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進歩的コーポラティズム
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Red Flood
進歩的コーポラティズム | ||
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英名 | Progressive Corporatism |
別名 | ||
登場作品 | Red Flood(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 進歩主義 | |
主要なイデオローグ |
1789年のフランス革命が放った稲妻を元に戻すのは驚くほど難しいことだと示された。それが線形な、または世界中で普遍的な過程では無かったにしろ、多くの者がそれをひっくり返そうとしたと試みてきたにせよ、王座と祭壇はその後の時代において多くの世俗的権威を失った。新たな自由主義的な状況に対する明白な批判は伝統主義者から出たが、彼らからだけではなかった。19世紀半ばまでに、新しい選択肢が現れたのだ。それは進歩的コーポラティズムである。
人類の集団組織化という概念は古いものである。プラトンやアリストテレスでさえも、社会における役割に応じて人々を分類するモデルを想像することができた。封建時代のヨーロッパの職業別に組織された巨大なギルドは、実践におけるその一例であるが、それらは伝統主義者の間だけの理想として留まらなかった。産業化と階級対立が激化し、家族やギルドといった伝統的な社会関係の崩壊が疎外感を生み出す中で、社会学者や哲学者は人々の間の連帯を再構築するための新しい組織を提唱し始めた。
このサン=シモンやデュルケームの世界観の中に、カトリック社会的教義が登場した。教皇レオ13世はコーポラティズムの研究を委託し、1891年に回勅『レルム・ノウァルム』を発表した。それは正義と尊厳に基づく経済の必要性を強調し、労働組合を祝福し、資本と労働の間の協調を感情的に呼びかけた。聖ペテロの司教座の後継者全員が同じ考えだったわけではないが、バチカンの資本主義と社会主義の間の道筋を探す試みは――啓蒙そのものを拒否しないで――多くの人々にインスピレーションを与えた。
宗教的分配主義に根差そうが、ギルド社会主義に根差そうが、進歩的コーポラティズムは依然として自由主義のアノミー、軍事的近代政治の非人間化、反動的原始主義の狭間を航行している。国家は集団的な組織や階級全体に権利を与え、彼らが、より広範な社会の改善や調和のために協力することを推進する。紛争に満ちた世界においても、お互いに献身する時間はまだ存在するのだと強調している。
(RF日本語化Modより引用)