【氏名】メリッサ・ロドニー(Melissa Rodney)
【性別】女性 【年齢】13歳 【出身】イギリス
【身長】144cm 【体重】35kg
【肌色】色白 【髪色】淡い灰青 【瞳色】群青
【属性】中立・悪
【好きなもの】ペプシネックス、モスバーガー、インターネット
【苦手なもの】外、質素な料理、厳かな雰囲気
【イメージカラー】ネイビーブルー
【令呪】舌 名状し難い幾何学模様
【魔術属性】無
【魔術系統】演算処理、霊子変換、電脳侵入
【魔術回路】質:B 量:D 編成:正常
【起源】『侵食』
■人物
“ウィザード”と呼ばれる極稀な霊子変換魔術の使い手である少女。愛称は「虚像のメリー」
古き良き魔術を否定し新たな魔術の概念を提唱する変人。良くも悪くも魔術師らしからぬ思想を持つ。
元々は魔術協会に所属していたがその旧態然とした在り方に反発、後に破門。その後は各地の“ウィザード”達と共に革命を目論んでいた。
軽薄な佇まい。灰青のサイドテールに学生服を着崩したラフな服装。体付きは年相応だが出るとこは出てる。
常に人を小馬鹿にしたような薄ら笑みを浮かべていて、特に生粋の『魔術師』相手には皮肉たっぷりな受け答えをする。
頭は回る方。どちらかと言うと小賢しく狡猾なタイプ。普段はネットカフェでコーラ片手にネットサーフィン。
【一人称】あたし 【二人称】あんた、キミ、魔術師サマ 【三人称】あんたら、キミら、メイガス(魔術師をひとまとめに)
○性格
生意気盛りなクソガキ。大人だろうが魔術師だろうが容赦せずに皮肉をぶつけるマセガキ。
どストレートな毒舌は好まず、ウェットに富んだ含蓄のある変化球的毒舌で心を削る。腹黒さを一切隠そうとはしない。
特に魔術師に対しては顕著であり、事あるごとにその古びた考えに愚痴を零しては嘲り笑う。魔術使いにはノーコメント。
ネットサーフィンで培っているのか知識は豊富。尤も、大体は浅く広くなのでディープな事までは知らなかったりする。
現実主義者で利己主義者。故に他人に手を貸すことはほぼ無く、常に「自分ありき」で行動するタイプ。
利益次第では裏切りや謀反、売り渡しも平然と行い、それらの行為に対して何の躊躇いも抱かない。
時には幼気な年相応の子供を装って他者を欺くこともある――――正真正銘、救いようのないクソメスガキである。
○動機・サーヴァントへの態度
願いは明白。「既に構築され一般化した魔術師という固定観念、存在概念全てを覆し、新たな魔術師の在り方を定着させる」事。
噛み砕いて言うと「魔術師なんてクソだ!私がルールになって新しい常識を作る!」。彼女の言う新たな魔術師とは、霊子を根底とした“ウィザード”である。
魔術協会で魔術師の在り方を、文字通りに嫌というほど目に焼き付けてきたためか、一般的な魔術師へは「メイガス」と呼び嘲笑の目を向ける。
こうした思想から、他陣営へ手を貸すことはほぼ無い。同盟対象が魔術師の在り方を知らない魔術使いか、同じくウィザードであるなら別だが。
また願いのためならば人を欺き騙す事も厭わぬため、初めから「裏切る」つもりで他のマスターへと近付くことはあるだろう。
○役どころ
いやなやつ!すっげぇいやなやつ!ヘイトを集める才能なら誰にも負けないぞ!すごいぞ!
まあ大体魔術師をメチャクチャにバカにして主人公、主人公のヒロインポジションと敵対する明確なヒールポジションですね。
イメージ的にはロリなワカメ。徹底的にヒールに徹して中盤退場するのもいいし主人公に情が移って敵から庇った後退場するのもいいと思う。
街中のモニターとか主人公のスマホとかに勝手に侵入したりも出来たりする。なので露出度が高いのは電脳世界でのアバターの方かも?
昼間はアバターで夜の間は生身とサーヴァントが出てくるとかでも面白そうかも……そうなると生身が多くなるのかな……?
個人的にクソガキが暴力にビビって媚びへつらって引きつった笑顔を浮かべるのが好きなので痛い目に遭わせたい時は思う存分おねがいします。
○台詞
「ハロー、古臭いメイガスたち。私はメリー……メリッサ・ロドニー。あんたらメイガスの先を行く、正真正銘の“ウィザード”だ」
「やっほーオニーサン、私メリー。今あんたの後ろに居るの」
「だからさあ……古いんだって。この儀式も、その考えも。そろそろ考え直そうよ?もう2016年だよ?古いって、魔術なんて」
「頂戴―――いや、寄越せ、それ。あんたらメイガスのカビた願いに使われるくらいなら、この私がれっきとした願いで消費してあげる」
「キミ、魔術師らしくないね。面白い人……んー?というか、そもそも未熟なの?ま、どうでもいいか」
「願い?そんなの決まってるじゃん―――――――革命。今のメイガスどもの在り方を覆す。それだけだよ」
「っ………ね、ねぇ、と…取引しない?あ、私は聖杯を取る、そしてキミにあげる……だ、だからさ、この場は見逃してよ……ね?ね?」
■来歴
歴史の浅い一介の魔術師の家系に誕生。拙いながらも魔術師の教えを学び、魔術協会は『時計塔』に通うまでに成長。
当時のメリーは魔術に憧れるごく一般的な魔術師見習いであり、才能には恵まれなかったものの熱心かつ勤勉な生徒として評価されていた。
が、ある日、友人と魔術師の在り方で口論となり、自らの出生の浅さと教えられた魔術師としての在り方を否定され激怒。周囲の静止も他所に時計塔を飛び出す。
彼らを見返す目的で当時はまだ注目されていなかった魔術系統『霊子変換』を独学で学び、メイガスではなくウィザードとして見返すことを決意する。
数年後、ウィザードとして一人前になったメリーの元に“聖杯戦争”なる儀式の噂が届き、時計塔の者たちを見返すため……そして新たな“革命”の為にオランダへと向かう。
■魔術・礼装
『霊子変換』
既存の魔術理論を応用した新たなる構築技術。魔術が神代より続く“古来の知恵”ならば、此方は“現代の知恵”。
往来の魔術とは異なり現実世界には影響を及ぼさない。彼女は自身の魔力を“霊子”へと変換し、もう一つの世界へ自身を構築し直す。
電脳世界――ネットが普及した現代に於いては「第三の世界」とも呼べる領域。開拓されていながらも未だ未知数である虚構空間。
0と1だけが支配する量子の海へ“魂”を溶け込ませるという奇特な魔術であり、神秘を大前提とする魔術世界ではご法度とも言うべき魔術。
しかしメリーは「旧態然とした価値観を覆す」為にこの霊子変換魔術を学び、“この世界”では数少ない霊子ハッカー、ウィザードとしての素養を得た。
ウィザードとしての腕は上々。電脳空間で自由に動き回り、アバターをある程度気軽に変更できる程度には霊子の扱いに慣れている。
電波に乗ってありとあらゆる電子機器や情報空間を行き来することも出来、その姿はまさに「電子の妖精」と呼べる身軽さであろう。
但し仕様上、この魔術の発動中は端末から離れる事が出来ない。と言うより魂そのものをインプットする為、現実世界では仮死状態に陥ってしまう。
この状態で本体……現実世界のメリーが死亡した場合、電脳世界に取り残された魂もまた焼き切れ『網霊』として刻みつけられてしまうのだという。
ちなみにサーヴァントも一緒に霊子化させることが可能。流石に一人の時と比べれば相当な負担がかかってしまうが。
『簡易術式・基点構築』
コードキャスト・ブックマーク。彼女が電脳空間で登録した『基点(ポイント)』へ一瞬で移動することが出来るプログラム。
現実世界では魔法もかくやというレベルの「空間転移」の魔術であり、魂だけが霊子化している電脳空間だからこそ可能となるコードキャストである。
尤も、この世界でのウィザードは数少ない為に瞬間移動が活きる機会はあまりない。もっぱらネットサーフィン時に活用する程度。
最終更新:2016年10月02日 22:23