ミーナ・“メイプル”・フィリップス

(Meena=Mapple Phillips)
「―――――彷徨海所属、ミーナ・フィリップス!魔術師ですっ!」
年齢:15歳 性別:女性 身長/体重:151cm/43kg
イメージカラー:パッションオレンジ 特技:視力検査、お菓子作り 趣味:ティータイム、お菓子作り
好きなもの:甘いもの(特にメープルシロップ!)、皆で一緒にテーブルを囲むこと 苦手なもの:辛いもの(特にワサビ…)、おしごと
天敵:黒咲恵梨佳
起源:『点在』
魔術系統:魔眼、水魔術 魔術属性:水
魔術回路:質:B 量:C 編成:異常 (魔眼の影響で瞳を中心として魔術回路が構築されている)

「こんな私でも……出来ることは必ずあるって信じてる。だから前を向くんだよ!だって、進まなきゃ何も出来ないもんね!」
    「   」のマスター。比較的小柄な15歳の少女。学生として過ごす傍ら、魔術協会所属の魔術師としても活動する。
英国出身。現在は彷徨海に属しているものの、組織の実態はミーナ本人にも知らされておらず、活動の殆どは本人独断のものである。
役職は「普見者」。後述する魔眼を用いて各地の“観測”を行うことを任務としていて、魔術協会……と言うよりも彷徨海が有する、観測者という抑止力。
彼女の魔眼が在ることにより、同じく魔術協会に属する組織へと牽制を掛け、大きなリスクも無く諜報活動を行う事を可能とした。…が、殆どの『眼』は潰されているかジャマーが掛けられている事と思われる。
魔術師としての腕前は平均的。魔眼を有するという点では優秀だが、その他の魔術は凡庸の域を出ない。ちなみに宿す属性は水。水上歩行程度ならば行使可能。
実家は中世より続く高名な魔術師家系。『天在の魔眼』と呼ばれる魔術刻印を代々受け継ぐ由緒ある家系で、その起源は神代にまで遡るのだという。
活動域は欧州全域。彷徨海の管轄である北欧での活動が多く、任務次第では時計塔やアトラス院に赴くことも。一方でアメリカやアジア圏での活動経験は皆無。海外に関する知識にも疎い。
聖杯戦争参加の経緯は至極単純、彷徨海からの指示があったため。「聖杯戦争なる儀式を彷徨海に成り変わって“観測”せよ」との任務を直々に携わり、巻き起こる戦火の中へと身を投じた。
経緯が経緯故に聖杯へ願う望みもなく、任務も「観測」であって「勝利」では無いために意欲は薄い。現状は召喚した   と共に、聖杯戦争自体の“観測者”としての役割を携わっている。
令呪は3画、極端に記号化された瞳の意匠が重なりあうようなデザイン。全体的なシルエットで見ればカエデの葉を描いているようにも見える。本人曰く、あまり可愛くないデザイン。
召喚にあたっては時計塔の文献を参考にし、触媒も無く一発勝負で詠唱開始。結果としてミーナは   「   」を召喚し、拙いながらも聖杯戦争の“観測”を担うこととなる。

「……戦わないよ。戦えないよ……だって、私の魔術は人を傷つけるためのものじゃない……ただ“視る”だけのものなんだから!」
前向きで明るい性格。壁にぶつかっても挫けずに、ひたすら前を見据えて突き進む。諦めを知らない猪突猛進系少女。
一度何かに没頭すると周りが見えなくなってしまい、やり遂げるまでは周囲の言葉も聞こえなくなってしまうほど。生真面目で素直、多感な時期らしい純粋無垢さ。結構人懐っこい。
名門魔術師家系の生まれであるが、とある理由から両親を幼くして無くしており、辛うじて魔術刻印――後述する『魔眼』――を受け継いではいるが知識や素養はからっきし。
魔術師としての在り方を何一つ知らず、また幼少期を過ごした時計塔でも教えられずに育ったためか、そもそも魔術師が「競い争い奪い合うもの」であるということを知らない。
故に他マスターへと情や情けを掛けることが多く、魔術師としてのセオリーに真っ向から反する他、聖杯戦争に於いても「観測者」という役割を担っている為に魔術師然としたマスターからは疎まれがち。
勿論振りかかる火の粉は払う程度の常識はあるものの、必要以上の戦いは好まず、また余程の事がない限りはミーナ側から勝負を挑む事は無い。
ミドルネームである“メイプル”はこうした諸々の甘さを揶揄して周囲の魔術師がつけたアダ名。だったのだが、メイプルと呼ばれたミーナはその呼び方をいたく気に入り、改名までして自ら名乗り始めてしまった。
「オランダって何が美味しいのかなあ……ストロープワッフル?シロップが挟んであるの!?やったあ!」
時計塔指定の中等部制服に若葉色のパーカーを羽織った服装。髪色は頭頂部から赤→橙→橙よりの黄といったような紅葉色。
いつもハイテンションでにこにこ笑顔。どことなくげっ歯類。元気がなくなりかけた時は甘いモノを補充してパワー充填。名前の通り、メープルシロップが大好物。
英国生まれということもあって紅茶が好き。特に砂糖たっぷりのミルクティーをこよなく愛し、ティータイムにはシロップたっぷりのパンケーキとミルクティーを嗜み甘味に溺れる。
一方で辛いものは大嫌い。昔極東由来の「スシ」なる食べ物を口にしたところ、一瞬で顔を真っ赤に染め、口を抑えながら床へ転げ落ちたほど。その際、床には油汗によって水溜りができていたとか。
甘味及び辛味以外への味覚には無頓着。酸味や苦味、渋味も平気。梅干しや緑茶、ゴーヤなども顔色一つ変えずに食す。これらを鑑みるに、恐らくミーナは「刺激的」なものが苦手なのだろう。多分炭酸も苦手。
食べ物以外での好物は「色鮮やかなもの」。色々な花を咲かせる花々が特に好きで、オランダに到着した当日にキューケンホフ公園(チューリップで有名な公園)を訪れ観測を後回しにする程であった。
基本的に相手が誰であろうと構わず接するが、自分の体格を大きく上回る背の高い男性は苦手。マッチョはもっと苦手。また、声の大きな男性も苦手である。私筋肉ダルマきらい!(バァァァン
         スポット   コネクト
「―――――――『設置』、『接続』。私の『眼』からは逃れられないよ?」
『天在の魔眼(パノプテス)』
ミーナが宿す魔眼。翡翠色に輝く瞳。アルゴスの邪眼、幾星眼とも。起源は遥か神代、百の眼を持つとされた巨人『アルゴス』に由来する。
自身が指定したポイントに不可視の『眼』を設置する能力で、本人曰く「わりと便利な監視カメラ」。円滑な活用の為、脳内にUIを備えている……らしい。
視界の中心、焦点を合わせた箇所へと意識を収束させることで『眼』を造る。範囲に制限は無く、強いて言えば視線が届く範囲まで。
無制限に設置する事が可能だが、あまり多く設置し過ぎると混線する事がある模様。ミーナの性格上、脳内でのリネームもしていない。
設置された『眼』は無色透明。一般人では気付く余地もないが、多少魔術に精通したものであれば“一点に留まった魔力の塊”として映るだろう。
『眼』の維持には大気に満ちた大源(マナ)を直接用いている。但し設置時及び接続時にはミーナ本人の魔力を消費しなければならない。
接続時には「視界を上書きする形で」表示される。性質上本人の視界が塞がれてしまう為、普段は片目のみを繋ぐ事で対処している模様。
『眼』へと接続する際は瞳が輝き、淡い緑色の光を帯びる。これは大源たるマナとのパスが繋がっている事の現れで、接続不良時には真っ赤に染り上がる。
接続を維持出来るのは長くても10分程。超過した場合は接続した瞳に大きな負担が掛かる他、解除時に一時的な失明状態へと陥ってしまう。
設置及び接続は一工程で可能。瞬き一つで切り替えが出来るらしく、しきりに瞬きを繰り返している時は大体「目的の『眼』が見つからず切り替え続けている」状態。
現時点で設置している『眼』は100以上。本人にも詳細な数は分からないようで、実際はその倍以上はあるものと思われる(無意識の内に設置していたもの含む)。
設置には「座標」を基軸とする場合と「物体」を基軸とする場合の二種類が存在する。
前者であればその場の物体や生物に捕らわれず、空中のような環境であろうとも設置可能。座標は地球の魔力に依存するため、余程のことがない限りは永久不変。
後者は焦点を合わせた物体そのものに『眼』を置く。例えば車に『眼』を置いたなら、その後車が移動したとしても『眼』は車を追従し観測し続ける。対象に制限は無いが、不定形の物には設置不可能。
人間にも設置可能だが、魔術師を対象とする場合は気取られる可能性もあり、初級の対魔術でも弾かれてしまうために成功率は些か低め。注ぐ魔力を最低まで削ったならば察知されにくくはなるだろうが。
魔眼の知識に長けたもの、魔術の行使に長けた者であれば、設置された『眼』を乗っ取りミーナの視界を探る「逆探知」が可能。探知されるとめっちゃビビる。そして結構痛い。
なお、物質生物問わず対象が“破壊”された場合、設置していた『眼』も同じように削除されてしまう。
対象となる者の魔力を把握している場合のみ、対象の『視界』を直接映し出すことが可能。
『眼』を介してではなく、対象が見ている景色そのものを自身の視界へと接続する魔術。より高度な技術と精神力、忍耐力が求められるため、長く保っても30秒程が限界となる。
『眼』との接続時には目を開けている必要があるが、この視界干渉魔術のみ両目を閉じていなければ発動しない。発動後は世界からの修正力として猛烈な頭痛が襲いかかる。
この視界干渉はサーヴァントに対しても有効。自らのサーヴァントとは魔力関係上ノーリスクで接続可能である反面、他者のサーヴァントへの干渉は常人と比べ難易度が高いのだという。
干渉を受けた側には特に影響は生じない。が、時折ミーナ側の視界が混線することもあり、長く干渉すればする程に発覚のリスクは高まってしまう。
ちなみに神代より受け継がれるこの魔眼はギリシャ神話に起源を持つということで、ギリシャ神話を出典とするサーヴァントには一目で性能が看破される。
そしてもし魔眼の起源である『アルゴス』が召喚された場合は……ミーナの魔眼と『アルゴス』の魔眼が混濁し、互いに互いの魔眼へと干渉することが可能となる。

魔術師としては未熟なポジティブ女の子。主人公風なようで主人公にはなりきれない、そんな雰囲気。
元気っ子が目の前に死を突付けられて怯える描写いいよね!僕も大好きだ!魔術師の死闘を目の当たりにして怯えながら苦悩するのもいい!
日常パートでサーヴァントとのんびりお茶会したあとで夜には殺伐とした空気になるのも好きです……
あと黒咲さん勝手に天敵にしてしまってごめんね…多分黒咲さんが一番嫌いそうなセオリーに反する魔術師でごめんね…

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最終更新:2016年09月21日 22:45