谷口正樹

谷口正樹(たにぐちまさき、1919年9月-1959年9月)は、日本のヤクザ。初代関東総連総長。

来歴

谷口は、孤児だったために出自が不明。寺の住職に預けられ、義理ではあるものの弟も誕生する。

1936年には、陸軍に入営して、最終的には軍曹まで上り詰める出世を果たす。1945年の終戦後、すぐには復員が叶わず、1947年にやっと復員を果たす。復員後、仕事が見つからず、東京一円で小規模なヤクザとしてやっていた関東岡本会の部屋住みとして極道の世界に入る。関東岡本会の別動隊として、積極的な自警団活動に参加。

1948年、独立した自警団組織として関東総連を結集し、初代総長を名乗る。関東岡本会からは、最終的に破門の扱いとなる。

1949年、岡和田新右衛門若竹信山田健介谷山伸介といった多くの直参幹部と親子盃を結ぶ。

1951年、極盛会会長の五十嵐小平と兄弟盃を結ぶ。同年に極盛会統括本部長代行代理へ就任。

1955年、五十嵐宗家舎弟頭・関東総連総長を名乗る。

1957年、伊東一家門主、華健組相談役、伊東組理事長をそれぞれ兼務する。伊東蔵十とは、入魂の仲。

1959年、急逝。

比較的早い段階から、極盛会と強固なつながりを持ち、兄弟分でありながら傘下団体となる。
最終更新:2025年06月19日 23:43