上演概要
- 国産ミュージカル
あらすじ(公式サイトより)
戦後すぐの大阪、釜ヶ崎。「日没後、この付近で停立または徘徊する女性は闇の女と認め、検挙する場合があります」と札が立っている。大和田房子は焼け出された後、病気の子を抱えて困窮していた。夫は戦地からまだ帰っておらず、両親や妹・夏子は終戦を迎えたものの消息不明になっている。姑や義理の妹・久美子と同居しながら、着物を売り払ってなんとか暮らしている。そこに届いたある知らせに絶望する房子。その後、ダンサーとなった夏子と偶然再会する。房子、夏子、久美子、3人の女たちの壮絶な人生と、凄まじい生命力を描いた人間ドラマ。
上演情報
日本初演:2022年
【初演】2022年
- 2022年9月9日(金)~2022年9月19日(月・祝):KAAT神奈川芸術劇場
- 9月24日(土)〜25日(日):福岡・北九州芸術劇場
- 9月30日(金)〜10月2日(日):愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
- 10月6日(木):山口・山口市民会館 大ホール
- 10月10日(月・祝):長野・まつもと市民芸術館 主ホール
- 10月14日(金)〜16日(日):兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
- 料金●S席:10000円、A席:9,000円/平日夜割:6,000円(9/8,9/15)、B席:7,000円/平日夜割:4,000円(9/8,9/15)、U24チケット(24歳以下):5,000円、高校生以下割引:1,000円、シルバー割引(満65歳以上):9,500円
- 上演時間●約2時間40分(休憩20分含む)
登場人物
大和田房子
夫を戦争で失い、「闇の女」へと堕ちていく主人公
君島夏子
戦争で全てを失い、自暴自棄になり進駐軍が駐屯するホールでダンサーとして生きる房子の妹
病院長
女たちを夜の「闇」から救い出そうとする
栗山謙三
戦後の闇ブローカーのような仕事をし、行き場を失った房子を雇い、また愛人とする栗山商会社長
久美子
時代に翻弄される若者、房子の義妹
川北
久美子を騙す学生
大和田健作
房子の戦死した夫
富田きく
古着屋の女主人
配役
役柄 | 2022年 |
大和田房子 | 江口のりこ[未] |
君島夏子 | 前田敦子[未] |
病院長 | 北村有起哉[未] |
栗山謙三 | 大東駿介[未] |
久美子 | 伊原六花[未] |
川北 | 前田旺志郎[未] |
大和田健作 | 福田転球[未] |
富田きく | 北村岳子[未] |
2022年アンサンブル
石橋徹郎、中山義紘、入手杏奈、山根海音、篠崎未伶雅、山口ルツコ、小熊綸、加瀬友音
スタッフ
- 原作:久板栄二郎
- 映画脚本:依田義賢
- 上演台本・演出:長塚圭史
- 音楽:荻野清子
- 振付:康本雅子
- 美術:二村周作
- 照明:大石真一郎
- 音響:佐藤日出夫
- 衣装:伊藤佐智子
- ヘアメイク:稲垣亮弐
- アクション:前田悟
- 歌唱指導:満田恵子 伊藤和美
- 稽古ピアノ:森本夏生
- 大阪弁協力:山内圭哉
- 方言指導:杉宮匡紀
- 演出助手:西祐子
- 舞台監督:大垣敏朗
- 主催・企画制作:KAAT神奈川芸術劇場
- 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
- 演奏
- 岸徹至(バンドマスター・ベース)
- 近藤淳(リード)
- 奥村晶(トランペット)
- 阿部寛(ギター)
- BUN Imai(ドラム&パーカッション)