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コーポラティズム
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The New Order
コーポラティズム | ||
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英名 | Corporatism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | ファシズム | |
主要なイデオローグ |
コーポラティズムは、ラテン語の「人体」を語源とし、資本主義と社会主義の双方に対抗する「第三の位置」としては最初期に提示された経済モデルの一つである。ギリシャ哲学から左翼サンディカリズムに至るまで非常に多様な思想の影響を受けてはいるが、最終的にコーポラティズムの思潮を掴んだのは、初期のファシストたちであった。戦間期にはカトリック等に関わりのある宗教伝統主義、統合主義、「教権的ファシズム」と深く結びつき、ガブリエーレ・ダンヌンツィオ、エンゲルベルト・ドルフース、アントニオ・サラザールといった者たちの手本とされるようになった。
コーポラティズムは集団主義的かつ経済的階級が社会の基本単位であると考える一方で、至高ともいえる善は階級闘争ではなく階級間協調によってのみ達成されると説いている。労働者も雇用者も同様に、各々の産業に応じて同業者組合、企業連合、労働組合、協同組合など何らかの形態の法人組織を結成し、これらの法人組織のみが政府への働きかけを行う。個人が政府に対してどの程度の代表権を与えられているかは国によって様々ではあるが、一般的にはほとんど与えられていない。コーポラティズムはまた、その地域に普及している道徳規範、特に結婚制度、性的観念、家族構造、メディアに関して、伝統主義的な解釈を行うことを強く志向する傾向がある。
(TNO日本語化Modより引用)