【名前】矯星美璃亜(きょうぼし みりあ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】流星創雨(メテオールレイン)レベル4
【能力説明】
空気中に存在する分子から強大なプラズマ球を生み出し、プラズマ状態を維持しながら流星雨のように掃射するプラズマ操作系能力。大能力者になったのは高校進学後。
数千度にも上る高温度のプラズマは連射するだけで脅威になる。能力の仕組み上、炎などプラズマに分類される現象を知覚・干渉する特質を有する。相性として電撃使いとは分が悪いものの、レベル差に応じて抵抗する術は会得している。
問題があるとすれば、プラズマ球を発生させられる範囲が自分から100メートル以上離れた箇所でなければならないという制約だろう。
プラズマ以外で特殊な知覚能力がない矯星にとってこの制約は、発生させたプラズマによる被害を防ぐ観点から屋内戦で相当の不利を強いられるのはまず避けられない。
能力名の流星創雨も、制約によって半ば必然的に上方から掃射する戦闘スタイルになった事から付けたようなものである。
プラズマ球を発生させられる距離は自分を中心に100メートル以上200メートル内。
プラズマを維持できる距離は発生させた地点を中心に200メートル内。知覚能力は自分を中心に半径400メートル。
発生させられるプラズマ球の数は4つまで。球から照射される本数は3つまで。薙ぎ払いは可能だが、球を発生させるまでに若干のタイムラグが存在する。
【概要】
明知中等教育学院卒業生、現
白帝学園高校3年生。
学院時代は明知中等教育学院風紀支部の長に就き、現在は白帝学園高校に設置されている
九九支部の長を務める。白帝へ進学すると同時に所属する風紀支部を九九支部へ移した。高校生徒会にも所属する才女。
九九支部での相棒は、同支部では最年少クラスの白帝学園中学1年生
岩床稜郭。これは、支部長である矯星が先輩として自ら岩床の指導係を希望した為である。
歩く精密金属探知機とも言われる能力を持つ岩床、火災などに対する鋭敏な知覚能力を持つ矯星のタッグは日々の巡回やイベント警備の手伝いなどでとても重宝される。
岩床との関係も良好で、彼と共に仕事をする時間はとても心穏やかになれる。しかし、同期に
雪洲という風紀委員の活動中でも隙あらば可愛い娘を口説こうとする男がいるので、
雪洲のナンパ防止役でもある相棒
縞群律也から報告を受ける度に怒髪天を衝く程の形相で地団駄を踏むのが恒例みたいになっている。
基本的な性格としてクール系を自称しているが、怒った時は誰にも手が付けられない鬼のような雰囲気を振り撒く為、よく雪洲の巻き添えをくらう縞群からは異様に恐れられている。
個性豊かな同僚達を纏め上げる為に引き締めの意味も込めて時に厳しく当たる事もあるが、全ては仲間達を思っての事である。
元九九支部所属の
花詠妃睡や
常世見榠査の一件で人知れず己の無力さを嘆いたり、唱和園風紀支部長
此岸端渚へ花詠の様子を確認してみたりと責任感も強い。
通常は岩床と共に巡回や後方支援を担当。能力柄前線の適正は抜群とはいかず、支部長として指令を下す役割もあるので戦闘では前線に顔を出す事は余りない。
それでも必要とあらば危険を冒してでも臨む。その場合は能力戦闘を想定して戦闘区域における自身の位置取りを最重要視する。
風紀委員や生徒会以外で友好関係を築いている友達として
博覧茉莉がいる。元は博覧がキャンペーンガールを務めるイベントの警備の手伝いに風紀委員として参加したのが切欠。
自分とは違う自由奔放な性格に惹かれるように矯星は博覧と親しくなり、勉強が不得意かつやる気すら見せない事を起因として博覧が寮長や生徒会から扱いに困る人間に見られている現状で数少ない彼女の理解者として博覧へ接している。
そんな矯星でも博覧を勉学に勤しませる事にはかなり苦戦しており、テスト期間ともなれば博覧の寮部屋に泊まり込んで徹夜するのが通例となっている。
高校生徒会では書記を務めている。書記業務の傍ら生徒会の空気をだらけさせないようにピリッと引き締める言葉を放つツッコミ役となっている。
会長の
帝白紫天とは学院時代からの縁。帝白が明知生徒会会長、矯星が明知中等教育学院風紀支部長に就いていた時期は学院史上有数の安定期と謳われている。
帝白が生徒達を纏め上げ、矯星が学院の秩序が損なわれないように目を光らせた。2人が各トップに就いていた時期の学院内における抗争数の少なさは目を瞠るものがある。
例年であれば団結力の低さなどから怪我人を続出させ、比例して順位も低迷する大覇星祭では大健闘を見せ順位も上位・怪我人も僅かと学院の教師達を驚愕させた。
帝白が生徒会の一員として風紀支部に訪れたのが初顔合わせ。最初はとんだ変わり者だと思っていたが、彼の働きと姿勢を知っていく中で評価を改めるようになった。
帝白が生徒会長に選ばれた後に自分も支部長に任命され、矯星は風紀支部の代表として生徒会の代表である帝白とタッグを組んで学院内の秩序維持に努めた。
能力至上主義の学院時代、先にレベル4となり黄道十二星座の一員となった帝白へ秘かに悔しさを抱いていて、矯星が白帝進学を決めた要因の1つに帝白の存在があったのは言うまでもない。
後に白帝で過ごす内にレベル4認定された時は真っ先に生徒会室の帝白へ(自慢しに)知らせに走ったが、向こうは素っ気無い態度だった為鬼の形相で会長席ごと帝白をひっくり返した。
矯星美璃亜にとって帝白紫天は今も昔も良きライバルであり良き理解者。博覧に肩入れする自分の気持ちを理解してくれる帝白へ応える為に、学院時代と同じく学園の為に生徒会と風紀支部を繋げる仲介者として自身の役目を果たすべく奮闘している。
【特徴】
166センチ。髪の色は紫で肩まで届くくらいの長さ。黒のニーソックスを穿き、チェック柄のスカートと合わせた絶対領域が眩しい。私生活で外に出る時は緑のベレー帽を被る。
同年代の女子に比べて胸が小さいのはちょっとしたコンプレックス。同年代の花詠や博覧どころか後輩の
劈ノ糀扇子にすら負けているので、胸が大きくなると一部で噂になっているムサシノ牛乳を毎日欠かさず飲んでいる。
最初は半信半疑だったが、偶然街中で見掛けたムサシノ牛乳キャンペーンガールこと
己ノ瀬雪歩と、胸が豊かな彼女が着る事によってシャツのプリントが苦しそうに横に引き伸ばされている販促用特製Tシャツを目にした瞬間「これだ!!」と心中叫んだらしい。
趣味というわけでは無いが、高校進学後世界中の速記法に興味が湧きわかる範囲で全て習得。矯星オリジナルの速記法も構築し書記業務への利用の他、生徒会役員や風紀支部員達へ教授している。
書き手側からするとお手軽な暗号として、解き手からするとひどく難解な暗号として使用されているが基本的な部分は除いて全員が全員完全把握はできておらず、現在矯星オリジナル速記法を完全習得しているのは相棒の岩床稜郭とライバルの帝白紫天の2人のみ。
【台詞】一人称「私」。二人称「あなた」・「お前」。悪者や帝白相手には「貴様」。普段はクールな口調。怒髪天を衝く時は言葉が荒れに荒れる。
「へぇ、そうなんだ。岩床の鉱物話はどれも面白いものばかりね。…フッ。大丈夫よ。こう見えても私、結構気は長い方よ?あなたの話は私にとって未知なものばかり。未知な事を知るのは私にとっても望む所なの」
「雪洲めええぇぇ!!何度言って聞かせば理解しやがんだあの野郎!!あいつのナンパのせいでどれだけ私がペコペコ頭を下げてると思ってんだぁ!!エンパイアステートビル並の墓石を拵えてやろうか、あぁん!!」
「そう。花詠は変わらず元気でやっているのね。……ううん。学園で会った時はちゃんと会話してるんだけど、やっぱり現場の話は現場の人に聞くのが一番だから。……ありがとう。此岸端、これからも花詠の事よろしくね」
「ねぇ博覧。お疲れの所悪いけど、まだ明日のテストの予習範囲は半分以上残って……寝ちゃダメよ!ウェイクアップよ博覧!!」
「フッフッフッ。どうだGよ!!遂に私はやったぞ!!レベル4になったんだぞ!!これで貴様とようやく同じ立場になったという事だな……『あっそ』?それだけ?プルプルプル……ぐあぁ!!ふざけんなGイイイィ!!!ぬどりゃあああ!!!」
「また
江城と話していたなG?私の後輩とそんなに話す事が貴様にあるのか?……ま、まぁ今は支部も違うから江城について何でも知っているわけではないが…何か困っているなら遠慮なく私に相談しろG。貴様と私の間に隔てる壁など存在しないぞ?
それと
切那。いい加減エアコンの設定温度を30度より下へ下げてもいい?…どうして?だって暑いの嫌だし」
「しまった…ムサシノ牛乳が切れているのを忘れてた!急いで買いに行かなきゃ!…ハッ!完全下校時刻過ぎてる…風紀委員の仕事帰りで寄った事にしよう!そうしよう!!」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2015年11月06日 01:04