【詳細】
厄祭戦で活躍した72機の
ガンダム・フレームのうちの1つだが、終戦後行方不明になっており、
月面のクレーターの底に放置されていたのを当時のウォーレン家が発見、その所有権が認められたため、
装甲や武装を修復した際にウォーレン家の家紋が胸部装甲、両肩のブレードシールドに刻まれることとなった。
その後もウォーレン家が管理、保管し現代におけるまで受け継がれていた貴重な
ガンダム・フレームの1機であったのだが、現代になって経済圏との不正取引の疑惑が持ち上がり、ウォーレン家は取り潰しされてしまう。
ウォーレン家の管理を離れた後はアングラな市場を渡り歩き、武装、装甲のほとんどは売り飛ばされて散り散りとなり、タントテンポの首領であるテッドの手に渡った時はほぼ
フレーム同然の状態だったとされる。
ウォーレン家の生き残り、ヴォルコ・ウォーレンはアスタロトを本来の姿にすることを目的に行動しているが、
売り飛ばされたパーツは発見に至っておらず本来の姿、本来の性能が発揮できる状態ではない。
このアスタロトオリジンとされる姿はそのウォーレン家が復元した厄祭戦当時の姿であり、ある意味現代技術で厄祭戦当時の姿を再現したとされる
ASW-G-08 ガンダム・バルバトス(第4形態)に近しい。
その特徴的な両肩の装備はバックパックのブースター尾翼と連動することで、通常のMSの数倍にも及ぶ単独長距離移動を可能にする飛行装備である。
大気圏内においても高高度への跳躍、及び長時間の滞空時間を実現し、広域戦闘の有用性が期待されて開発されたらしい。
本来の装備の一つである両肩のブレードパーツは独自ルートでタントテンポの幹部、ジャンマルコ・サレルノが入手し、自機である
STH-14/T2C カッリストに搭載していた。
また外部装甲とバックパックの一部を移植した
ASW-G-47 ガンダム・ウヴァルが登場し、アスタロトとの勝負に負け回収したウヴァルから本来の装甲パーツを移植した。
これによりスピナ・ロディの装甲のままである左腕や、バックパックの一部等以外はオリジンの姿を取り戻したが、ナナオが強奪したため機体自体が行方不明になってしまった。
【余談】
アスタロトオリジンという名称は商品展開するための便宜上の名称、あるいは外伝主役機としてアスタロトを登場させる上でオリジン=始まりのアスタロトという名称でつけられたものだろう。
そのため基本的にガンダム・アスタロトだけでは外伝初期のパッチワーク状態のアスタロトを指し、厄祭戦時はアスタロトオリジンと名前が使い分けられている。
SDガンダムクロスレイズではユニットとして参戦。
アルジをパイロットとして乗せることができるほか、ヴォルコもパイロットユニットとして参戦しているため彼を乗せ悲願を叶えてあげることもできる。
ただヴォルコは設定通りパイロットとして見た場合能力は低く、むしろ整備士向きのステータスのためやはりアルジの方がパイロットとしては適任。
…最も、阿頼耶識等を持たないアルジよりも強いパイロットがいるのはこういったゲームのお約束。
しっかりレベルを上げて育てればアルジもかなり強くなるため、原作準拠にこだわるのなら育成はきちんとしよう。
最終更新:2023年09月29日 00:51