クロス イサヤ
男性 22歳
穂群原学園の卒業生で現在は冬木警察署に勤める警官、長身だが美男子ではない、だが何故か周りに人が集まってくるそんな男
呑気でぼうっとしてるけど親切な奴(おまわりさん)として同僚や交番の近所の奥様方からは認識されている
だが、剣道に関してはかつて全国大会決勝まで進んだほどの腕前で剣道に限らず武道をやっている時は人が変わったように精悍になり、対戦者は鬼気迫る物を感じるという
その正体は退魔の一族の内、魔を感じ取る力が低いということで一族を追われた者たちの末裔
その出自からあちこちを転々とし、護身や技術継承を目的に親族からその技を受け継いでいたが、追われた身で追放した者達の作った技術を受け継ぐ事を無意味と感じ、それが原因で何にも興味の持てない無為な日々を送っていた
そんな彼に穂群原学園に入学した当初、剣道をやるようにアドバイスしたのが藤村大河であった(自身が顧問をやっている弓道ではなく剣道をやるようにアドバイスしたのは本人曰く才能を感じたからとのこと)
剣道部に入った途端、幼い頃から仕込まれていた技術と天性の才能が開花し、瞬く間に頭角を現した
それを切っ掛けに孤立していた威鞘は友人やまともな交友関係を得ることが出来た、その切っ掛けを作ってくれた大河には当時から深く感謝し、今も心から尊敬している。
冬木に一時的に滞在するため土地の管理者である遠坂家の後継人であった言峰綺礼に挨拶に行った際、よりにもよってクリスマスと大晦日のミサが重なるクソ忙しい年末だったため言峰が適当に返事をし、かつて遠坂家の所有だった土地に住むことを許可した。
言峰の大雑把で適当な処置のお陰で彼の家族は数十年に渡る放浪生活を終え、ようやく安住の土地を得ることが出来た。
その為、厄介な血筋である自分たちを自分の管理する土地に受け入れた遠坂家の現当主である遠坂凛を若くして大器を持つ大物、言峰を聖職者の鏡だと数年経っても未だに勘違いしている
一般人として平穏な生活を歩みたいと願っているが、その血筋によるものか、名も無き聖杯戦争に巻き込まれる
技能
【退魔の技術】
戦闘技術を始めとした退魔の一族に伝えられてきた技や戦術など
黒須の親族は長らく流浪の身であったため生計を立てるために暗殺業や傭兵をやっていた時期もあった
その為、近代格闘技や銃器など近代兵器の使用も取り込んだ独自の発展を遂げており、並の魔術師相手であれば直接戦闘で引けを取ることはないだろう
イサヤは安住の地に落ち着き、警官になった後も老い先短い年寄りの茶飲み話代わりだと思ってやるかと思い、親族の訓練に参加しているのでその腕は衰えていない
【逃走術】
厄介な血筋であったために逃げ足や危機から脱する術は心得ている
戦闘においては絶対に逃げ道がないと言う状況でもない限り、サーヴァントを連れていてもほぼ戦闘から離脱できる
ただし、所詮人間の技能によるものなので、追跡に関する能力や
スキルを持つサーヴァント相手にはあっさり追いつかれたり逃げ道を絶たれたりする
【未来視】
退魔の一族として先祖返りを起こした結果、黒須 威鞘が生まれつき持つ魔眼、数秒先の出来事を残像のように視る事が出来る
ただし任意発動は出来ず、長く見ようとすると神経にダメージを負う
この魔眼を持って生まれた為に黒須の親族はイサヤ自身がその身を身を守れるように退魔の技術を叩き込んだが、幼いイサヤがそれを理解することは出来なかった
最近ではそれなりに感謝はしているようだ
最終更新:2016年09月21日 22:42