【氏名】ハティ=ウル・ガングレット
【性別】女性 【年齢】18歳 【出身】西欧
【身長】159cm 【体重】44kg(人間形態字)
【肌色】色白 【髪色】白と黒のツートン 【瞳色】黄金
【属性】中立・中庸
【好きなもの】日常、満月の夜、小動物、卵のせ牛丼
【苦手なもの】非日常、真っ昼間、裏のある人物、コーヒー
【イメージカラー】漆黒
【令呪】右手 噛み砕かれた三日月と牙
【魔術属性】火
【魔術系統】
【魔術回路】質:C 量:A 編成:異常(神代の領域)
【起源】『放浪』
【サーヴァント・クラス】
【真名】
■人物
研ぎ澄まされた野獣の如き眼光を備える女性。
厳かな外套に身を包み、身に付けられた牛革の手袋は炎天に在って尚一切の光を寄せ付けない。
夜の帳を切り接ぎ纏ったような漆黒の風貌。唯一色を孕んだ黄金の瞳は、宛ら夜空に浮かぶ満月のよう。
一切の隙も無く、他者を寄せ付けぬ威圧感を孕み佇む。その正体は―――混血の魔獣、人を惑わす漆黒の“人狼”。
所属は魔術協会。特定の派閥には属さず、三大派閥からの命令に従い動く“三重猟犬(トライアングラー)”。
本人の思想が極めて中立的なのもあり、命令には忠実なものの融通が効かない。その意固地さは時に機械にも例えられる。
濡鴉色の長髪に凛とした顔立ち。プロポーションも良く、出で立ちだけで見れば見麗しい女性として映ることだろう。
尤も、その隠し切れぬ“獣”の雰囲気と只ならぬ気配で損をしているのだが。そもそも本人にあまり女っ気がない。
脱ぐと凄い。比較的小柄かつ痩躯ながら、引き締まった筋肉と四肢は見る者を圧倒させる。胸囲的な意味でも圧倒させる。
【一人称】私 【二人称】お前、貴様、苗字呼び捨て 【三人称】お前ら、貴様ら
○性格
冷静沈着かつ厳格。武人を彷彿とさせる口調が裏付けるように、達観していながらも静かに燃える闘志を感じさせる性格。
公私を切り替えるタイプ。尤も、劇的に変化するわけではなく漂う“気配”の違いに過ぎないが。プライベートの時は少し穏やか。
凛々しく気丈夫な一面が目立ち、その内面も鍛え抜かれた鋼鉄のように盤石。例え相手が上位のモノであろうとも決して物怖じしない。
誰であろうとも別け隔てなく泰然とした物持ちで対応する。その根底にあるものは、自分以外のものに対して抱く敬意と尊重である。
一方、長い期間(といっても体感的には数週間だが)山に篭り修行を重ねていた影響なのか、やや世間知らずで時代遅れな面が見受けられる。
例えば「携帯電話」という道具の存在を知らなかったり「自動車」の変貌ぶりに驚いていたり。こういった影響か意外にも好奇心旺盛な子供らしい一面も。
大好物は牛丼。飢えながら人里に降りてまず口にしたのが某チェーン店の牛丼であり、卵が乗っけられたそのシンプルなる料理に胸を打たれたのだという。
信頼を置いたものに対してはよく懐く。元々が狼―――犬系の動物であるためか、やはり人の暖かさに飢えている、のだろうか。
苦手なものはチョコレートやコーヒー。またアルコールの類にも弱く、漂ってくる香りを嗅いだだけで酔っ払ってしまうレベル。泣き上戸。
仕事……即ち“殺し”に関しては非情。例え相手が同族であろうとも容赦はせず、徹底的に“仕事”と割り切って爪を振るう。
一応動物に属するので動物全般が好き。しかし漂う気配があまりにも濃いためか、大体の小動物は近寄っただけで逃げていってしまう。
○動機・サーヴァントへの態度
魔術協会に属する者としての業務。強いて言えば「聖杯自体の回収」が主な動機。
同時に個人的な興味もあり、聖杯という神秘に満ちた道具がそれほどのものであるのか確かめたい、という動機も。
一方で願う望みも無く戦い自体には興味が無い様子。持ちかけられれば応じるが、自ら進んで戦いに赴くほどでは無い。
但し与えられた任務の内の一つに「他の神秘の調査、確認」という項目が存在するため、様子見目的で動くことはあるか?といった所。
善にも悪にも、秩序にも混沌にも揺れぬ確立した思想の持ち主であるため、何処かの陣営へ肩入れすることは少ないと思われる。
また戦争中に巻き起こった「一般人への鏖殺」にも動じないだろう。彼女が抱く矜持の怒りに触れなければ―――だが。
サーヴァントに対しては別け隔てなく接する。英雄だろうが殺人鬼だろうが、神だろうが化物だろうが等しく扱う。
が、マスターとサーヴァントという関係性だけは明確にする為、王やそれに準ずる位の高い英霊であればやや亀裂が生じる程度。
尤もそれを咎められたとして動じるような性格でもないが。例え獲物を門前へ突き付けられようとも一切動じずに瞳を見据え返す事だろう。
魔力の質は平凡的な一方で貯蔵魔力が極めて多く、
バーサーカーの運用にも事欠かない。流石に暴れまくられると消耗してしまうが。
○役どころ
主人公陣営の元に現れて色々と手助けをするけど同盟は組まない、そんな掴みどころの無い役どころ。
敵になることは無いけど味方にもならない、でもなんかピンチの時には駆けつけたり身を挺して守ったりする感じ。
序盤に凛々しい姿を見せたあと日常パートとかで牛丼を貪ってたりするポンコツな姿が発覚したりするとよい。
ルート次第では主人公を庇って死んだり外伝的なので主人公張ってそう。イメージ的にはあれだ、バゼットさん!
サーヴァントが
キャスターで、かつ身体能力強化に長けてたりすればわりと本気で三騎士とも渡り合える戦闘力になりそう。
ただ劣化葛木先生になってしまいそう。完全初見殺しと言うほどではないから手練には流石に無謀。近代ならワンチャンというレベル。
○台詞
「ハティ=ウル・ガングレット。何、畏まる必要はない。気軽にハティと呼んでくれればいいさ」
「これが現代の魔術か……いや、これも時代の流れだ。今更ケチを付けるつもりはないのだが……ふむ、些か幼稚だな」
「ほう?私と戦いたいと?良くぞ言った。此の“黒狼”を前にしてのその心意気、感服致す」
「月が綺麗だ。ああ、本当に――――――身の毛が弥立つ程にな」
「我流牙月武道、上弦ノ型…………『月喰』。」
「ふ、ふふっ。いや何、気にする必要は無い。いやしかし数週間ぶりの牛丼……ふふふ、堪らんな、この味は」
■来歴
純血の人狼、生粋の原種が何色にも染まらぬ「金の人狼」であるならば、ハティは様々な血が入り交え淀んだ「黒の人狼」である。
故に神秘性、幻想性は薄く、位としては竜よりも下に位置。本人曰く「人狼の中の忌み子」、本来ならば人狼にも劣る種族。
人でも狼でも無いハティは周囲から疎まれ畏れられ続け、物心が付いてからも親の顔すら覚えていないほどに孤独な日々を過ごしていた。
そんなある日、山を彷徨っていた所に或る巨大な狼と遭遇。人語を解するその狼はハティを「弟子」とし、半ば強制的に彼女へあらゆる「知恵」を授ける。
常人であれば肉体は砕け精神も擦り切れていたであろう過酷な修行。それらを乗り越え成し得た根性から、狼はハティへ一つのルーンを残し立ち去って行く。
数週間ぶりの地上世界―――しかしハティが人里へ通りた時、外界では既に数百年という時が経過していたのであった。
■魔術・礼装
『月狼』
人狼たるハティが持つもう一つの姿。気高く雄々しい漆黒の体毛を備えた狼へと変貌する。
身体能力や感覚、反射神経なども狼のそれへと偏り、人語を発する事が出来なくなる代わりに卓越した隠密性を獲得。
正確には魔術とは異なる神秘。狼形態では“使い魔”として他マスターの目を欺くことが可能となるが、夜が明けるまで人間形態へは戻れない。
また狼となるには月が完全に出ている必要があり、月が満ちていない状態で無くてはならない。もし満月時に狼となってしまうと……理性がブッ飛ぶ。
ちなみにこの状態に限らず、ハティは魔獣である故に「現代兵器」が一切通用しない。剣やバットなどは勿論、銃火器などの類もほぼ無意味。
性質的にはサーヴァントとほぼ同様の状態であると言えよう。まあ、多少なりとも魔力を付与すれば普通に通じたりするのでそれほど脅威ではないが。
弱点は『銀の弾丸』。銀で覆われた弾に撃ち抜かれると激痛が迸り、数時間は身動きが取れなくなる程度の脅威を誇る。
『我流・牙月武道』
山篭り中、師匠である巨狼より授かった一子相伝の武術。両腕を狼の牙、顎へ見立て敵へと喰らいつく我流の拳道。
野生の本能により培われた“型”に定まった形はなく、常に流動的な体勢へと移り変わる。即ち此の武術に「同じ動き」は存在しない。
絶えず変わり続ける荒削りの拳筋。獣の本能に定められたルーチンが存在しないように、この拳法にもまた確立されたセオリーは存在しないのだ。
故にこの拳法を前にして「対策」を練ることは出来ない。正真正銘、真っ向から己の武術で向き合う外はないのである。
その日の月齢によって性質が変化し、それもまた拳法の不明瞭さに拍車をかけている。彼女が扱えるのは30存在する型の内半分のみ。
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20の質問 |
質問1.名前と年齢と性別を教えてください
「ハティ=ウル・ガングレット。女性、18歳……何?未成年に見えないだと?それは……まあ、種族の違いもあるのだろうな」
質問2.身長と体重を教えてください
「159cm、44kg……私に聞く分には構わんが、他の娘には止しておけよ?幼気な禁忌に触れたくなければ、な」
質問3.血液型と誕生日を教えてください
「……………………待て、私の血液型って何だ……?そもそも私は何時産まれたんだ……?」
質問4.好きな色 自分を象徴するような色はありますか
「漆黒――――醜いだろう?あらゆる色を望み焦がれた愚者の色だ。淀み、霞み、朽ちた色……だからこそ、私はこの色が好きだ」
質問5.特技はなんですか
「自分で言うのも何だが、私はわりと何でも出来るぞ?強いて言うなら…………嗅ぎ分け……ソムリエ……?牛丼ソムリエ!」
「うむ、中々良い響きだな。様々な牛丼チェーン店の味を見極めることなら得意だ。混ざってしまって困った時には私を呼ぶと良い」
質問6.好きなものはなんですか
「夜は好きだ、それに愛らしい動物たちもな。あとは、そうだな……牛丼。やはりこれは欠かせないな」
質問7.嫌いなものはなんですか
「自分を偽る者は嫌いだ。自分の真意を覆い隠す者も……私を前にして嘘偽りを語る事は許さん。この牙の前では常に真だけを語れ。いいな?」
質問8.天敵とかいますか
「天敵?いや、居ないが……ん、待て、一人―――否、一匹居るな……我が師匠、山の巨狼……あのお方にだけは、終ぞ傷を付けることは叶わなかった」
質問9.属性について教えてください
「何だそれは?美味しいのか?…………ふむ、成る程。気に掛けたこともないが、どうやら私の属性は「火」なようだ」
質問10.所属勢力はどこですか
「一応魔術協会に席を置いている。尤も、何処かの派閥に付いている訳でなければ勉学に励んでいる訳でもないのだがな」
質問11.令呪はどこにありますか どのような形ですか
「右手に現れていたな。三日月を噛み砕く牙の意匠―――成る程、魂の形に由来するとは良く言ったものだ」
質問12.貴方の外見について自由に話してください
「ふむ。黒髪の長髪に外套……他には特に語るべきことは無いが……狼形態?それこそ語ることは無い。普通の狼だよ」
質問13.ざっくりとあなたの性格を教えてください
「泰然とした性格―――と良く友人に言われるな。何、友人が居るのかだと?侮るなよ、私にだって同じ魔獣の友の一人や二人……」
質問14.どのように生まれて 今までどんなことがありましたか
「産まれは……覚えていないな。気が付けば私は周囲から腫れ物扱いされていた。人でも狼でもない、化け物の人狼だとな」
「それで私は里を出た……行く宛もなく山を彷徨い、死の淵に師匠に出会った。そうして今の私がある、ということさ」
質問15.聖杯戦争中はどのようなことをしますか 使う武器や魔術なども自由に話してください
「普段と変わらんさ……ああ、ただ“聖杯を奪取し持ち帰る”という任務がある以上は戦闘も避けられないか」
「そうなれば、まあ、この拳一つでやっていこう―――何?サーヴァントだと?そうか、サーヴァントに任せるという手もあるのか……いや、盲点だったな」
質問16.聖杯にかける望み あるいは聖杯戦争参加の経緯を教えてください
「魔術協会にそう言われたものでな……全く、奴らは私を都合の良い回収屋か何かと勘違いしているのではないか?」
質問17.親しい人間について自由に話してください 空欄でも構いません
「友人ならば数人居るが、親しい者か……過ごした期間で鑑みれば師匠なのだろうが、親しいかと言えば……ううむ……」
質問18.自分のサーヴァントをどう思いますか 空欄でも構いません
「」
質問19.自分にモチーフなどはありますか
「言うまでもなく“人狼”。ルー・ガルー、ウェアウルフだな。あとは山育ち的な型月エッセンスも少々……」
質問20.なにかこちらに質問はありますか
「良い一時だった、礼を言わせて貰おう……さて、少し腹が減ったな。時間が有るのであれば共に牛丼でもどうだ?奢るぞ?」
今回はありがとうございました
あなたの望みが叶うことを願います
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ケモおねーさん。イメージは山育ち&戦えるマスター。わりと年齢高めな印象で作っちゃったけどまだ18歳です……
最終更新:2016年10月01日 10:45