【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】
セイバー
【真名】クラウ・ソラス
【性別】無性※1
【身長・体重】---cm・--kg※1
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:D 魔力:A 幸運:C 宝具:A
※1 召喚時のもの。詳細なステータスは所有者に依存。
擬人化時には「女性」「163cm/52kg」となる。
【クラス別
スキル】
対魔力:B+
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
同ランクまでの[光]属性を吸収、自身の魔力へと変換可能。
騎乗:E
騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
召喚されるごとに変化。今回は最低ランクな為か馬にすらたまに振りほどかれる。
【固有スキル】
魔力放出(光):A++
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
「光の剣」とも称されるクラウ・ソラスが誇る光の権能。放つ光はあらゆる闇を照らし出し、蔓延る魔性を駆逐する。
抜き身の状態では常に光熱の帯が追従するが、常時発動となるため貯蔵魔力がゴリゴリと削られていく。
巨人殺し:B-
自分の体格を上回る巨躯、また混沌や悪の属性を宿す者に対しての破魔特効。
神殺しの剣と同一視される場合も多く、神性を持つ相手に対しても若干のダメージ補正を獲得する。
必勝決心:EX
不敗の逸話、勝利への誓い。それはもはや宿命付けられた「呪い」の領域。
概念や因果の操作等ではなく、所有者の「絶対に諦めない/諦められない」心が必勝を成し得るのである。
所有者となった者によりその精神性は大きく左右する。また、一度でも屈した時点で効果は完全に失われてしまう。
【宝具】
『瞬光は遍く三世を越えて(ウル・ハガラズ・アガートラム)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:800人
輝ける光の熱波。繰り出される一撃は文字通りに『光速』であり、門前の物は別け隔てなく無尽へと帰す。
クラウ・ソラスの直線状に指向性を持つ熱波が放たれ、伴って扇状に鮮烈な閃光が照射。広範囲の敵に対して効果を発揮。
しかし破壊力を備えるのは直接放たれた熱波のみであるため、周囲の敵に対しては影が焼け付くほどに眩い光が襲い来る。
聖剣の様に「月光」や「星光」、「日光」を媒介とするのではなく、純粋に「光」という概念自体を以って放つ非質量型熱戦兵器。
熱線は周囲の遍く光を吸収し放たれる。その為、発動の間際には一瞬視界が暗転したかのような感覚に見舞われるだろう。
桁外れの威力である故にその反動、消費魔力も相当のもの。例え潤沢な魔力を有する一流魔術師であっても三発が限度となる。
というより、それ以上は所有者自身の肉体が保たない。これ程の熱線を間近で支え受け止めるのだから、余程の猛者でない限りは当然か。
発動後は急激な魔力消費と腕の消耗に見舞われるため連発は不可能。クールタイムは長く見積もって5日程。
「鞘より抜き払う度、その閃光は三度世界を巡った」とも語られる程に神格化された逸話の具現。
形を持たず、時代や伝承により都度その姿や性能を変えるクラウ・ソラスは、言ってしまえば「生きた宝具」のようなもの。
時が経ち、神話が脚色され語り継がれて行く度に、持ち主の居ない光の剣はよりその神性を高めて行くのである。
それは「一振りの剣」と言うよりは「一つの概念」。英雄譚を綴る中で好んで用いられた、当時の物語にあった様式美であると言える。
原典での所有者は輝ける銀の腕、ヌァザであるとされる。クラウ・ソラス本人もその逸話に則ってか、銘に『アガートラム』と刻みつけている模様。
『或る英心に宿る光剣(ソウェル・テイワズ・アガートラム)』
ランク:B+ 種別:英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
多くの神話、英雄譚で扱われて行く中で得た知識の積み重ね、また自身を扱う技能。
所有者に英雄足り得る知識と技術、また培ってきた経験を上書きし、適合率が高ければ高いほどに人格すらも書き換えてしまう。
戦っていく中で相手の「弱点」を看破し、時には真名すらも見抜く光の眼。卓越した戦闘能力と洞察能力を授ける。
幾度となく伝承を渡り歩いた経験に裏付けされた英雄としての矜持、悪へ抗う者としての勇気。この剣を手にした者は誰であろうと『英雄』となる。
クラウ・ソラス。輝く剣、光の剣と称される一つの形式。噛み砕いて言うのであれば、それは原初の「主人公補正」。
故にこその“英雄”宝具。名も無き者が剣を執る時――――――此れより新たな『神話』が幕を開けるのである。
【Weapon】
『語り継がれし英煌の剣(クレイヴ・ソリッシュ)』
眩い光を放つ一振りの剣。刀身は光の帯により構築され、実体を持つのは柄と鍔部分のみとなる。
全体的なシルエットは召喚者が抱く「伝説的な剣のイメージ」に基づく。基本的には両刃の、オーソドックスなロングブレード。
勿論刀のイメージが強ければ片刃の日本刀然とした形状になるだろうし、イメージは包丁であればそのまま包丁めいた姿で具現化。
但し異なるのは見た目、そして外見に伴うリーチの差異のみであり、性能的な違いは無く上述の宝具だって問題なく使用可能。
また召喚後もある程度は形状を変化させることが出来、状況に応じてリーチを変化させるといった手法も容易い。
なお後述する『遮光の隠鞘』を装着していなければ光が常時溢れ出す為、とてつもなく魔力の消耗が激しい。要注意。
『遮光の隠鞘(ダン・スカー・ヴェール)』
溢れ出す光を包む影の幕。道具としての鞘と言うよりは概念的な意味合いが強く、鞘が存在しないような刃の形状でも無問題。
ケルト神話に伝えられる『影の国』より切り取った影。この影に包まれている限り、『語り継がれし英煌の剣』の光が漏れ出す事は無い。
鞘を装着した状態であっても戦闘は可能。闇に溶けるような漆黒の幕で刀身を包み、その全体像を不可視とする効果も備える。
同じく概念的な鞘であるアーサー王の『風王結界』と比べると隠蔽性の面で劣る。借り物なので攻撃に転用することも出来ない。
但し遮光率を段階的に解除していくことで光の出力を抑えて熱線を放つ事も出来たり、汎用性の面では此方が上回るか。
【解説】
ケルト神話を初めとして多くの神話・民話・伝承・英雄譚にその名を見せる光の剣。
明確な所有者は存在せず、その剣の名前のみが―――或いは剣自体が持つ英雄性が語り継がれ英霊となったモノ。
故に召喚したとしても、現界するのは『光の剣』そのものだけ。召喚魔法陣の中央に堂々と突き刺さり、手に取れと言わんばかりに光り輝く。
つまりこの宝具は「召喚者自体」を英雄化させるという特異な英霊。尤も、光の剣自体も人格や知能を有しているのだが。
召喚者を所有者とした後は、所有者との適合率に依って対応が左右される。英霊に相応しい物であれば知識のみを与えるが、そうでなければ人格まで強制上書き。
光の剣に見初められて以降も「啓示」と言う形で度々脳裏に言葉が投げかけられる。一応会話や意思疎通を図ることも可能。
前者の場合でも、宝具の使用時や戦闘が佳境に差し掛かり高揚している時などは光の剣の人格が表に出てきてしまうことも。
所有者となった際の変化は殆ど内面的なもので、外見的な変化はあまり無い。が、サーヴァントとしての身体能力向上や霊体化などは行われる。
例外があるとすれば、光の剣があまりにも所有者―――英雄に相応しくない外見だと判断した場合のみ。その場合は身体までも光の剣に由来するものへと移り変わってしまう。
騎士然とした威厳を携える勇敢な性格であり英雄に相応しき勇気と意志をも兼ね備える。光の剣自体の属性は「秩序・善」。
上述したような例外の他、多くの英霊を束ね指揮するようなマスターの元へ召喚された場合には「光の剣」としての姿と共に現界。
波打つ白金の長髪が輝かしい軽鎧姿の少女。まだ幼さの残る顔立ちでありながら凛とした、確固たる決意に満ち溢れた表情を携えている。
体付きは特筆すべき点のない、ごく一般的な10代後半といったような少女の姿。筋力:Aという値でありながらそれほど筋肉は目立たない。
これは彼女が「光の剣」であると同時に、英雄譚には欠かせないもう一つの要素……つまり「ヒロイン」としての姿を兼ね備えている事が原因。
また通常の聖杯戦争であっても、何らかの理由で召喚者が戦えないという事であればこの姿を具現化させ戦いに赴く。
お前が英雄になるんだよ!という武器自体が英雄なサーヴァント。
召喚者がそのまま戦ってもよし、TSして女騎士として戦うもよし、女騎士を侍らせてオーソドックスに戦うもよしなバイプレイヤー。
擬人化状態は基本くっころ女騎士。お互いの意志が噛み合って宝具を放つ時にお互いの姿が掛け合った姿になったりするのもロマンがあっていいと思います。
青王のエクスカリバーと比べると範囲は上だけど出力は下。真っ向から撃ち合ったら普通に負ける。
実は「光の剣」の人格は前の所有者の魂に依存する。なので場合によっては気弱な少女だったりスケベなおっさんだったりする可能性も。
最終更新:2016年10月01日 22:04