30日目

闇城「ふぁ~…あ」

闇城「もう朝か」

闇城「後2日…さて、やり残したことはないか?」

闇城「出来るだけのことを今日やっちまおう」

闇城「よしまずは>>654するぞ!」

654 :■■■■
  • 平等な不幸をスローガンとする迷惑集団ペイントを野放しにはできねえ!
  • すっかり忘れてた気化した天寺の媚薬の副作用で闇城さんに変化が!
  • アルジュナが闇城宛に近況報告と共に送った伝書動物(種類はおまかせ)がやってきた!

好きなのを選びなされ

655 :■■■■
闇城「よしまずはペイントの奴らをぶっ飛ばそう!」

闇城「――て、何朝起きたらまずは歯磨き!みたいなのりで言ってんだ俺…」

闇城「けど、奴らをほっとけねえしな。また俺や秋園ちゃんみたいな目に遭う人もいるかもだし」

闇城「よし…なら早い方がいい。これが俺なりの夏休みの決着だ」

656 :■■■■
闇城「といっても手がかりが何かあるわけでもねえ」

闇城「まずは情報収集ってとこかな」

闇城「誰に聞けばいいのかな」

闇城「むむむ…」

闇城「あ。もしかしたらあいつなら知ってるかも」

闇城「>>657に聞いてみるか」

 >>657
1 警備員 (誰?)
2 風紀委員 (誰?)
3 一善くン 秒数一桁が偶数で面会許可 奇数で不可
4 網走   秒数一桁が4、9で面会許可 それ以外で不可
5 その他

657 :■■■■
上玉利先輩…ではなく雲川先輩

658 :■■■■

659 :■■■■
闇城「雲川先輩…わが校のザ・ミステリアス」

闇城「なんか知ってそうな予感がするんだよなぁ」

闇城「確か…前の学祭の時に…」ピッピ

闇城「お、あったあった。連絡先っつ―のはしっかり交換しておくもんだね、ほんと」

闇城「ではさっそく…」

prrrr

闇城「あ、もしもし。闇城っす。雲川先輩ですか?」

雲川芹亜「え、あ…誰?」

闇城「闇城って言ってるじゃないっすか!?」

闇城「ほら去年の一端覧祭で…」

雲川「あ~あの時のちょっと勘違い系モブA君か」

闇城「なにその認識!?ひでえ」

雲川「だってぇ、露骨なやれやれ系を気取ってるかと思ったら他人がそう動くよう上手く誘導してるんだもん」

闇城「ぎゃああ!!やめてやめて!俺でも気づいていない部分の側面をえぐるのは止めてぇええええ!!」

闇城「そんな無駄な部分を覚えてるなら、名前を先に覚えてよぉおお!!」

660 :■■■■
雲川「あはは。メンゴメンゴ。それでなにか用事?」

雲川「悪いけどこう見えて私も用事が立て込んでて、なるべく早急に済ましてくれるとありがたいんだけど?」

闇城「あ、はい」

闇城「その、ペイントって組織知りません?」

雲川「なに?藪から棒に」

闇城「実は~ということがあって。また同じようなことが起こる前にケリを付けたいんです」

雲川「はぁ…それはそれは」

闇城「それで知ってるんですか?」

雲川「まあ名前くらいは…聞いたことがあるかなぁ」

雲川「そういうことにはあまり興味もないし首は突っ込まないようにしてるけど」

闇城「じゃあ、名前くらい…なんですね」

雲川「そう露骨に溜息つくなよ。その代わり別の情報ならある」

661 :■■■■
闇城「別の情報?」

雲川「ああ、なんでも警備員でも風紀委員でもなく、個人でペイントを追う集団がいるそうだ」

雲川「そいつらと合流すれば、ペイントにも近づけるんじゃないか?」

闇城「まじですか!?」

雲川「ただし、あくまで非正規の集団。そいつらと関わるなら何があろうと責任は持てないぞ。それでもいいのか?」

闇城「う~ん。そいつらはどんな奴らなんですか」

雲川「私もそこまで人となりは知らないよ。ただ共通しているのがペイントに恨みを持ってる人間ってことだ」

雲川「その矛先を自分に向けられぬよう注意し給え。やみじょうくん」フフフ

662 :■■■■

 ◇

闇城「う~む…」

闇城「思った以上に進展した…だが」


雲川『そいつらは普段、夜の娯楽の民で打ち合わせをしている。行けば会えるんじゃないか?』


闇城「どうしたものかな」

闇城「ペイントを追う奴が俺以外にもいるってのなら、俺がしゃしゃり出る必要もないのかもしれない」

闇城「けど、そいつらがきちんとペイントを懲らしめられるかなんて保証はないし…」

闇城「悩みどころだぜ」

 >>663
1 そいつらと協力だ!
2 そいつらに任せて夏色の夏休みを満喫するぜ!
3 その他

663 :■■■■
そいつらもあんまり信用できないな…やっぱ警備員か風紀委員か魔術師の誰かに………
と、思った所で>>654で出そびれた伝書動物と遭遇

665 :■■■■

闇城「そいつらも信用出来ないな。やっぱこういう時は風紀委員か警備員か…」

闇城「そうだ」パチン

闇城「アルジュナ!あいつが仲間なら怖いもんなしだぜ」

闇城「まだ病院にいるよな。なら早速…」

 バサバサッ!

闇城「うお!? なんだなんだ!?」

鷲『クェ~』

闇城「なんだこいつ!?ワシ?」

闇城「おいおい…こんな動物を放し飼いなんかするなよな」

闇城「ん…こいつの首に何かかかってるぞ」

闇城「手紙…か?」

666 :■■■■
闇城「どれどれ」パシッ

鷲『クェ~!!』バッ

闇城「わっ!手紙だけ置いてまた飛んでいきやがった!」

闇城「伝書鳩の代わりってか?だったらもっと穏やかそうな動物にしろってんだ」ハァ

闇城「んで、誰からの手紙だ?…ん、ええと…」

闇城「アルジュナ? 噂をすればなんとやら!まさかあいつの方から連絡をよこすとはな」

闇城「しかしわざわざ手紙で連絡なんてどういうつもりだ?またゲテモノドリンクがご所望ってか」

闇城「ま、読んでみるとしますかねえ」ビリビリ

 >>667
手紙の内容

1 別れの挨拶
2 別れの挨拶+第六天魔王の件
3 別れの挨拶+黒丹羽、白高城の件
4 その他

667 :■■■■
3

674 :■■■■

 おう、闇城。元気にしてっカ?
 もう知ってるかもしれねえが、一応言っとくぜ。
 アルジュナさんは先日をもって学園都市を去ったんだ。
 後付になって悪いけど、こうして手紙で別れの挨拶をしようと思う。

 闇城、お前には色々世話になった。クリシュナを一緒に探してくれるっていう時、実は結構嬉しかったんだよナ。

 でもぶっちゃければお前に世話を焼いたほうが多いかもしれねえ。
 (第六天魔王に殺されかけたお前を治療したり、女体化して逃亡したお前を探したり
 これからはあんまり人様に迷惑かけんじゃねえゾ!


闇城「これって…」

闇城「そうか…あいつ。もう帰っちまったんだな」

闇城「ったく、こんな回りくどいもん出すなら直接言ってけってんだ」


 あ、それともう一つ

闇城「ん?裏に続きがある」

 黒丹羽ってヤツいたろ。ほら、俺と同じ病室だった。
 あいつとその彼女、俺と一緒に学園都市を出ることになったんだわ。
 このことはこれからのことも考えて内密にな。

闇城「!!」

 詳しい事情はあまり言えねえけど、奴らそこにいたらどうしても幸せにはなれないんだ。
 それを見かねて俺様から提案したってわけ。
 本人たちは責めてくれるなよ。恨むんだったら俺を恨んでおけ。そのほうが幾分は楽になるハズさ。

675 :■■■■
 それじゃあな。次に学園都市を訪れるって予定はないけどいつかまた会う時があるかもしれねえ。
 その時はまたおもしれえジュースでもおごってクレ!

 アルジュナより

闇城「そうか…黒丹羽も白高城って子もアルジュナと…」

闇城「よかった。無事だったんだな」ホッ

闇城「このことは内密にって言ってたけど一厘くらいには」

闇城「いや、ようやく吹っ切れられたのに掘り返すのもな…でも無事ってことくらいは…」

闇城「まあ後々考えるとするか」

676 :■■■■
闇城「さてアルジュナにも頼れないとなると…」

闇城「ペイントの件。難しくなりそうだな」

闇城「これからどうするか」

 >>677
1 やはり雲川先輩の言ってた奴らと協力か
2 一人で何とかするぜ!
3 ペイントは後でいいや。とりあえず出かけよう
4 その他

677 :■■■■
1

678 :■■■■
闇城「しゃあねえ、やっぱペイントを追う奴らがいるならそいつらと協力するのが一番手っ取り早い」

闇城「本当は風紀委員っていきたいところだけど、いろいろ疲れてるだろうしな」

闇城「よし、決まりだ!待ってろよ!ペイントの野郎!」

闇城「この闇城降魔が直々にぶちのめしてやるからな」ムフン

闇城「……と息込んだは良いものの」

闇城「集合時間は夜だ。まだしばらく時間あるな」

闇城「何かして時間をつぶすか」

闇城「何にしよう?」

 >>679
1 出かけよう(どこに) 
2 〇〇に会いに行こう(誰?)
3 睡眠(夜までスキップ)
4 その他

679 :■■■■
2で朱花に会いにいく
入院してたかどうか忘れたからご自由に

680 :■■■■
2 まだメジェドさんがいるぜ!!

681 :■■■■
 >>679
確か入院はしてなかったハズ

682 :■■■■

 ~病院~

闇城「おーい。朱花」ヒョコ

 シーン…

闇城「あ、いけね。あいつって別に入院してるわけじゃないのにな」


アルジュナ『おい!早くいちごおでんトロピカルバナナオレンジソースジュース買ってこいよ、新入り』

朱花『そうそう、もちろん私の分もね!私は普通のでいいから』

黒丹羽『…』イライラ


闇城「なんかここに来れば、またあいつらでワイワイやってるような気がしちまった」ハハ

闇城「なんだかんだであのメンツ悪くなかったよな…」シミジミ

??『それに関しては同感』

683 :■■■■

闇城「!その声は…」

朱花「久しぶり。あんたは勝手に消えてはいないようね」

闇城「朱花…」

闇城「なんでここに…?」

朱花「別に気まぐれよ。もう夏休みも終盤だけど、特にやることもないしね」

朱花「それに、もしかしたら…あいつが帰ってきてるかも…なんてね」

闇城「アルジュナが近々帰るってことは、確か聞いてたよな」

朱花「ええ」

闇城「黒丹羽のことは?」

朱花「さあ、行方不明ってことしか。愚妹は風紀委員としてなにか知ってる風だったけど口を割らなかったわ」

朱花「闇城、あんたは何かしらないの?」

684 :■■■■
闇城「それは…」

朱花「まったく、嫌になっちゃう。男ってやつは、勝手にふらっといなくなるんだから」ハァ

朱花「まだ、あいつにはあの時のお礼…ちゃんと言ってないのに」ボソッ

闇城「…」

朱花「ま、いいけどね!阿呆なインドもひねくれた偽悪者ももううんざりだったし!」

朱花「あんたは知らないでしょうけどね、この病室いつも騒がしいったらありゃしなかったっんだから」クス

朱花「本当…お見舞いに来るこっちの身にもなれっていうか…」

朱花「…」グッ

朱花「…ごめん…なんか、ちょっと変だな」

朱花「もう帰るね…じゃあまた」ダッ

闇城「あ、おい!」

闇城「あいつ…」

 >>685
闇城の行動

1 朱花を追う
2 ~に会いに行く(誰?)
3 帰宅(夜までスキップ) 
4 その他

685 :■■■■
無茶ブリしちゃうゾ☆
闇城「あれ!?お前そんなにデカかったっけか!?」

686 :■■■■
闇城「おい」

朱花「…」スタスタ

闇城「おいってば!」

朱花「…!」スタスタスタ

闇城「待てって!!」ガシッ

朱花「…」

朱花「…何よ」

朱花(闇城…まさか私を励ましに…?)

闇城「ん~?」ジロジロ

闇城「」コホン

闇城「あれ!?お前そんなにデカかったっけか!?」

朱花「」ピキ

687 :■■■■

 轟!! ドガバキギュグシャアアアア!!


朱花「さいっ………てー」

闇城「頭に……星が…星が回ってるよ」ピヨピヨ

闇城「治験の力…恐るべし」ガクッ

 ○ …数時間後

闇城「いや~。ひどい目にあった」

闇城「夏休み終盤でこの仕打。まったくついてねえなぁ…」ボロッ

688 :■■■■
闇城「とりあえず、あとで朱花には謝っておくとして…」

 午後4時32分

闇城「そろそろ頃合いか?」

闇城「早めに行ってスタンバっておくのも悪く無い」

闇城「けどやり残したこともありそうだしな」

闇城「あるとするならこれがラストチャンスだ、と思う。多分」

689 :■■■■
闇城「さて、どうするべきか…」


 >>690
1 娯楽の民へ
2 どこかへ寄り道(どこへ?)
3 誰かに電話(誰?)
4 その他

690 :■■■■
2 第七学区の地下街

692 :■■■■
完結後…まあ色々と考えはあるんですが
その時のモチベーション次第ですかね
――――――――――――――――――――


 第7学区 地下街

闇城「ん~なにか時間つぶしにと思って来たはいいが」


 ガヤガヤ

闇城「特にやることもないな」グゥ

闇城「しかし腹は減っている。…腹は減ってはなんとやらだ」

闇城「どこかで飯を済ますとしよう」キョロキョロ

闇城「そうだな、どっかの学校の学食のメニューなんてのも気になるが…」

闇城「流石に常盤台の給食はお財布的に手が出せないな」ハハ

693 :■■■■
闇城「だとすると…どこの学校が良いかねえ」

闇城「お、風輪のとこもあるじゃん。もしかしたら先輩殿もいたりして」

闇城「それにそれに、長月学園か…四天王が食っている飯ってのも気になるな」フムフム

闇城「花盛学園のお嬢様が口にしてる学食も品があって良さそだぞ」ムフフ

闇城「国鳥ヶ原の学食もうまいって聞いたことがあるな!」

闇城「他にも…」

闇城「…」

闇城「…」

闇城「」グゥ

闇城「う~ん…どれも悩みどころだが時間は有限だ」

闇城「よし!決めたぞ。どれも魅力的だが!」

闇城「>>694の学食にしよう!」

 >>694
どこの学校?

 >>695
そこで出会う人物(>>694の学園の生徒)

694 :■■■■:2015/10/07(水) 18:43:07
闇城さんの願い叶えてしんぜよう
風輪学園

695 :■■■■:2015/10/07(水) 18:43:07
天童寺学園

696 :■■■■
破輩先輩殿と次の書き込み人物

697 :■■■■
694と695の同時書き込みというミラクルw
これはどうなるんだ…?
とりあえず人物は指定しておく。

神 谷 稜

698 :■■■■
天童寺なら上玉利先輩しかおるまいよ!

699 :■■■■
出 遅 れ た … orz

700 :■■■■
書き込み時間まで同じとはたまげたなぁ
破輩&神谷で。何だこのコンビ
―――――――――――――――――


闇城「ようし、風輪の学食に決めた」

闇城「なんだかんだでこの夏休み中一番関わったところだしな。最後はうまいもん食って奇妙な縁ともおさらばしようじゃねえの」ウシッ

 イラッシャセー

闇城「ええと、開いてる席は」キョロキョロ


破輩「どうだ。ここの学園のもまあまあだろ」

神谷稜「まあ…そっすね」

闇城「あ、あれは…!!」ガビーン

 コソッ

闇城(破輩先輩殿…!そしてもう一人の男はもしや…)

闇城(彼氏!?)ガビーン

701 :■■■■

闇城(そんな先輩殿…あんまりだ)ジワッ

闇城(どうしてよりにもよってあんなスカした感じの男と…!!)

闇城「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!」

 ナニアイツ イキナリサケビダシタゾ コワイナー

ざわ…
    ざわ…

闇城「」ハッ

闇城「しまった。ついつい声にならない叫びが口から…」

破輩「ん?」

神谷稜「何だあいつ…」

神谷「奇妙な行動をとってますね。少しジャッチメントとして話を」

破輩「あ、ああ。それには及ばないよ」

破輩「おい、闇城。こんなところで何をやってるんだ。客の迷惑だぞ」

702 :■■■■
闇城「先輩殿…」

破輩「まあいい。ここであったのも何かの縁だ」

破輩「来いよ。私がおごってやる」クイッ

闇城「い、いいんですか!?」

破輩「お前には色々と世話になったからな。その些細なお返しといったところだよ」ニッ

闇城「せ、先輩殿~!!」ダッ

破輩「うわ!抱きつくな!この!!」

 ドガァアアアア!!

神谷「…」

 ウギャー ス、スマン ヤリスギタヨ

神谷「さらに騒がしくなっているんだが」ハァ

703 :■■■■

 ○

破輩「それで、風紀委員の後輩である神谷が風輪の学食に興味を持ってな」

破輩「もしかしたらここの学食のすばらしさを知って来年は風輪に来るかもしれないしということでこうして一緒に来てたというわけだ」

破輩「理解したか?」

闇城「ほ~ん」ジロジロ

闇城「へぇ…あんたが緋花ちゃんとこの支部のエースねえ…そりゃさぞかし女子からはモテ、後輩からの信頼は厚く、また彼女にも恵まれてるんでしょうなぁ」

神谷「それがどうかしたか」

闇城「少しは謙遜しろよ!?」ガビーン

神谷「そのとおりだから否定しようがない」

闇城「うう…ナチュラルに嫌なやつ」

破輩「おいおい。男の嫉妬はみっともないぞ。それに闇城だって神谷に負けないくらい魅力があるじゃないか」

闇城「ですよね! それで具体的には!」

破輩「え…っとぉ」

闇城「そこは即答してよ!?」ガビーン

704 :■■■■

破輩「そうそう!闇城はめんどくさいとか言いながらも手伝ってくれる情に厚いやつなんだよ」

闇城「なんだろうこのとってつけた感」

神谷「…」

神谷「俺としてはあんまり無関係の人間がでしゃばるのはよく思えないっすね」ボソ

闇城「なに…?」

破輩「神谷…」

神谷「風輪の事情は聞きました。けど、それでも風紀委員でない人間が行き過ぎた行動をした時そこまで面倒を見きれませんよ」

神谷「俺んとこの支部でもいいし、近い支部に連携を頼むほうが良かったんじゃないですか」

破輩「それぞれの支部には管轄というものがある。それを放り出させてまで助けを請うのは違うと私は思うが」

神谷「しかしそれは無関係の人間を巻き込んでいい理由にはならないと思います」

闇城「てっ…めえ! 黙って聞いてりゃ…」

破輩「やめろ。闇城」

705 :■■■■

破輩「神谷がそういうのにも理由があるんだ」

破輩「神谷もまた風紀委員の仕事に無関係の人間を巻き込んでしまったからな」

闇城「…」

神谷「風紀委員のエースなんて呼ばれるからにはその代償としてそこらのゴロツキに狙われることなんてザラだ」

神谷「俺が狙われるだけならまだ良い。けど俺の大事な人が、風紀委員とまったく無関係の人間が狙われることだってある」

神谷「だからこそ、俺は関わらせない。遠ざけることになろうとそれが正解だと思っている」

闇城「…」

闇城「俺は後悔しない。たとえ無関係なことにこれから巻き込まれることになろうと俺は後悔しない」

闇城「そうだ。むしろ無関係なことに関われるなんてレアな経験だと思うぜ?」

闇城「それがあってこそわかることや出会いだってあるんだ」

闇城「それに無関係のままじゃ救えなかった奴だっている。俺が救う立場なのかどうかはさておき、ただ見過ごすことなんてできねえだろ…!」

706 :■■■■
神谷「…」ムス

闇城「…」ムムム

破輩「ほらほら!楽しい食事時だぞ!そんなにらめっこやめて箸を進めな」

闇城「ふぁい…」モグモグ

神谷「…」ムグ

破輩「…」ホッ

闇城「…」

神谷「…」

破輩「…」

破輩「…」

破輩(予想はしていたが、相性悪いなこの二人。というか鉄枷といい美待といい闇城が全体的に風紀委員の男子と合わないのかもしれん)ズズズ

破輩(仕方ない。ここは最年長の破輩さんがひとつ話題を提供してこの空気を変えてやろう)

破輩(何の話題にしようかな…む)

破輩(よし…)

破輩(についての話題を振ってみよう!)

 >>707
どんな話題?

707 :■■■■
鳥羽くン(実は彼も緋花、神谷と同じく176支部)とは割と相性よかったような気がしないでもない
(参照:闇城の夏休み14日目

乳の話題ww
………なんて訳にもいかないしな
共通の知人あるいは互いの周辺人物の話題………くらいかなぁ………
(闇城サイドは一部ヤバい人もいるがw)

708 :■■■■
闇城お前、何か悩み事があるんじゃないか?

709 :■■■■
破輩「そういえば緋花がな…」

破輩(共通の知人の話題。これに尽きるな。少しは歩み寄れればいいが)

破輩「一厘を立ち直らせてくれて感謝していたぞ。無論私もだがな」

闇城「ああ、昨日の件ですか。鏡星ちゃんから聞いたのかな。早いな」

神谷「支部で騒いでたのはそのことか。あの二人やけにテンションが高いと思ったらアンタのこと話してたのか」

闇城「お、俺ってもしかして人気者?いや~それほどでもあるけどさ」ドヤ

神谷「自分で言うか」

闇城「事実だからな。否定のしようがない」キリッ

神谷「」ムカッ

破輩「そうかそうか。あの二人176支部でもそんなに話題にしてるのか。実は神谷もその話題の人物に興味があったんじゃないか? 今日こうして会えてよかったじゃな」ニヒ

神谷「別に…俺にはどうでもいいし、興味もねぇよ」

710 :■■■■

破輩(よし、順調。次の段階にシフトして畳み込んでいくぜ)

破輩「しかしなぁ…緋花の様子見る限りただの尊敬とか羨望だけじゃない気がするんだよなぁ」ムフフ

闇城「と言うと?」

破輩「あくまで推論だぞ。すぐに舞い上がるなよ」

闇城「はい」

破輩「もしかしたら緋花! …ぉ前に、気があるかもしれないぞ」ボソッ

破輩(恋話! これに釣られない男子高校生はいない!)

神谷「」ピクッ

闇城「はっはっはっ」

闇城「はっはっはっ」

闇城「…は?」

闇城「いやいやまさかぁ!」

神谷「その通り」

闇城「いやそこ同調するところじゃねえから!ここは否定するところだから!」

711 :■■■■

闇城「それで、根拠はあるんすか…女の勘なんて月並みなこと言わないでくださいよ」

破輩「ん~お前とプールで出会って以来、緋花はよくお前のことで私にメールしてくるようになったんだよ」

破輩「それまで男の話題なんて支部員の愚痴ぐらいだったからな」

神谷「」ナヌ

破輩「意識してるにしろ無意識にしろ、緋花の心のなかにお前の存在が大きくなりつつあるのでは~と、私は推測するぞ」エッヘン

神谷「いやあいつの心のなかの半分はゴリ川さんで…」

闇城「いやあ…いきなり言われても参っちゃうなあ」ハハハ

闇城(なんだろう、この高揚感。そんなこと言われるとこれから会う時俺も意識しちまうぜ!)ドキドキ

闇城「ち、ちなみに」

破輩「なんだ?」

闇城「先輩殿の中で俺の存在の大きさってどんくらいかな~なんて」

破輩「ああ、これくらいだな」チョッピリ

闇城「小指一本分!?」ガビーン

712 :■■■■
破輩「まあ、年齢に比例してその密度も高いということだ。そう気を落とすなよ」ポンポン

闇城「くぅ~!現実の厳しさを知った…」


 ゴーン   ゴーン

神谷「ん、もうこんな時間か」

破輩「何か用事があるのか?神谷?」

神谷「いえ、ないっすけど。最近日も落ちるのが早くなってきたな、と」

破輩「確かに。もう9月になるしな。夏も終わりが近いということか」

闇城「…」

闇城「…!!」

闇城「今何時っすか!」

破輩「? 6時40分といったところだが」

闇城「やっべ!」

闇城(あと20分…走れば間に合うか!?)

闇城「用事あったんでこれで帰ります!」バタバタ

破輩「おいおいそんな急いでどうした。デートの待ち合わせか?」ハハ

713 :■■■■
闇城「…!」

破輩「…?」

闇城「…とにかく!ごちそうさまでした!」

闇城「夏休み明け、また会えれば今度は俺がおごりますよ」グッ

破輩「あ、ああ。そうだな。楽しみにしてるよ」

神谷「…」ジー

闇城「それじゃあ!」ダッ


 タッタッタ…

破輩「…なんだろうあいつ、いきなり顔つきが」

神谷「…」

 >>717の秒数一桁で次の展開が決定

1 神谷が追う
2 どちらも追わない
3 破輩が追う
4 神谷が追う
5 どちらも追わない
6 破輩が追う
7 神谷が追う
8 どちらも追わない
9 破輩が追う
0 二人で追跡

714 :■■■■
 >>715でした

715 :■■■■:2015/10/07(水) 21:17:18
エンジェルアムドッ!

716 :■■■■

 娯楽の民 休憩ブース


闇城「ふぅ…」

闇城「なんとか間に合った、といってもきっかりこの時間にいるというわけじゃないだろうけど」

闇城「しかし…」キョロキョロ

 ワイワイガヤガヤ

闇城「この中からどうやって見つければいいんだよ」

闇城「集団って言ってもその特徴も人数も知らないんだが」ハハ

闇城「それにもしかしたらギャンブルブースの方かもしれない。だとしたら俺は入れねえから詰んだも同然だぜ」

闇城「いや、この学生の街でペイントを追うのがおっさんの集団なワケがない」

闇城「絶対にここにいるはずだ」

 ジーッ

闇城「怪しまれない程度に聞き耳を立ててくしかないな…」

717 :■■■■

 ざわ…

 マジアリエナインダケドー
        カレシガサー
               ざわ…
 ゲラゲラ     
         リアジュウヲブチコロシヤデ
    チョウウケルンデスケドー
 キョウノメシナニー?   ざわ…

闇城「…」

 ソウイエバケンジノヤツサー

   がや…

 ナナフシギッテシッテル
        ベツニキョウミモナイシオレニハ

 マタスッチマッタヨ
            がや…

闇城「……」

 ざわ…
 ソシテサ    
      ドウスル

 キョウシカ…
         ケッコウカ?
      ざわ…

闇城「………!」



―――――ペイント

闇城「―――ッ!!」ダッ

718 :■■■■

闇城(今たしかに!)

闇城(聞こえたぞ!!ペイントの四文字!)

闇城(そしてそれが聞こえた場所は…!!)

 ザッ!

闇城「ここだ!!」

??「!?」

??「な、なんだ…アンタ」

闇城「ついに突き止めたぜ」ニヤ

闇城「随分嗅ぎまわってるそうじゃないか…」ククク

??「まさか…お前」

??「ペイントの一味!」ガッ

闇城「――っと、そこまでだ」セイシ

719 :■■■■

闇城「あんたらの口からその言葉が聞けて確信した」

闇城「安心しろ。俺は敵じゃない。もちろんペイントでもな」

闇城「むしろ今のところは仲間だ。目的を同じとするな」

??「まさかアンタもペイントを…?」

闇城「そう。だからこそ力を貸して欲しくてこうやってコンタクトを取りに来たというわけさ」

闇城「俺の名前は闇城降魔。とある高校の者だ」

闇城「あんたら二人は?」

??「…自分は」

??「…」

 >>720‐721
二人の正体は?

720 :■■■■
実は闇城と面識のある誰か(風紀委員も可だが、塀の中の人物や学園都市にいない人物は除く)

721 :■■■■
北見塵

722 :■■■■
北見塵「…」

北見「俺は北見塵。アンタと同じくとある高校の1年だ」

闇城「げ?同校かよ」ソウイエバミタコトアルヨウナ…

闇城「それでそっちのフードを深く被ってるお方は?見たところ女子みたいだけど」

??「なんでアンタが…」

723 :■■■■
闇城「え?」

 パサッ

崎野「なんでアンタがここにいるのよ」

闇城「げげ!?崎野!?」

北見「なんだ知り合いなのか?」

闇城「ま、まあ縁浅からぬ関係というかなんというか…」

闇城「お前な~…性映像屋の件で懲りたと思ったら」

崎野「馬鹿。だからこうして複数で行動してるんじゃない」フン

闇城「そりゃそうだが…」

崎野「それに、私はペイントには借りがあるもの。それもたっぷり倍返しよ」

724 :■■■■

北見「悪いな。最初に言い出したのは俺のツレなんだよ」

北見「それに助っ人という形で協力してもらってるんだ」

闇城「なるほど…てことは、あともう一人?」

北見「いや、流石に三人でペイントに挑もうなんて無謀だ」

北見「だからまた別に一人いる」

闇城「それでも四人かよ…」ハハ

崎野「何言ってるの。闇城が来たんだし五人でしょ」

闇城「早速頭数に入れられてるし、まあいいけどよ」

725 :■■■■

北見「一応確認しておくが、彼を信じてもいいのか?」

崎野「大丈夫。この私が保証するわ」エッヘン

崎野「こいつはこういうことには頼んでもいないのに首を突っ込んでくるやからだから。まあおせっかいとでも受け取ってちょうだい」

闇城「褒めてるのか貶してるのか…」

 コホン

闇城「それで、今の状況は?ペイントに対してどれくらいわかってるんだ」

崎野「前回の隠れ蓑の放棄からペイントは暫くの間、拠点を持たずに行動していた」

 スッ

闇城「これは…?風紀委員に届けられた被害報告書か?」

崎野「どれも似たような手口。金銭を奪うわけではなく、それでいて被害者を再起不能に陥れるほどのトラウマを負わせる」

北見「最近までは様々な学区で似たような事件が報告されていて、散らばっていたんだが」

北見「ようやく奴らは拠点を決めたらしく、一箇所に集中して“制裁”を行うようになった」

726 :■■■■
闇城「それはどこなんだ?」

北見「第六学区…」

闇城「ほお、ならそこまで広くはないな。すぐにでも見つかるんじゃないか」

北見「ああ、だから」

崎野「今日もこうして調べてきた場所を報告しているってわけ」

闇城「なるほどな…じゃあ今日中にって話じゃないのか」

北見「はは、そんな日帰り温泉旅行みたいな気楽な感じじゃないって。まだまだ長期戦になりそうだよ」

闇城「そうか…」

崎野「むしろアンタが短期間でなんでもかんでも解決しちゃうほうがおかしいのよ」マッタク

北見「へえ。そんなすごい人なのか。そりゃあ期待しちゃうな」

闇城「よせやい。大したことでもねえよ」

727 :■■■■

崎野「けど…遅いわね。そろそろ今日の成果を報告にきてもいい頃じゃない?」

北見「確かに、もう一人が遅いのはいつものことだけど彩ならもう来てもいい頃だよな…」

崎野「まさか一人で…なんてことはないでしょうね」

北見「まさか。もし奴らを発見したとしても深追いはせず、まずここで報告と決めたじゃないか」

闇城「ん…何やらデジャヴ」

崎野「とにかく、一度連絡してみたら?」

北見「そうだね…大丈夫だろうとは思うけど念のため」

北見「よし…」

 prrrrrrrrrr

闇城「…」

728 :■■■■

闇城「なあ崎野」

崎野「?」

闇城「その彩って子はどんな子なんだ?」

崎野「ん~?一言で言えば恋する乙女で正義馬鹿?」

闇城「どの口が言うんだ…」

崎野「実力も花盛のお嬢様とはいえレベル4!折り紙つきよ」

崎野「だから大丈夫とは思うけど…」

北見「彩…!」

 prrrrrrr

 >>729の秒数一桁で決定

1、4、7、0 繋がる(彩に)
2、5、8   繋がらない
3、6、9   繋がる(ペイントに)

729 :■■■■:2015/10/08(木) 21:05:50
どうなる

730 :■■■■
やはり出てきたかヒナミンw
ある意味このシリーズのヒロインだ

731 :■■■■

 pr…p!

北見「彩!」

御奈見彩『あらあら。塵兄さん。どうしたのですか?』

北見「…はぁ。まったく、心配したぞ。この時間にも報告に来ないからもしかしたら…と思って」

御奈見『それはそれは申し訳ありませんわ。もう少しで到着しますのでご心配なきよう』

御奈見『でも、嬉しいですわ』フフ

北見「?」

御奈見『塵兄さんが私のことをそこまで気にかけてくれるなんて』

北見「あ、当たり前だろ//」

御奈見『…//』

闇城「なんだろう…杞憂で済んでよかったけど」

崎野「ものすごいぶっ飛ばしたいわね」

732 :■■■■

 ○

御奈見彩「といわけで、初めまして闇城さん」

御奈見「塵兄さんの将来の伴侶、御奈見彩ですわ」ニコッ

北見「おいおい伴侶って」

御奈見「なんでしょう?私おかしな事言いました?」キョトン

北見「い、いや…そうじゃなくて流石に気が早いってことで」

御奈見「何を言っていますか塵兄さんは2年後私は1年後、すでに結婚を許される歳になるのですよ」

御奈見「早過ぎるということはこれっぽっちも感じてませんわ」フフ

733 :■■■■

闇城「なあ崎野。もしかしてお前、このやり取りを集まる度見せつけられているのか」

崎野「まあね。いつものことだからもう慣れたけど…」

闇城「よく、耐えたな」ウッ

闇城「俺だったら発狂しかねんぞ…」

北見「と、とにかく!」

北見「新しい仲間が一人加わったんだ。これからよろしく頼むよ」

御奈見「よろしくお願いしますわ、闇城降魔さん」

闇城「お、おう。それじゃこれからもペイントを追ってくということでいいんだな?」

北見「ああ、夏休みはもう終わりだけど、放課後に活動を続けていくつもりだ」

御奈見「ならちょうどいいですわね。塵兄さんと闇城さんは同じ高校なので集まりやすでしょうし」

闇城「そうだな。部活もやってないから、いつでも力を貸すぜ」グッ

北見「ありがとう。頼りにさせてもらうよ」

734 :■■■■

 その後は言ってたとおり第6学区の調査報告を終えて、謎の集いは解散となった。
 俺としては意気込んでいた割にあっさりとした結果だったのでどこか拍子抜けだが、
 まあこんなもんだろう。


 ~帰り道

闇城「なんかなー」

崎野「どうしたのよ。闇城。腑抜けた顔して」

闇城「いや、なんか…俺の物語はこれからも続いていくんだなって」シミジミ

崎野「ぷっ。何よそれ」

闇城「いや、ようやく夏休み後の自分の姿が見えて来たっていうか」

闇城「何でも夏休みに終わらせる必要もないってわかったんだよ」

闇城「俺の物語はこれからも続いていく」

闇城「そこには今までよりもさらに色んな出会いがあって、苦悩があって、喜びがあって、別れがある…」

闇城「そう思うと楽しみになってきたんだよな。夏休みの終わりなんて憂鬱でしかなかったけど」

735 :■■■■

崎野「ふぅん。いいんじゃないの」

崎野「そう思うのはアンタが変わってきた証拠だと思うわ。大事にしなさいな、そういうふうに思える気持ちを」

闇城「崎野…」

 スッ

闇城「ん、どうした? 手なんか差し出して。アメちゃんでもほしいのか?」

崎野「馬鹿! 握手よ握手!」

崎野「これからも一緒にやっていくんだから…そのための契約というかなんというか…」アセ

闇城「あ、そういうものなのか」スッ

崎野「…//」ギュッ

闇城(なぜ握手なのに目をそらす…)

崎野「…~~」

崎野「…~~!」

 グイッ!!

736 :■■■■

闇城「!?」

闇城(いきなり引き寄せられ…!?)

 CHU!

闇城「ムグッ」

崎野「…」チュウゥゥゥ

 プハッ

闇城「な、ななななにを」

崎野「…そういうこと、だから」

崎野「これからも…よろしくね」カァァァ///

闇城「え、」

闇城「ええええええええええ!?」


 そう、物語はまだ続いていく。
 俺の中のストーリーはまだまだ序盤でしかない。これからが始まりなんだ。

 夏も終わろうとする夜、俺は今後の展開に大きな影響をもたらす分岐点を通過した…




 30日目 完


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最終更新:2015年12月30日 12:29