958.4
48 1960.4
49 1961.10
50 1963.10
51 1965.4
52 1970.4
53 1973.7
54 1976.7
55 泉春樹 1981.7
56 1986.7
57
最終更新:2025年07月15日 23:40