個人独裁 - イデオロギーデータベースwiki

The New Order

個人的独裁
アイコン 編集	英名	Personalistic Dictatorship
	別名
	登場作品	The New Order
	上位イデオロギー	専制主義
	主要なイデオローグ

独裁者は様々な形で歴史に登場してきた。思想家であれ立法者であれ、聖人であれ暴君であれ、全ての独裁者には共通することがあった。支配を通じ、あらゆる手段を駆使して達成しようとしたビジョンがあることだ。共和国を帝国へと変えたアウグストゥス、革命的な野望を持って大陸を股にかけたナポレオンなど、歴史に名を残した人物の軌跡は、まさに不滅のものだ。

もちろんそれはルールではなく、むしろ例外にあたるものである。

ほとんどの独裁者は、それほど高尚な動機を持っていない。思想、国家建設などというものは忘れることだ。それらの男(時には女)にとって、権力とは手段であると同時に目的でもある。「全ては私のためであり、あなたのためではない」自己中心主義は彼らの支配と性格の双方を定義してきた。独裁者は、民衆による命令や大義の導きによる支配ではなく、自身による自身のための支配を行うのだ。縁故採用、武力行使、犯罪が頻発するため、いかに不人気な政権であろうとも、その排除は格別困難である。

(TNO日本語化Modより引用)

Red Flood

個人独裁
アイコン 編集	英名	Personalist Dictatorship
	別名
	登場作品	Red Flood(Hoi4)
	上位イデオロギー	専制主義
	主要なイデオローグ

権力は複雑で、もろく、魅力的なものである。人間の野心と腐敗がそれを誘発したため、権力は相続、宗教的権威、軍の指揮、あるいは民主的に選ばれた国民の代表など、さまざまな原則に従って組織され、秩序づけられている。実はこれは蜃気楼に過ぎない。権力はそれを征服する勇気のある者に運命づけられているのである。

ドイツの社会学者マックス・ウェーバーは社会における権力の源泉を解剖・分析する中で、ある種の場合、法的権威や伝統的権威とは対照的に彼が「カリスマ的権威」と呼ぶものが存在することを見いだした。このような状況では古代ギリシャの暴君と同様に、権力は正当な政治的プロセスのおかげではなく、例外的な手段で主導権を握ることになる指導者の知覚された、あるいは実在するユニークな属性に負っているのである。このような首領が権威を行使する方法は形式的な組織の信頼や規範を利用することはほとんどなく、むしろ愛や恐怖のためであれ、従者たちの忠誠心を利用するのである。このような主従間の忠誠を厳密に個人的なものとしてとらえるからこそ、このような体制が個人独裁と呼ばれるのである。このような現象は普遍的なものであり、世界中に見られるが、その奇妙な誕生により、これらの政府形態は長く続くことはほとんどない。

個人主義独裁者はほとんど常に折衷的で、その統治は複雑であり、一貫性のないイデオロギーと強い指導者崇拝を伴うものである。しかしその相乗効果に最高の資質があり、非常に適応性が高く、現実的な体制で、瞬時に変化する内外の課題に対応することができる。その最も明白な欠点は、そのような方法で権力を握る男性は悪徳と計り知れない贅沢をしやすいことである。「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」とアクトン卿が書いたように、地上の快楽は効率的な政治的手腕を妨げる素晴らしい気晴らしになるからである。

(RF日本語化Modより引用)