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児童文庫ロワ

一般人A

最終更新:2021年05月23日 17:09

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だれでも歓迎! 編集
「村上さん、またあったよ。」
「ウソだろ……」

 慎重な手つきで、小村克美はクレイモアを両手で手に取る。
 ガンシューティングゲームで見たことがある、センサー式の爆薬を、村上が転がしている買い物かごにゆっくりと入れた。
 そして一緒に見つけたアサルトライフルからマガジンを抜くとこれも買い物かご入れる。
 既に二台目となったカートを見ながら、こんだけ武器あるとホラーっていうよりFPSだよな、などと思いながら、改めて今の状況に頭を悩ませた。
 克美はただの男子小学生だ。
 東京の郊外に住むゲーム好きの、日本に万単位でいる一般的な子供である。
 そんな自分がなんでこんな特殊部隊のエージェントでもなきゃ巻き込まれないようなイベントに参加しているのか、人選おかしいんじゃないか、などと愚痴りたくもなる。
 今同行している村上もそうだ。
 体育会系の中学生というのはそりゃ漫画の主人公にはなりそうだけど、別に何か得意なことがあるわけではないらしい。
 ゲームならこういう場所で最初に出会うのはそれなりの重要人物だと思うのだが、お互いの第一印象は「普通……」というものだった。

「あ、またあった。」
「今度はなんだ? 手榴弾?」
「ううん、またM16A4。」

 棚の一つ一つ、店の一つ一つを巡っては銃から弾を抜き、爆薬を拾っていく。
 最初は銃ごと持っていこうと思ったが、異常なまでのドロップ率と『アイテムは持てば持つほど重くなる』というゲームとは違う仕様に諦め今に至る。
 「こんなんならワタルからファンタジーゲー借りとくんだった」と友人の姿を頭の中で浮かべながらボヤくが、どこからか響いた軽いパキりという音に、足を止める。
 冷や汗が流れる。
 横の村上と目を見合わせる。
 そして数分して何も起こらないと判断して、「行こうか」という村上の言葉に頷き、歩くことを再開した。

「……なあ、やっぱり見間違いじゃない、よな……?」
「……わかんないけどさ、銃はあっても困らないと思うよ?」
「……そっか。」

 俯いたところで手榴弾を見つけ、買い物かごに入れる。
 ついに三つ目のかごが埋まり残るは四つ目。そこまできて近くにあったカートを取ると、五つ目と六つ目のかごを乗せた。
 話は三十分前に遡る。
 どこかのデパートらしき場所で目を覚した二人は、数分後には同じフロアにいたのもあり合流し、情報交換をしていた。
 と言っても大したことを話せるわけでもないのだが、幸か不幸か二人は見たのだ。
 エスカレーターにより吹き抜けとなった場所で、数階下の位置にいた巨人を。
 詳細はわからない。
 だが、明らかに人間のものではない頭部と、おかしいサイズ感、なにより筋骨隆々とした身体。どう見ても敵、しかもボスキャラっぽかった。
 というわけで二人で必死になって武器を集めているのだが、集めれば集めるほど不安な気持ちが膨らんでいく。
 こんなにも武器が多いということは、それはすなわちそれだけ敵が多くて強いということではないか、と。

 カッ。

「っ!」
「しっ!」

 また、音がした。
 二人で息を潜めて、村上はライフルを、克美は手榴弾をそれぞれ構える。
 今度の音は、多分気のせいではない、と互いに何度も視線を交して確認する。
 音の出処は、エスカレーター。
 しかも今度は間違いなく、誰かが登ってきている。
 カートを置いて密やかに移動する。
 一人は、ウェーブのかかった長髪。もう一人は、奇怪な髪型の学生服の男。
 先程の巨人ではないようだが……

「――私たちは殺し合いに乗っていないわ。話をしても大丈夫かしら?」

 バレてんじゃねーか!
 二人で顔を見合わせる。
 まるで相手は何かのエージェントのようにこちらに気づいている。ハリウッド映画で見る、主人公が待ち伏せするモブキャラに話しかける、アレだ。
 少しの間二人は考えると、持っていた武器を置いた。



「君たち、さぞこれまで心配だっただろう。だが我々と一緒にいればもう安全だ。全員殺し合いなんて馬鹿げた真似をする気はもちろん無い。おっと、自己紹介がまだだったな。私は日本科学技術大学教授、上田次郎だ。『ドンと来い!超常現象』の作者と言ったほうがわかりやすいかな。」

 なんだこのオッサン、というのが二人が抱いた感想だった。
 二人が出会った人物、紅月美華子と虹村億泰に連れられてエレベーターで一階まで降り、警備室らしき場所まで案内されると、胡散臭い男性と、村上と同年代くらいの少女がいた。
 いきなりキャラが増えたことにも統一感のない一同にも、二人は困惑する。
 美華子と少女はいい。なんとなく自分たちと同じ側の人間だとはわかる。
 問題は男性陣だ。この上田と名乗った男、そこはかとなく怪しい。何とは言わないが、関わるとろくな目にあわなそうな感じがする。例えて言うなら、ホラーゲームに出てくるマッドサイエンティスト的な感じがする、と克美は思った。
 そして何より、億泰と名乗った男。なんかもう、外見からして怖い。髪型も怖いし顔も怖いし制服も改造してるし、絶対ヤンキーだと二人は確信していた。

「名前はかわいいんだけどな、虹村って。」
「紅月もすごいよな。」

 全然関係ないことを話して気を紛らわせながらも、二人の視線は四人の持つ武器へといく。
 当たり前といえばそうなのだが、このデパート、どうやら武器は全ての階に置かれているらしい。
 ここまで二人が転がしてきた三つのカート六つの買い物かごに詰め込まれた武器弾薬とちょうど同じ程の量が、同じように買い物かごに整然と並べられていた。
 こんだけあればゾンビの百体や二百体倒せそうだ。

「……今更だけどさ、小村、だっけ? 銃、使える?」
「村上さんは?」
「俺も。無理だよなあ撃ったことないし。でもさ、それはみんな同じだよな。」
「まあ、それは。」
「じゃあ、銃があっても殺し合わないってことも――」

 あるんじゃないか、と続けようとしたところで、監視カメラの映像に変化が訪れる。二人をここまで連れてきた変わった苗字の二人がこちらへと向かってくるのが見えた。

「あの二人って重要人物っぽいよね。服とか気合い入ってるし。」
「そこかよ。」
「あと、これも。」

 映像から目を離さないまま、克美は数枚のメモ用紙をペラペラとする。
 そこには事前に紅月達四人で交した自己紹介と情報交換がまとめられていた。
 ますます、ゲーム内のアイテムっぽいなと克美が思いながら見たそれには、信じられないことが書いてあった。それは。

 コンコン。

 ノックの音が三三七拍子で響く。五秒置いて扉が開く。
 買い物袋を持った紅月が入ってくる。その後ろから、弾薬を満載したカートを転がした虹村が入ってくる。そしてその後ろには、まるで透明人間が持っているように買い物袋が宙に浮いていた。

「スタンドってなんだよ……」
「タイムワープってなんだよ……」

 紙に書かれた突飛な考察と目の前で当然のように起こる超常現象に、二人は揃って困惑の声を上げた。



「私、この首輪のこと知ってるんです。」

 上層階への偵察を終えて戻ってきた紅月と虹村が合流し、再び六人全員が集まった室内に、少女、北上美晴によって『前回』のゲームについて語られていく。
 突然誘拐された、百人の子どもたちが理不尽なゲームをさせられた、次々に首輪によってカチコチにされて、殺されていった。
 あまりに非現実的な話に、克美と村上は俯き、紙へと目を落とす。
 そこにあるのは、今が1999年だという虹村と、今が2019年だという紅月の主張。
 今は2006年だろ、と思いながらページをめくると、上田と北上の別の年から来たという情報が目に入る。
 つまり、わけのわからない情報から逃げ場がない。

(ドッキリかな? カメラどこだろ。)
「じゃあ、そのギロンパっていうロボットが、異なる時間から私たちを連れてきたってことかしら。」
「きっとそうだと思います。でも……未来の世界からやってきたって言っても、未来で犯罪者になってたっていうのは嘘だったし、それに、ギロンパは刑務所の爆発に巻き込まれて死んだはずなんです。」
「ロボットならバックアップがあってもおかしくはないけれど、うん、やっぱり情報が足りないわね。違っているところも多いし、この首輪について以上のことを同じと考えるのはやめておいたほうがよさそうかしら。虹村くん、スタンドにこういった――」
(……でも、さっき袋が宙に浮いてたよな。超能力みたいに。超能力なのか? スタンドって。超能力って本当にあるのか?)

 もう一度紙を見る。
 虹村が述べたとされるスタンドについての情報がある。
 改めて二人は顔を見合わせた。
 既にゲーム開始から一時間ほど経つが、その後半三十分間に新たに知った情報に二人は困惑しっぱなしであった。
 ギロンパなる謎のマスコットがタイムワープしてデスゲームを開いたとか、スタンドと呼ばれる超能力があるとか、そもそも二人以外が生きてる時代がバラバラだとか、もうわけがわからない。
 ホラーなのかガンシューティングなのかファンタジーなのかSFなのかジャンルも判然としないせいで自分たちが何をやってるのかもサッパリだ。
 こうしている間にも自分たち以外の四人で考察が進んでいるのだが、ノリについて行けていない。
 むしろなぜみんなこの状況をドッキリだとか少しも疑わずに受け入れられるのか。
 そりゃ、克美達だって巨人を目にしたしこれが謎パワーを持つ主催者による殺し合い的なものだとはわかる。
 わかるのだが、だからといってはいそうですかと殺し合いを打破する話し合いに参加できるのかというと、それは別だ。
 しかも二人には役に立ちそうなエピソードトークもない。
 あの胡散臭い上田教授なるオッサンですら自称霊能力者が起こした事件を解決した、という眉唾ものの話すらできるのに、二人はフルスペックの一般人、全くと言っていいほど有益な情報はない。
 自然二人で形見の狭い思いをしながら四人についていく他なかった。
 ――余談だが、虹村億泰がスタンドについての情報を開示したり北上美晴がギロンパについての情報を開示したりするのはこんな状況でもなければまずありえないのだが、そんなことは二人が知る由もなかった。
 そんなこんなで今度は物資調達という名の棚荒らしを行うという話に二人は流されるまま乗り、部屋を出て四人の後を歩く。
 五階で巨人にビクビクしながら二人で武器集めてた時よりは怖くないけど、なんかパッとしないなあと思いながらエスカレーター近くまで来る。
 影がかかる。

「え。」

 爆音がする。
 爆発?と克美が思う間もなく、何かが飛んでくる。
 瓦礫だ。
 砕けた床材と、その上にあったはずのエスカレーターの部品が、近くにあった看板などにぶち当たり破片の数を増やしながら殺到したのだ。
 だがもちろんそんなことに気づくような走馬灯が流れる訳もなく。
 克美の目から頭に突き刺さったガラス片が簡単にその命を奪った。

「『ザ・ハンド』ッ!」
「美晴ちゃん!」

 それを見ていた村上は、フリーズした頭で展開していく状況を前に地面に横たわっていた。
 時間にすれば、一秒ほどだろう。
 上階から何かが落ちてきて、この階と、もしかしたらその上の階のエスカレーターをぶち壊して散弾に変えながら一階に来た。
 咄嗟に、虹村が何かをして散弾をどうにかして、紅月が北上を押し倒し、上田が頭部への破片の直撃でバタリと倒れる。
 一番エスカレーターの近くにいた克美が何の対応をする間もなくアッサリと死に。
 一番エスカレーターの遠くにいた村上が助かった。
 それだけだ。

「虹村くん、みんなを!」

 紅月の声が聞こえる。
 続く発砲音。
 やけに様になる姿で巨人に撃っている。
 そう、巨人だ。
 巨人がいた。
 エスカレーターの跡地、克美から流れる血の川が小池を作る場所にそれはいた。
 顔が蜘蛛だった。
 どう見ても顔が蜘蛛だ。
 人面蜘蛛ならぬ顔面蜘蛛男だ。
 その蜘蛛面巨人が、克美の身体を踏み潰しながら立ち上がった。
 そこに来て、ああ、と村上は理解した。

(あ、こいつさっきの巨人だ。その巨人が落ちてきたんだ。ボディプレスみたいに。で、小村と上田さんが倒れたんだ。え、紅月さん銃向けてるぞ。)

 何かに小脇に抱えられる感覚を覚えながら、村上は遠ざかる視界の中で思う。
 横では上田が同じように空中浮遊し、二人の後を追う様に虹村が上田を背負って走る。
 エレベーターに着くと、投げ込まれるように下ろされる。
 ひとりでにボタンの電気がつく。
 扉が閉まる直前で虹村が出て引き返していく。
 わけのわからない光景は横から閉じてきた扉によって消える。
 身体に重力を感じる。
 身体にかかる重力が少し減る。
 浮遊感を覚える。
 七階です。音声がなった。扉が開いた。
 少し先の店には姿見が置かれていた。

「なんだよ、これ。」

 その鏡面に映る自分の首筋に刺さったガラス片を引き抜くと、村上は意識を手放した。

「ねぇ、虹村くん、アレもスタンド?」
「いやぁ~~、スタンドなら紅月さんには見えねぇはずだ。」

 虹村億泰の『ザ・ハンド』が右手を振るうと、巨人が振り回した腕をスウェーバックで躱そうとした紅月美華子の体が吸い寄せられるように億泰へと近づく。
 そのことに驚きながらも発せられた問に答えると、億泰は美華子の前へと立った。
 巨人――便宜上の名前では、蜘蛛の鬼(父)と呼称される――鬼の、奇襲と言っていいのだろう、おそらく故意によるものと思われる、飛び降り、だろうか。
 見た目も行動もその結果も予想外過ぎて億泰の頭では理解が及ばないが、それでも三つわかることがある。
 こいつは、突然現れたと思ったら、近くにいた美華子に奇声を上げて襲いかかった。
 こいつは、銃弾を受けても死なない。
 そしてこいつが、上から落ちてきたせいで子供が一人死んだ。

「オレの……家族は……」
「別によぉ~~、小林、だっけ? さっきあったばっかだし名前もよく覚えてねえし、ぶっちゃけ他人だけどよぉ~……」
「オレの家族はドコだっ!!」

 鬼が腕を振るう。
 億泰へと迫るそれに美華子が銃撃を浴びせるが、殆どの弾は当たらず当たった弾も寸分も動きを遅めない。
 そしてその腕が億泰の顔面に突き刺さらんとしたその時。

「バケモンに殺されてかわいそうって思う仏心と、そんなことした害獣はシメねえっとつう義務感が湧いてくるよなぁ~~~ッ。」

 ガンと金属音にも似た音が響く。
 鬼の握りこぶしに透明な何かが突き刺さる。
 ちょうど人間の拳サイズのそれは、鬼の右手の中指をへし折り、手首にまで達する穴を開ける。
 吹き出る血が、億泰へと向かう。
 その雨が億泰の前に、人形のビジョンを作った。

「紅月さん、アイツらと合流してくれ。」
「……一応言っておくけれど、人間かもしれないから殺したりしたらダメだからね。」
「銃で撃っといてそんなこと言うのかよ。いまさらだぜ。」
「緊急避難よ。私だって人に撃って当てるなんて初めてだから。」
「の割には、なんか手慣れて――」
「邪魔だっ!」

 まるで傷などないように、鬼が再び腕を振るう。
 その腕が今度は空を切り、血に濡れた透明人間の姿が風のように動く。鬼の顎にクロスカウンターを受けたように拳の跡が付くとともに、鬼の頭が揺れた。

「――人の話は最後まで聞きましょうって習わなかったのかァ~~クソ野郎。」

 そして連続で鬼の肉体から打撃音が響くと、拳の形の凹みを刻みつけられながら鬼が宙を舞った。
 それは少しばかりの八つ当たりだ。
 突然殺し合えと言われた。見知らぬ場所に放り出された。名前もろくに覚えてないような、十分ほどの付き合いしかない子供が殺された。
 一つ一つが、どれも億泰をイラッとさせるには充分だ。
 だからぶん殴る。その元凶を作った原因の一つが相手で、襲い掛かってくるならなおさらだ。

「俺の家族はどこだあッッ!」
「知るかボケッ!」

 立ち上がり襲い来る鬼を、自らの超能力、『スタンド』でぶん殴る。
 ここに来てから状況はわからない。なんかタイムワープがどうとかギロンパがウンヌンカンヌンとか、正直ちんぷんかんぷんだ。
 だからシンプルな答えが良かった。
 敵をぶん殴る、それだけだ。
 人一人死んだって初対面。クマが誰かを食ってるところに出くわしたのと変わらない。ただ少しばかりの憐憫と共に怒りを載せてぶん殴るのみ。

 いくらでも変わりがいるような死に方をした少年によって、虹村億泰はほんの少しの正義感と共に人食いの鬼へと相対した。


【0100前 都市部・デパート】

【村上@泣いちゃいそうだよ (泣いちゃいそうだよシリーズ)@講談社青い鳥文庫】
【目標】
●大目標
 よくわからないが死にたくない

【紅月美華子@怪盗レッド(7) 進級テストは、大ピンチ☆の巻(怪盗レッドシリーズ)@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 殺し合いを打破する
●中目標
 情報を集めて考察を進める
●小目標
 三人(村上・上田・北上)と合流する


【虹村億泰@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 映画ノベライズ みらい文庫版@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 殺し合いってなんだよ?
●小目標
 目の前のバケモン(蜘蛛の鬼(父))をぶっ潰す


【北上美晴@ギルティゲーム(ギルティゲームシリーズ)@小学館ジュニア文庫】
【目標】
●大目標
 今回のギルティゲームから脱出する


【上田次郎@劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル 角川つばさ文庫版@角川つばさ文庫】
【目標】
●大目標
 生存を最優先


【蜘蛛の鬼(父)@鬼滅の刃 ノベライズ~きょうだいの絆と鬼殺隊編~(鬼滅の刃シリーズ)@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 家族を守る
●小目標
 邪魔者を殺す



【脱落】

【小村克美@ブレイブ・ストーリー (1)幽霊ビル(ブレイブ・ストーリーシリーズ)@角川つばさ文庫】



【残り参加者 291/300】

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