ジャズ理論ではdimを3種類に分類する。
- Ascending Diminished……上昇系
- Descending Diminished……下降系
- Auxiliary Diminished……補助(ルートが変わらない)
これを参考に、Blackadder chordも同様に3分類できないだろうか?
Ascending Blackadder
@はm7-5と構成音が似ていることで知られる。Ⅳ→Ⅴの経過和音として#Ⅳm7-5の代わりに#Ⅳ@を使うことができる。
- Ⅳ→#Ⅳ@→Ⅴ
Descending Blackadder
dimの用法は上行が最も一般的だったが、@の用法としては下行が最も一般的と言える。
裏コード由来であり、後続がメジャーでもマイナーでも繋げることができる。
全音差のコードを半音で繋ぐ、パッシング・ブラックアダーもよく見られる。
裏コード由来であり、後続がメジャーでもマイナーでも繋げることができる。
全音差のコードを半音で繋ぐ、パッシング・ブラックアダーもよく見られる。
- Ⅱm7→bⅡ@→Ⅰ
オーイシマサヨシ『オトモダチフィルム』 など
- Ⅴm7→bⅤ@→ⅣM7
CINDERELLA PROJECT『Star!!』 など
Auxiliary Blackadder
ホールトーン上でベースを固定してaugが動くことで、augと@を行き来するフレーズが生まれることがある。
- Ⅴaug→Ⅴ@→Ⅴaug
ARuFa『さんさーら!』 など
Ⅱm7→Ⅴ7の前に、Ⅴ7に対してのⅤとしてⅡ7を置くことがある。このⅡ7を@化すると補助的な@の用法になる。
- Ⅱ@→Ⅱm7→Ⅴ7
Official髭男dism『ミックスナッツ』 など
補助@としてはこの例が1番しっくりくるだろうか。
補助@としてはこの例が1番しっくりくるだろうか。
Ⅳ/Ⅴ→Ⅴ7の間に挟むと、経過和音として綺麗に間を繋ぐことができる。
- Ⅳ/Ⅴ→Ⅴ@→Ⅴ7
Queen『We Are the Champions』 など