【詳細】
厄祭戦時に開発されたヴァルキュリア・フレームを用いたMS。
オルトリンデは厄祭戦時ナディラ家が所有していた
ASW-G-56 ガンダム・グレモリーと共に戦ったという記録が残されており、現在はジジン家が所有している。
現在のパイロットは初老の男性であるジジル・ジジン。
ヴァルキュリアダブルブレードと呼ばれる剣を持ち、高速からの一撃離脱を得意とするが、
この武器は本来
ダインスレイヴ発射機能を有するものだったのを、厄祭戦が終結しダインスレイヴが禁止されたことで
近接武器に転用したものとされる。
双剣術は本来の戦い方ではないと言われるが、HGのインストによれば後方支援を担当していたとされ、狩人のようなオルトリンデの見た目からして弓矢のような形でダインスレイヴを発射するのだと思われる。
モビルアーマーをその重装甲で抑え込み接近戦で撃破することを目的としたヘルムヴィーゲ(・リンカー)もそうだが、ガンダム以外でもモビルアーマーを倒すための試行錯誤が伺えるのも興味深い。
左肩には
シールドのようなバインダーを備えるも、こちらも本来はダインスレイヴに関する装備の保管場所だったようだ。
発射用の追加エネルギータンク配置箇所、あるいはダインスレイヴの弾頭だろうか。
帽子を被った狩人のような姿が特徴的だが、頭部の羽飾りのようなパーツは高性能レーダー、さらにシールドバインダーも微弱な
エイハブ・ウェーブを感知するセンサーであるとのこと。
パイロットであるジジル・ジジンだが、月鋼のストーリー中、事故を装って口封じのため殺されてしまったため、次の登場機会は絶望的だろう。
月鋼2話に登場したが、登場直後2話が終わってしまった上に、雑誌上で機体情報が公開されたのはかなり後になった。
【余談】
元はダインスレイヴを用いた機体であり、終戦後それが禁止されたことで運用方法を切り替えざるを得なくなったという、MSVよりMSVらしい設定を持つ機体。
本来はビルド系の作品に登場しそうな設定である。
高い機動性を有するという点でグリムゲルデと似た運用を主眼としている。
雑誌紹介ではプラモの作例はグリムゲルデをベースとしたものが発表されており、グリムゲルデは厄祭戦時と姿が異なるとされているが、オルトリンデとそう変わらないボディラインであり偽装もそこまで大きいわけではなく、そう元から逸脱した姿では無いのかもしれない。
改造した結果オリジナルの姿とは違うと明言されているMSは鉄血においてそれなりに存在し、オリジナルがどういった姿かわからないのもまた多い。
Gジェネレーションクロスレイズでは、鉄血月鋼枠で参戦。
武装がヴァルキュリアダブルブレード(射程1マス)のみという男すぎる潔さ。
…ダブルなのに1マス範囲という使い勝手に関しては気にしない。一応機動力は高いため、バエルのような運用ができる…ものの、あちらは2期マッキーとの組み合わせが鬼のように強いため、やはりバエルやグリムゲルデの変わりというのも難しい。
HGIBOシリーズとして2023.9に立体化。プレミアムバンダイ限定商品。
フレームをグリムゲルデのものを使いつつ外装は完全新規となっている。ヴァルキュリアダブルブレードが分離状態と連結状態それぞれ用意されている。
厄祭戦では共に戦っていたというグレモリーと並び立つことがついに可能になった(外伝ではバラバラに登場した上、ジジルが暗殺されたため)。
現状HGグレモリーを入手することは困難となっているが、それでもガンダムベース等でネット注文できるためそちらを積極的に使っていきたい。
現時点で姉妹機で立体化されていないのはヴァルトラウテのみ。
最終更新:2024年11月18日 15:42