【詳細】
テイワズが開発した汎用型主力MS。
厄祭戦後期に開発が計画されていた高出力MSの設計図を元に開発された
フレームを元に組み上げられたMSで、設計は厄祭戦の時のものとはいえ、ギャラルホルン以外では初めてフレーム単位で製造が行われた貴重なMS。
その開発には長い年月を必要とし、動力源であるエイハブ・リアクターこそレストアしたものを流用したが、基本性能はギャラルホルンのMSに勝るとも劣らぬものを持つ。
だがフレームの量産体制を整えることはいかにテイワズと言えど困難を極め、現状百錬は44機しか存在していない。
初期ロットの10機は高純度の木製メタルなどを使用し、反応速度などが一般機と比べて高くなっている。
タービンズに所属するアミダ・アルカ専用の百錬はこのシングルナンバーの1機である。
重力下よりも無重力下、アステロイドベルトやデブリ帯での運用を主としているため重装甲運用が基本。
あえて機体重量を高めることで衝突エネルギーへの態勢を高めている。
テイワズは機体同士で情報連携を行っているためシステム面のバージョンアップも常に行われている。
機動性に優れた
STH-14s 百里とのコンビネーションで相手を追い詰め、その設計を活かした近距離戦闘が得意。
武装自体は
ライフルカノンを始めとして片刃式ブレードなど遠近距離を問わないバランス良い武装を持ち、圏外圏ではテイワズを象徴するMSとして、その姿が見えるだけで抑止力となるなどその高い性能は広く知られている模様。
なお基本的にスピードに長ける百里1機に対し、百錬2機での運用が行われる。
一般機は青系の塗装が施されているが、アミダ機として紹介されている百錬は赤系統の専用カラーで塗装されている。他のシングルナンバーもまたオリジナルカラーで塗装されている可能性もあるが他に登場していないので不明細。
主な主武装はライフルと腰背部ハードポイントに接続した鞘付きブレード、さらにサイドアーマーの一部を取り外して
ナックルガードとして装備可能と接近戦を重視したラインナップ。
設計から動力炉まで数百年前の物を使っているがその性能は高く、鉄華団と交戦した第7話ではグレイズ改を半壊にまで追い込んでいる。
装甲を換装した
STH-05R 漏影や、マスプロダクトモデルとして外部に販売したフレームを使用した暗殺特化型の
TMPM02/AC トリアイナというバリエーションが存在する。
またパーツのみが流通するなど、MS単機としての量産は難航しているが、意外と流通しているものは多いらしい。
STH-05R 漏影は重力下における運動性、機動性を重視した装甲換装プランの一つであり、計画上で実際に製造されたことはなかったがギャラルホルンに対する偽装も兼ねてタービンズに属する百錬をベースに2機が実戦投入。
このデータが評価され実際に製造されるようになった。
なお名称の由来は百里、漏影共々、三国志に登場する孫権が所持していたとされる刀の名前の一つ。
最終更新:2023年10月01日 01:28