はじめに
発端となった楽曲は佐咲紗花『Zzz』(作詞作編曲:前山田健一)。
Chordwikiの2021/04/27 00:44:13 +0900の版では以下のようになっている。(*1)
Chordwikiの2021/04/27 00:44:13 +0900の版では以下のようになっている。(*1)
Key=D♭ maj
D♭ G♭ | Cm7♭5 E♭dim/A | B♭m E♭m7 | A♭ |
Ⅰ Ⅳ | Ⅶm7♭5 Ⅱdim/♯Ⅴ | Ⅵm Ⅱm7 | Ⅴ |
初めはⅡdim/♯Ⅴという表記が引っかかった。というのも、dimが四和音であれば、Ⅱdim/♯Ⅴは♯Ⅴdimと(異名同音を同一視すれば)構成音は同じだからである。なぜわざわざこのような表記にしたのか、それは後のコードを見ればわかる。
チラチラって 目が合う
D♭M7 G♭M7 | Adim7 B♭m |
ⅠM7 ⅣM7 | ♯Ⅴdim7 Ⅵm |
dimとは別にdim7が登場する。つまり、三和音としてdimが使われていたのだ。これなら分数コードで表記するのも頷ける。こういうややこしい事が起こるからdimで三和音も四和音も表せる文化は撲滅した方がいいと常々(ry
ここで、dimをaugに変更するとどうなるか。Ⅱaug/♯Ⅴにするのだ。Ⅲ7/♯Ⅴの@化である。
Ⅲ7からⅡaugに
以下、Key=D♭ majで実音表記する。
F7に含まれているE♭augの構成音は、E♭のみである。不足しているのはGとBで、これらはF7の9thと♯11thにあたる。よって、E♭dimではF7(♭9)を想定したが、E♭augではF7(9,♯11)を想定すればよい。(*2)スケールとしてはFリディアンドミナントスケールが考えられる。
ここからomit1,5すれば、E♭aug/Aの完成だ。
F7に含まれているE♭augの構成音は、E♭のみである。不足しているのはGとBで、これらはF7の9thと♯11thにあたる。よって、E♭dimではF7(♭9)を想定したが、E♭augではF7(9,♯11)を想定すればよい。(*2)スケールとしてはFリディアンドミナントスケールが考えられる。
ここからomit1,5すれば、E♭aug/Aの完成だ。
接続
現状の接続は以下の通り。
コード | D♭ | E♭ | F | G♭ | A♭ | B♭ | C | |||||
Cm7♭5 | ○ | ○ | ○ | ● | ||||||||
A@ | ○ | ○ | ● | ○ | ||||||||
B♭m | ○ | ○ | ● | |||||||||
E♭m7 | ○ | ● | ○ | ○ |
機能が変わらない範囲で前後のコードを装飾し、よりスムーズな接続を考えてみる。
コード | D♭ | E♭ | F | G♭ | A♭ | B♭ | C | |||||
Cm7♭5 | ○ | ○ | ○ | ● | ||||||||
A@ | ○ | ○ | ● | ○ | ||||||||
B♭7sus2 | ○ | ☆ | ● | ☆ | ||||||||
E♭m7 | ○ | ● | ○ | ○ |