ダインスレイヴ

【武装名】 ダインスレイヴ
【読み方】 だいんすれいゔ
【タイプ】 遠距離武器
【装備MS】 ASW-G-04 ガンダム・ガミジンリボルバーガンアックス
ASW-G-64 ガンダム・フラウロス(流星号)背部レールガン
ASW-G-66 ガンダム・キマリスヴィダール(ドリルランス)
V03-0907 オルトリンデ(厄祭戦後装備が取り外された)








【詳細】

高硬度レアアロイで構築された弾頭を打ち出す射撃武装の総称・異名。
基本的には電磁投射砲(レールガン)によって運用される。

モビルスーツのフレームを構成するレアアロイを特殊弾頭として用いるこの兵器は、遠距離からナノラミネートアーマーを貫通する凄まじい威力を生み出す。
その速度も発射体制に入ってから回避行動を取ったのでは間に合わないほどの凄まじいスピードであり、
基本的に射撃武器はMSの装甲を貫けず、回避行動よりはナノラミネートアーマーで防いだほうが早いと刷り込まれてきた現在のMSパイロットではまず防げない。
一撃でMSを粉砕し、大量に数を揃えれば地形すら変えかねない破壊力の前には、主人公である三日月達も為す術無く散っていった。

現在ではその過剰すぎる威力が非人道的とされ、ギャラルホルンが禁止兵器に認定している。
対MA用の兵器として使われてきたが厄祭戦が終わった後、人間同士の戦闘で持ち出されたこともあったようで、
ただでさえ厄祭戦で大幅に減らした人口を更に減らしかねない威力が問題視されたとのこと。

ただし、現在でも保持は行われており、ギャラルホルンの支配階級であるセブンスターズの当主はこの兵器を持ち出す事が可能な権限を持っている。
それを利用し、タービンズに違法組織の濡れ衣を着せるため、輸送中の荷物に紛れ込ませた上、タービンズ討伐戦にてイオク・クジャンが戦場で活用。
装甲強襲艦を一撃で貫通し、輸送船を撃墜、多くのMSに致命傷を与えるなどその規格外の破壊力を見せつけた。

ギャラルホルンが作中で使用した際はグレイズの左腕をフレームごと換装し、頭部は専用の索敵装置を搭載。
発射にも莫大なエネルギーを必要とするため、ケーブルで腰に増設したエネルギータンクと連結しており、
次弾装填も単独では不可能で随伴機を必要とする等、運用には多くの手間がかかる。

ガンダム・フラウロス背部レールガンはダインスレイヴの運用が想定されており、
ツインリアクターの生み出す莫大なエネルギーをレールガンに集中することで爆発的な初速を生み出し敵機を破壊する。
当初鉄華団で運用された時は条約に触れない禁止すれすれの弾頭を用いたグレーゾーン兵器という扱いであり、レールガン自体はフラウロスの登場以前よりレギンレイズ(イオク機)も使用している。
その後の戦闘で「スーパーギャラクシーキャノン」として運用した際はまさにダインスレイヴそのものと言える、長大な騎兵槍型の弾体が登場。
発射後も速やかに格闘戦に移行する余力を残す等、ガンダム・フレームの規格外さがよく分かる描写が見られた。

アスタロトリナシメントバスタード・チョッパーは「火薬式ダインスレイヴ」と称されており、一定以上の高高度レアアロイを弾体として用いる射撃兵器がそう呼称されるものと思われる。

欠点としては着弾地点の地形を大幅に変えてしまうその尋常ならざる破壊力のため、
ほいほい撃てるような代物ではなく、撃つに当たっての環境はある程度考慮する必要がある。

また弾道は直線的であるため発射地点さえわかってしまえば回避行動自体は容易いとのこと。
反射神経に優れ操縦技量の高い人間(マクギリスのような)であれば目視で避けれるらしく、グレメカG2017summerで三日月も不意打ちでなく視認できる範囲で使われれば避けることは可能という小川プロデューサーの発言がある。
上記の通り、三日月は局地戦中心の戦闘を多く行っていた結果、戦術レベルでの視野が狭かったため対応できなかったという。

そういった弱点故かギャラルホルンが作中で運用した際は数を揃えての一斉射・あるいは時間差攻撃、加えて遠方の視認が困難な宇宙空間同士、もしくは大気圏上から地表へ打ち出す狙撃武装として運用されていた。

【余談】

ダインスレイヴ、ダーインスレイヴとは北欧神話に登場する魔剣のこと。
一度鞘から抜いてしまうと、生き血を浴びて完全に吸うまで鞘に納まらないといわれた魔剣の代表格であり、その名前は「ダーインの遺産」という意味を持つ。

大質量の柱型弾体を大気圏外より地表へ向けて打ち出す武器は「神の杖」と呼ばれる。(現実では空想武器の一種)

火薬式ダインスレイヴはその特製上近接戦での運用が求められるため、ロボットアニメにおいてよく採用される「パイルバンカー」に近い構造になっている。

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最終更新:2024年11月17日 17:00