【詳細】
外伝オルフェンズ月鋼2期ストーリーに登場する主人公機であり、アスタロトの新たなる姿。
外伝1期最終話にて
ASW-G-47 ガンダム・ウヴァルからパーツを奪還し、オリジンの82%まで修復されたアスタロトだったがナナオ・ナロリナに機体ごと強奪された挙句、再び闇市場に売り払われてしまう。
そんな状態のアスタロトを宇宙海賊が跋扈する木星圏でジャンマルコが発見、買い戻したはいいが彼が発見するまでに装着されていた部品群は売り飛ばされ多くを失っており、それをジャンマルコが独自のコレクションを投入する形で補い修復した。
強奪直前装着されていたオリジンの装甲は一部そのままで戻ってきたため、ある程度オリジンの外見に近づいているものの、売り飛ばされた損失分が大きくそれを埋める新規パーツの投入でより外見は歪さが増し重量バランスも元のアスタロトからさらに崩れてしまった。
アスタロトは腰のブーストアーマーによって強引に補っていたがリナシメントはオリジンと同型の武装ラックを兼ねた本来の装甲を取り付けていることからバックパックを大型化しより推力を強化する形で補った。
武器以外にもシールドアームは通常シールドとして使われる以外にも、左手側のサブナックルと同規格のマニピュレーターを持ちライフル程度であればそのまま発砲が可能。
またサブナックルはかつて百錬のスカートアーマーの装甲を流用していたが、今回はガルム・ロディの装甲を流用する大型のものとなった。
ライフルは右腰に、
小型ナイフは2本まとめて左腰のハードポイントに接続する方式となり、デモリッション・ナイフとバスタード・チョッパーはバックパックに懸架する。
このように重武装化を推し進めた背景は、未だパイロットとして未熟なアルジの戦闘を武装の豊富さによるゴリ押しで補うためとされている。
重量バランスを整えず敢えて崩した状態で完成させたのも、かつてのアスタロトの操縦になれたアルジが操縦することを前提としたのであるからで、オリジンからまた遠ざかってしまったためヴォルコは苦い顔をしていたようだが、かえって今の外見はアルジにとってはどこか親近感を覚えるものであったという。
遠距離武器、格闘武器、隠し武器など様々な武装をてんこ盛りにしたこのアスタロトは、あらゆる局面において高い戦闘力を変わらずに保ちつづけることが可能。
本来のアスタロト――――オリジンの姿を取り戻す日は来るのだろうか。
【余談】
リナシメントとはイタリア語で「再生」、「復活」を意味する。
ナナオが強奪しておいて再びアスタロトを売り飛ばした理由は不明。
かつての主人を「もっと自分を買ってくれる人物が現れた」として裏切って殺害し、修復を終えたアスタロトを強奪したため、
その人物に献上するためか?や、アスタロトは敵として出てくるなど様々な考察がされていたが、
まさかのただ売り飛ばしただけ、しかも普通に買い戻されて戻ってくるという展開に。
なお、売り飛ばされた先がテイワズの勢力下である木星圏だったためにもしジャンマルコが買い戻しに失敗していたらテイワズ経由で鉄華団の手に渡っていた可能性もゼロではなく、
その場合、こちらが4代目流星号になっていたり、もしくはハッシュの搭乗機もしくはオルガの搭乗機になっていた可能性もある。
最終更新:2025年03月04日 22:07