ASW-G-66 ガンダム・キマリスヴィダール

「人がここまで愚かになれるとは!」

【形式番号】 ASW-G-66
【機体名】 ガンダム・キマリスヴィダール
【パイロット】 ガエリオ・ボードウィン
【所属陣営】 ギャラルホルン
【動力】 エイハブ・リアクター
フレーム ガンダム・フレーム
【武装】 ドリルランス
ドリルニー

シールド
【関連MS】 ASW-G-XX ガンダム・ヴィダール

【詳細】

厄祭戦時でも確認されているASW-G-66 ガンダム・キマリスの決戦仕様機。
ASW-G-XX ガンダム・ヴィダールとして偽装していた装甲を換装し、ノーマルのキマリスとトルーパー、ヴィダールのデザインを混ぜ込んだような姿となった。

ドリルランスを主武装とし、スカートアーマーに内蔵された高出力のスラスターによる高い機動性からの突撃が最大の武器なのには変わりないが、
モビルスーツ用に精錬された高硬度レアアロイ製の、膝装甲内部に格納された回転式のドリルニーによる突撃をかわされ接近された場合の備えも十分に取り、
防御兵装もバックパックにスラスター内臓のシールドをサブアームに接続する形で装備している。

このドリルランスは先端部が高速で回転し貫通力を強化している他にも、ドリル自体に仕込まれた内臓スラスターを併用することでさらに威力を高めることができる。
それに加えて、200mm口径の機関銃を内蔵、さらに特殊KEP弾を装填することでダインスレイヴ発射機構を持つ。
この特殊KEP弾はシールド内部に射出用動力ユニットと共に2つ合わせて計8発内蔵し、シールドとドリルランスを合体させることで内部の動力ユニットが作動し発射体制を取ることが可能になる。

武器を手放した時の戦闘力の低下、装備が大きすぎるための近接戦闘力の低さ等、これまでのキマリスの装備の弱点を排除したことで純粋な戦闘力は最高峰まで高まっている。
近接戦闘に特化しすぎたバルバトスルプスレクスや厄祭戦そのままのバエルよりも、MSとしての完成度は上であり、ヴィダールから引き続き疑似阿頼耶識を使用することで全盛期のキマリスの戦闘力を存分に発揮できる。

これまで、ノーマルキマリスからトルーパー、ヴィダール、キマールの姿に強化改装されていったと思われていたが、
このキマリスヴィダールが厄祭戦時に姿が確認されていた上、リアクターの周波数を見たマクギリスが「本来のキマリス」と口にし、
公式サイトでも「本来のキマリス」と記載されていることから、「ガンダム・キマリス」というMSは戦闘環境下において装甲をまるごと換装することで対応するMSである可能性が浮上した。

ノーマルキマリスは適度な負荷のかかる衛星軌道上における突撃戦、地上ではトルーパーによるホバー移動からの重突撃、
そしてこのキマリスヴィダールは無重力空間における突撃メイン近接戦闘特化、というコンセプトの機体であると思われる。

ノーマルキマリスの説明では、式典にもあの姿で参加していて、キマリスヴィダールはASW-G-01 ガンダム・バエルと共に肩を並べて戦っていたと言うのが根拠となるが、
公式サイドからの説明は今のところ無いので単なる推測にすぎない。
というより艤装にすぎないはずのヴィダールの名前が入っているあたり、機体名としては現代において改めてつけ直されたものである可能性が高い。

…300年の時を経て、かつては肩を並べたガンダム同士が今や敵同士として戦っているというのはなんという皮肉か。

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最終更新:2018年11月15日 22:45