経済団体連盟

経済団体連盟(けいざいだんたいれんめい)は、かつて日本に存在した経済団体である。1997年、日本経営者連盟とともに、経済同友会に統合される。公式略称を「経団連」としていた。

概要

経済団体連盟は、1905年に政府の政治権力から経済団体を引き離す手段として、大手事業者の連携を目指して設立された組織。溝口典則(日本国有鉄道2代目総裁)が設立発起人となり、林財閥近江グループが資金提供を行った。

歴代会長

経団連会長は、「財界総理」の異名をとり、日本財界の支配者とされている。経団連会長のポストには、旧財閥系で重工業系出身者が就任する例が非常に多く、政界や財界への大きな影響力を持つ役職である。
1 溝口典則 1905年1月―1911年8月 日本国有鉄道2代目総裁 代表発起人を兼職
2 生田善次郎 1964年7月ー1977年5月 生田殖産社長・会長
3 大隈繁太郎 1977年6月ー1987年3月
4 加藤一夫 1987年4月ー1995年3月 近江グループ世話人会専務理事・東日本電機社長

組織図

会長

├─副会長(7名)
├―副会長会議(業種別代表・主要企業幹部から構成)

├―理事(11名)
├─理事会(重要議案の審議・承認機関)

├─委員会群(産業・地域・テーマ別の政策立案組織)
│  ├─産業技術委員会
│  ├─エネルギー・環境委員会
│  ├─労働政策委員会
│  ├─教育・人材育成委員会
│  ├─医療・健康産業委員会
│  └─中小企業政策委員会

└─事務総局(経団連の日常業務・調整を担う)
   ├─総務部
   ├─人事部
   ├─財務部
   ├─企画部
   ├─調査部
   ├─国際連携部
   ├─アジア大洋州部
   ├─欧米経済部
   ├─産業政策部
   ├─財政金融政策部
   ├─地方経済政策部
   ├─広報部
   ├─出版部
   └─会報編集部
最終更新:2025年07月26日 02:29