【氏名】羽間 ユキ
【性別】女 【年齢】12歳 【出身】日本/聖杯戦争開催地の近隣
【身長】142cm 【体重】38kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】碧
【属性】 中立/善
【好きなもの】もっちもっちとした感触
【苦手なもの】喧噪 不快指数の高い夏 赤い色
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:D
【サーヴァント・クラス】
【真名】
■人物
白い肌に白い髪。何かの気まぐれで夏の陽光の下に放り出された一片の雪の欠片の様に
ふと目を離した次の瞬間には、周囲に溶けて消え去ってしまいそうな、儚げな雰囲気を漂わせる少女。
【一人称】わたし 【二人称】あなた 【三人称】あのひと
○性格
性格はお人好しでのんびりしているが、意志が強く頑固な一面もある。
目が見えず、周囲の人間に助けられて生きて来た為、自分が何かをしてあげられる事よりも
してもらった事の方が遥かに多いと感じながら生きている為、自分よりも誰かの為に行動する傾向が有る
○動機・サーヴァントへの態度
典型的な巻き込まれ型。何かのトラブルで極めて遅い下校途上、不意に自らの目が見える様になって居る事に気付き
狼狽えながら周囲を歩いていると、今まさに英霊を召喚しようとしている魔術師に遭遇したり。
○役どころ
途中退場・もしくは序盤に悪い魔術師によって退場
○台詞
「だからこの命は、あなたの為に」
「さぁ、先に行ってて」
○因縁キャラ
■来歴
贄一族の末裔。姓のハザマは狭間(人と神の境界に居る存在)を意味する。
既に大衆の血の中に呑み込まれ、薄れ、消え去った他の一族とは異なり
極めて珍しい『先祖帰り』を起こしており、結果としてかつての一族の特徴である
白い肌・白い髪・身体的な視力の欠損を持って生まれ落ちた。
■魔術・礼装
突然変異で生まれた天才的な魔術師に成り得る素質を持って子供。極めて特異な魔術回路を生まれながらにして保有している
ただし、魔術について何一つ学んでいない為、サーヴァントへの魔力供給を際限無く行える以上の利点は存在しない。
スキル
【遥けき神代の感覚器官】
固有結界内等、一部の特異な空間内でのみ、周囲を『視る』事が出来る。
このマスターが通常視力を発揮できないのは、人間の目を持って生まれなかったからに他ならない。
人が水中で呼吸する事が出来ない様に、生まれ持った目は、現在の神秘が薄い現代世界において視力を発揮する事が出来ない。
ただし通常とは異なる空間内では話が異なる。一度周囲の世界を認識する事が可能になった目は、単に映像を情報として処理するのみならず
未来視や過去視を含めあらゆる情報を視る事が出来る。
発動に際しては普段の青みがかった碧色の瞳から、淡く緑がかった『碧色』に変化する。
■解説
――生贄が捧げられる理由は、何時も同じ。全ては、世界の延命の為に。
遥か古の時代、神秘が色濃く残って居た頃
人間は、自然と神の従者であった。求められるままに神へと犠牲を供する事は日常的に行われていた。
それは崇拝からではなく、神を鎮める為の贄であったが、生贄の儀式は必ずしも何時も期待された平穏を齎す物ではなかった。
供された供物が神の望みを満たす事が出来なかった場合、大抵の場合は報いと言う形で神威が振るわれた。
その為、人間は共同体を守る為に神の望みを満たす事が出来る、生贄に捧げる為の生き物――特殊な一族を作り上げる事にした。
(具体的には神の花嫁として捧げられる場合等を考え、交配の末に人工的な半神の一族を作ろうとした)
目的の為に手段を選ばず夥しい数の貴種や奇形、異国の血等が混ぜ合わされ、選別され続けた。
そして歪んだ交配の末に生まれた一族は、一様に白い肌・白い髪・身体的機能の欠損を持ち、副産物として高い魔術的な素養を持ち合わせていた
こうして人間は神の欲望に応える為の家畜を開発したが、時代の変遷と供に贄の一族の役割は変化する。
神代の神秘が失われ、人が神にとって代わるにつれて、神の為の贄から、人の為の贄へ
(神の花嫁にふさわしい様な特別な存在を、欲しいままに惨たらしく殺せる事を示す事で自身の権力を誇示したり)
何世代にも渡って犠牲に供され続け、何時しか贄の一族は数を減らし、歴史の中に消えて行った。
天文学的な確率を超えて、遥か過去の時代の祖先の血を呼び起こした者を除いて。
最終更新:2016年09月21日 23:36