虫喰い Mushikui

ギャァ―――ス!


原作登場部分:JC35巻
一人称:-
種族:ドブネズミ(日本生まれ・性別不明)
特殊能力:スタンド能力
スタンド:『ラット』

杜王町南の農業用水路付近を縄張りとするドブネズミ。音石明に矢で射られてスタンド使いとなる。
右耳が虫に喰われた葉のように欠けているため空条承太郎が「虫喰い」と名付けた。
ネズミ故に何百メートル先にいる人間の存在や人数がわかるなど、野生生物の能力を持っている。
さらに知能も恐ろしく高く、バックトラックや跳弾を使いこなしたり敵の罠を利用するなんてこともやってのける。
その知能と用心深さには承太郎もしたたかさプラス冷静な態度を感じる程であった。

スタンド使いとなった後はその能力で自分の縄張りにいる者をネズミ、人間問わず始末していたが、ある日音石の自白からその存在を知り、「狩り」にやってきた承太郎と東方仗助に遭遇する。
承太郎を奇襲して手を溶かすが、仲間(虫喰いでない)がやられたことを察知して田園地帯に逃走、追ってきた二人との戦闘の末、仗助の狙撃を受けて死亡した。

スタンド『ラット』


大砲型・中距離射撃型スタンド。メカっぽいデザインのスタンド像が反転して砲台となり、スタンド針を発射する。
撃たれた針は触れただけでスタンド毒のようなものが回るため、肉体のみならず金属やスタンドさえも溶かしてしまう。
針自体の破壊力はそれほどでもないが毒の威力は凄まじく、5~6発も刺されると人間一人がドロドロになってしまうほど。
針の連射(少なくとも十数発)も可能である。

虫喰いでないのものと(描写された限りでは)外見、能力共に全く同じスタンド。

破壊力 スピード 持続力 精密動作性 成長性 射程距離 能力射程
E(約30cm) 60m以上(針の射程距離)

+ ジョジョロワ3rdでの動向(ネタバレ注意)

ジョジョロワ3rdでの動向


初登場は第5話『欲望』。
そのタイトル通りというべきか、食う・寝る・子供を産むの欲望でもって東方良平を殺害。早くも食事にありついた。

続く第68話、迷い猫オーバーラン!では、仲間とともにブルート犬好きの子供織笠花恵ドルチを襲撃。
結果として駅に立っていたのは虫喰いだけ。だが勝利はとても完璧とは言えないものだった。
食う、寝る、子供を産む、から『喰う、練る、覚悟を決める』へ。一匹の鼠はより凶悪なスタンド使いへと成長しそうである。

第84話ではその行動範囲を『フロリダ州立病院』まで広げる。
見つけた獲物は2匹。ウィルソン・フィリップスマジェント・マジェント
彼らを見事一撃で仕留めた虫喰い。しかしその場にいた参加者はそれだけではなかった――

89話『Requiem per Mammone』で対峙した相手は川尻早人双葉千帆、そしてプロシュート
自分の本能でもって相手を殺す鼠の彼が、『漆黒の殺意を目に宿し』あるいは『殺すことを生業とする』そんな人間にかなうはずがなかった。

いうなれば『覚悟』が足りなかったのだろう。
覚悟を決める、その決意は重要だった。しかし、それを遥か以前に経験した相手には『覚悟の量』の差で及ばなかったのだ。

GAME OVER

参戦時期:単行本35巻、『バックトラック』で岩陰に身を隠した後
初期ランダム支給品:エリナがジョナサンに渡したブドウ@1部(第68話にて消費済)


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最終更新:2013年07月30日 23:40